長きにわたって当メルマガを
お読みくださっている方は
すでにご存じでしょうが、
ワタシは日頃より・・・・

「融資は、貸金業者が
事業主(債務者)に対して実行する
投資行為。

”投資の失敗責任は自己責任”は、
社会の常識だから、
融資という名の投資行為の失敗責任は
貸金業者側に過失がある。

断ろうと思えば断れる環境だったのに、
それを断らず利息を取る前提で融資した。

貸そうと決めたのは貸した側。
貸さないと決めるのも貸した側。

だから、借金返済が困難になった時に、
借りた側が責任をとる債務整理は
必要が無い。」

という事を毎度毎度唱えながら
セミナーを開催し、

・資金的困窮者が余計なことに資金を廻さないように。

・商売継続意欲が強い方の商売が続けられるように。

・返済や支払の優先順位がきちんと事業主の欲求に適うように。

・守りたい者を守れるように。

と思いながら、
”人助けとビジネスの両立”を目指し、
現在はその継続に励んでいるワケですが・・・。

一方で、”善意の債権者”の
フォローにも努めているつもりです。

ここで言う”善意の債権者”とは、
利息を取らず善意で
債務者に資金を貸している方。

連帯保証人なんかもその部類になります。

”融資は投資”という切り口から見れば、
善意の債権者は
利息を取らないのですから、
融資は投資という理屈は成立しません。

一方で、利息を取る事を前提に
カネを貸す事を想定している国内法は、
返済を停止する事に対して
取り締まる法律が無いのですから、
善意の債権者は、
債務者が返済を停止してしまえば、
それの回収行為は
厳しく法律で取り締まられ、
ただただ粘り強く回収の交渉を
重ねる以外に方法はありません。

不動産投資家さんの
グループの中でお話をさせて頂く
機会が多いワタシ。

セミナーを聴講頂いた後、
一部の不動産投資家さんの中には、
ワタシの話を苦々しく思う方も
いらっしゃいます。

大家として賃借人の
家賃の回収に苦労している方が
それですね。

強制的に家賃を回収する方法が
国内法上無いからです。

・自分の所有物件とはいえ、
賃借人の許可なく勝手に
追い出そうと乗り込めば住居不法侵入罪。

・自分の所有物件とはいえ、
ドアのカギを勝手に
付け替えれば器物損壊。

・警察に通報したって、
警察は民事不介入。

「たちばなさんって、
不動産投資家にとっては
味方でもありますが、
敵でもありますね。」

なんて言われたことも
複数回あります(笑)。

ワタシの仕事は”諸刃の剣”である、
という事ですよ。

でもだからこそ、
「親戚だから・・・」とか、
「親友だから・・・」とかで
連帯保証人になってしまった
善意の債権者の救済にも
神経を使う事は日常的に意識しています。

当事者をお助けしても、
善意の債権者に被害が及んでは、
救済とは言えませんからね。

先週、都内の紹介者を介して、
岐阜県内の事業主の方と
Skypeで面談しました。
Bさんです。50代男性。

飲食店を複数店舗営んでいる方。

まだローンの残っている住宅に
奥様とお子様を残し、
自分は家を出て社宅扱いにしていた
アパート住まい。

住宅ローンはリスケをしたうえで
支払っているとの事。

事業上の借入は2億円を超えていました。

毎月の元利返済は
リスケをしているとはいえ
100万円を超えていました。

数店舗の飲食店の運営で、
利益の中から毎月100万円以上の
返済原資を作ることは、
よほどの繁盛店でないと無理。

相当に精神的に
追い込まれている表情は、
Skype画面からでも容易に
把握できました。

奥様と知人の方が
借入金の連帯保証人に
なっているとの事で、
Bさんは京都の紹介者から
当方のHPを紹介され、
事前にワタシの情報をチェック
されていたようではありましたが、

「返済を止めて、
保証人に迷惑をかけたくない」

という思いが、
我々の提案を躊躇させている模様でした。

奥様と知人の方は、
現在のBさんの事業不振ぶりを
把握出来ていないようで、
Bさんが「ひた隠し」している、
といった表現が
当てはまる様子なのは、
Skypeで30分ほど話したところで
それも想像がつきました。

その後、当方が出来る
基本的の救済案と
それにまつわる法律情報を
約70分かけてお話しました。

Bさんだけを救済するとなれば、
新しい銀行口座を作り、
既存の銀行口座に
残高を残すのを止め、
その後は債権者の回収行為に
随時対応していけば、
時が解決するのは
間違いないのですが、
奥様や知人の資産を守りつつ・・・・・
となると、救済そのものは
出来るのですが、
ここで一つ問題が生じます。

それは、

”Bさんが善意の債権者に
対して行う情報開示”です。

Bさんは、事業の不振ぶりを
奥様や知人に対して開示していません。

ご自身のプライドもあるでしょうし、
迷惑をかけたくないし
トラブルになりたくない、
という思いもあるでしょう。

「たちばなさんの救済案や
情報は大変良く理解できましたし、
魅力的な話であることも理解できました。

そのうえで質問なんですが、
連帯保証人に迷惑をかけずに
たちばなさんの手法って使えませんか?」

と、Bさんはワタシに訊きます。

ワタシ、言いました。

「Bさん・・・・・
奥様や知人の方に
迷惑をかけないための手段として、
情報を開示してほしいって
ワタシは言っているんです。

奥様や知人の方と一緒にワタシと面談して下さい。

Skypeでワタシ含めて
4者面談すれば、
Bさんと奥様と知人の方の
ワタシに対する情報量が一致します。

みんなが我々の救済案を理解する事で、
みんながそれぞれに
債権者からの防御策を理解し、
一定の資金や資産を残しつつ、
Bさんの事業が継続出来るんです。

毎月100万円の返済を
実行しているBさんが、
事業再建の為に一時的に
返済を停止すれば、
それは現状において
毎月100万円の融資を
受けることと同じですから、
そこで事業を再建し、
保証人への返済に充てればよいのです。

これを事前に奥様や知人の方に
話さず実行したら、
そりゃその二人は
”何やってんだ!”
って激高するでしょう。

Bさんはワタシの話が
魅力的だと思っているでしょう?

だから奥様と知人の方にも
魅力的だと思っていただき、
”チーム戦”として
債権者と対峙する事で、
皆さんが後になって
にこやかに暮らせる環境が出来る、
という事です。

だから、今は一度Bさんが
ひた隠しにしている
現在の事業不振ぶりを
保証人のお二人に開示して下さい。

Bさんのプライドを優先するか、
保証人への迷惑の
軽減を優先するかは、
ワタシが決められる話ではなく、
Bさんがお決めになる話です。

Bさんには屈辱的な提案に
なるかもしれませんが、
それじゃあそれを受け入れなかったら
代替案があるのかどうか?
という風に考えなければいけないんです。

”ゴキブリホイホイ”
ってゴキブリが寄ってくるのが
嫌だから台所に置くでしょう?

でもあれって一度ゴキブリに
エサを与えてそこに集めるでしょう?
それから駆除にあたるんです。

”アリの巣ころり”もそうですね。

一度みんなを集めて
問題の解決策を
共有化しなきゃいけないんです。

【大きな問題の解決の為に、
小さな問題を発生させて、
大きな問題が発生しにくい環境を作る】

借金や資金繰りの問題も同じなんです。

幸い、法律的には
債務者がキッチリ守られています。

知識や対策を
きちんと共有化できれば
奥様も知人の方の被害も
軽減できます。

その為に、
一時のBさんの恥を
我慢して欲しいんです。」

それから数日・・・・・Bさんから電話。

「保証人の知人が
たちばなさんを怪しんでいる。

わたしがその知人から
質問を預かっているので
それに対して答えてほしいから
もう一度ワタシとSkype面談して欲しい。」と。

ワタシ、お断りしました。

「たぶん、お答えしても、
また次の質問が出てきたりして、
今後何度も何度もBさんと
話さなきゃいけないでしょう。

ワタシは善意でSkype面談に
応じていますので、
Skype面談で保証人のお二人が
同席されない限り、
ワタシは応じません。

意地悪で言っているんじゃありません。
意味が無いって言っているんです。

このままBさんの事業が
ジリ貧になって、
困るのはBさんであり、保証人。

結論だけを言えば、
ワタシは困らないんです。

ワタシは善意と
ビジネスの両方の観点から、
Bさんや保証人の救済を提案しています。

そういったスタンスにあり、
「困らない側」であるワタシの話を、
「困る側」の奥様や知人の方が
聴く用意や決心が
出来ていないのですから、
いくらBさんだけが乗り気であっても、
必ず後々にトラブルの素になります。

そしてそのクレームが
こちらの過失と取られてしまうのは確実です。

予測できるリスクは
事前に排除してからでないと
コンサルテーションは実行できません。

不信感を持っている人間に対して、
我々は説明をする用意があるんです。

でも先方がそれを望まず、
後になって横やりが入ってしまう事が
予想できる環境に、
我々はノコノコ首を突っ込みません。

ですから、次にBさんの
問題に対処する時は・・・・・
保証人である奥様や知人の方が
同席される時です。」

それから数日・・・・・
Bさんからは電話は来ません。

いずれ来るのか?

もう来ないのか?

失礼な言い方ながら、
こちらはどちらでも良いのです。

もしかしたら代替案を
模索しているのかもしれませんが、
法的債務整理を行えば、
その被害は真っ先に保証人に及びます。

手段としては完全に間違い。

リスケを既に実行していて
更なるリスケ交渉に費やす
時間や書き換え手数料を考えると、
このまま策を講じずに
事業継続すれば必ず資金に行き詰まる。

返済が滞れば、
いずれ債権者の手は
保証人に及びます。

これも手段としては完全に間違い。

我々を使い、返済を停止。

リスケしても負債は消えないが、
返済止めれば5年ないし
10年で負債は消える。

事前に保証人に適切な策を施し、
資金や一部資産を残してやることで
その被害を最小限に抑える我々。

手段としてはベストではないが、
ベターではある。

ベストな手段って言うのは・・・・・
Bさんの事業の売り上げが
飛躍的に伸び、
約定通りの返済が
出来る事なんだけどね。

これが出来ないから、
Bさんは見ず知らずの
たちばなはじめなる人物に問い合わせて、
その救済を受けるための面談したんだけどね。

情報を保証人に開示するのが嫌だ、
っているし、
保証人も被害を最小限に
抑えるための話す場を
拒否しているんだから、
こちらとしてはどうしようもない。

「あれもイヤ!これもイヤ!」では、
なんにも成果は生まれません。

子供が駄々をこねているのと同じ。

「得られるメリット・
得てしまうデメリット」
を冷静に選別し、
守りたい者の優先順位を
考える事が大事なんです。

今までの考え方の範疇で
我々の話を聴くと、
混乱する方がいる事は知っています。

でも、今までの考え方の範疇で
資金的困窮に陥ったんだから、
考え方を変えなきゃいけない。

客観的問題で考えれば
こんな事は当たり前。

主観的問題になると、
この思考回路がうまく機能しない。

これがまさに「視野狭窄」ですよ。

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※全件たちばなはじめが読みますが、
内容によっては返信をしないことも
ありますのでご容赦下さい。

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ