二週間ほど前のお話でしたが、
記憶をたどりながら
本日のメルマガとして
文章をしたためたいと思います。

神奈川県のとある事業主であるYさん。
30代男性。

二年ほど前に
ワタシのセミナーをご聴講頂いてから、
折に触れ連絡を取り合い、
親しくお付き合い下さっています。

あえて、今後はY君と書きます。

Y君は、若いながらも
この度新規事業を開始し、
猫の手も借りたいほどの忙しさ。

自身の故郷に対する地域愛も強く、
事業以外にもNPO活動など
積極的に展開されています。

Y君は最近お母様を亡くされ、
ようやく喪が明けたところ。

ワタシに電話くださったのは、

「喪が明けたから今後は
本格的に事業に集中して・・・」

というタイミングであったはずなんです。

そんなY君から、この度の電話。

「たちばなさん、
ワタシの相談じゃないんですが、
ウチの部下の相談に
乗ってやってくれませんか?
ワタシが小川町まで連れていきますんで。」

という内容。

「いいよぉ・・・つれておいで。
小川町で待ってるよ。」

そんなワケで、
Y君が連れてきたのが
Y君の会社で働くS君。

同じく30代の男性。
既婚で幼い子供が一人。

Y君は、90歳を超えた祖母が
身を寄せている大叔母の家で
大叔母も含めて面倒を見ながら、
自身も近くの賃借アパートに住み、
奥さんやお子さんと暮らしています。

S君は母親はかねてより折り合いが悪く、
関係は粗悪でここ何年も
コミュニケーションを取っていません。

祖母がこの度体調を崩し、
現在は空き家になっている
自宅の一部税金の納付が困難になり、
ある日その催告書が
自分に廻ってきて大きく狼狽。

現在50万円ほどの滞納状態。

来年の春までに完納しないと、
その自宅を差し押さえられると脅され、
S君と祖母とで協議の上で、
その空き家を取り壊し、
アパートを作って
家賃収入を稼ぎながら
次の展開を考えようという結論に至り、
動こうとしたところ、
上司であるY君に・・・・・

「一度たちばなさんのところで
相談してみよう。
なんか妙案があるかもしれない。」

と促され、
当社にお越しになった、という経緯です。

アパートの建築費用は、数千万円。
融資を受けた後の返済は
元利返済で概ね40万円。

アパートが満室になった状態での、
家賃収入は概ね40万円。

先祖から代々伝わった土地で、
どうにか子孫に引き継いでいきたい、
というのが祖母の願望。

祖母の気持ちを汲み、
S君の出した結果が、
「アパート経営」でした。

先行きの不安が
日を追うごとに増幅され、
Y君の会社での仕事もどこか上の空。

それを感じ取ったのが、
上司であるY君。

ワタシはこれはY君の
ファインプレーであると思いました。

「S君、あのね・・・
そもそも税金滞納していたら
融資受けられませんよ。

仮に出来たとして、
来年の春までに50万円の税金を
納めるのが困難な状況の
経済状態なのであれば、
おそらく資金調達が上手くいっても、
満室になるまでに
時間はかかるだろうから、
それまでに運転資金は枯渇します。

更に、ローン返済額と
満室時の家賃収入がほぼ同額を
想定しているようですけど、
満室にならなかったらどうするんですか?

お勤めをされつつ、こういう
”ツッコミどころ満載”の話を
持ってくるあなたが、
満室経営のノウハウを事前に学び、
保持されているとは思えません。

それと、固定資産税の財源は?

更に・・・・申し上げにくいけど、
おばあちゃんだって90代。

失礼ながら、この先せいぜい
数年のお命と推察しますが、
もしおばあちゃんに
万が一の事があった時に、
現状の関係が粗悪だとはいえ、
お母さんにも
相続の権利がありますから、
そこで相続で揉めるのは確実ですね。

どうやっても、
そのアパート経営が上手く展開する
絵図は描けません。

現状の生活の中で、
あなたとあなたの家族はアパート住まい。

お母さんは別の暮らし。

おばあちゃんは、
おばあちゃんの妹さんと二人暮らし。

じゃあ現在空き家になっている
本宅は・・・・
要らないじゃないですか!」

って、ワタシから言いましたら、
返す刀でS君は言いました。

「先祖から受け継いでいる
土地なんです。
先祖や祖母に申し訳なくって・・・」

「S君のその気持ちは
解らなくもない。

ワタシもかつて新潟で
資産家の元ボンボンでしたから。

先祖から受け継いだ土地を
手放すことにいささか抵抗が
あったことは否定しません。

ただね、じゃぁその土地を
持ち続けていたら、
先祖が満足するとして、
あなたやあなたの家族は
幸せなんですか?

先祖の気持ちを尊重するために、
自分の家族が不憫な
経済状況であり続ける・・・・
これを本当にご先祖様や
おばあちゃんが望むんでしょうか?

家を残そうとすれば、
その為にあなたはいくつも
ハードルを超えなければいけないです。

1.資金調達の為に来年春までに
50万円の税金を完納

2.運転資金がほとんど無い状態で、
返済額ギリギリの家賃収入を
想定した不動産購入の融資交渉

3.完成後、即座に満室入居のノルマ

4.おばあちゃん亡き後の母親との
相続交渉の100%勝利

5.五年後、十年後の修繕費ゼロ

6.アパート経営中の固定資産税の財源の確保

7.これらで出費する分に追加して
妻・子供を養う収入の確保

これがあなたがその土地を残し、
アパート経営をした場合の
超えるべきハードルです。

出来ます?あなたに。
ワタシだったらできません。

ワタシはワタシに
出来そうもないことに対して、
「あんたは頑張れ!」
なんて言えるほど
無責任な人間ではありません。

ワタシが責任を持って
S君に出来るアドバイスは・・・・
必要のない、使用していない
不動産なんか手放してしまいなさい!です。

不動産を手放す、と決めた時、
先に申し上げた7つのハードルは
すべて無くなります・

1.50万円の税金は
市役所にきちんと出かけて、
「不動産が売れたらきちんと納付します」
と話す。

2.融資交渉の必要なし

3.ノルマなし

4.相続するものが無くなるので
母親との交渉なし

5.何もないから修繕なし

6.固定資産が無いから固定資産税無し

7.Y君会社で仕事に集中して
妻・子供を養う収入の確保

不動産を手放す事で、
あなたが超えるべきハードルの7つのうち、
7.以外はすべて無くなりました。

更に、時を経て、
不動産が売れた場合のお金は、
滞納してしまった
税金を納めてしまった後は、
おばあちゃんとS君の手元に残りますね。

それを資金に他の事を模索したり、
また堅実に生活費に充当したほうが、
良いのではないかと思いますし、
ご先祖だってそれであなた方が、
ニコニコ暮らしていたら、
お天道様からほほえましく
見守ってくれるのではないでしょうか?

繰り返しますが、
あなたが先祖やおばあちゃんを敬い、
生家を維持したいと思う気持ちは
理解できます。

しかしながら、
その為のノウハウは
ワタシにはありません。

また、先祖を思うばかり、
あなたやあなたの奥様やお子さんが
資金的に苦労しても良いのですか?

また、その状況が更に
今後深まっていく事が想定される中で、
あなたが敬うご先祖が
その状況を本当に望んでいると思いますか?

せっかく、神奈川の海沿いから
神田小川町まで来てくださったので、
シッカリとワタシも申し上げます。

”使わない不動産を手放しなさい!”

S君の目先にある、
目に見えない呪縛に捕らわれて、
本来の人生設計が出来なくなっています。

先祖から伝わる土地に
先祖の霊がやどるなんて
妄想にすぎません。

もし本当にやどっているのだとしたら、
あなたの人生の不幸せを望むはずはありません。

比較対象にはならないでしょうが、
現在の皇后陛下だって、
正田家の大切なご実家を
手放されているのですよ。

ワタシも先祖から伝わる土地を
手放しました。

一時、センチメンタリズムの
ようなものはありましたが、
無邪気に笑う
子供たちの顔を見ていたら、
そんな思いは数日のウチに
消えてしまいました。

また・・・・・
S君が今後の人生において、
大きく飛躍されて大きな収入を
勝ち取った時に、
その土地を買い戻す事だって
出来るかもしれないでしょう??

その為に・・・・
その素地を作るために、
今は一時身を軽くされるべきです。

ワタシから出来るアドバイスは
そんなところですよ。

Y君、これでいいかな??(笑)」

Y君から・・・・

「そうですね。実家を手放す、
という手段は思いつきませんでした。

確かにこれを手放すことを覚悟すれば、
問題の大半は解決しますね。

大変参考になりました。」との事。

先祖やおばあちゃんを思いすぎて、
手放す事が想定できない・・・・・
客観的に見ると、

「んなアホな!」

って思うくらい、
思考能力って硬直化するんです。

資金的に追い込まれれば
追い込まれるほど。

S君の実直な人柄が伺えます。

S君のご実家に関する
あらゆる諸問題の諸悪の根源は、
その家の根幹である「土地」にあった、
という事です。

以前にも書きましたが、
多くの方が不動産を「所有」して、
「使用」します。

でも、ワタシは言います。
「所有」しなくても、
「使用」は出来る!って。

不動産を所有していなくても使用は出来る。

生命保険も契約者が自身じゃなくても、
保険金の給付は受けられる。

自動車も所有していなくても使用は出来る。

車検証を見れば所有者と
使用者の欄が分かれているんだから。

所有せず使用している状況は、
事業主や経営者にとって・・・・
「法的に最強!」の状態である事を
知って下さい。

ワタシは現在、最強の状態です。
母や妻や三人の娘を守るために。

ワタシは、最強の防御体制を取って、
今後も多重債務者として暮らし続け、
ご相談者の救済に取り組みます。

「オレが大丈夫なんだから、
あんただって大丈夫!」って言い続ける。

これ、強いよね。
自分の人生かけて実験してるんだからさ(笑)

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ありますのでご容赦下さい。

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ