さて先日、静岡県内の
とある事業主を面会しました。
50代男性。Yさんです。

一年ほど前に、
静岡県内でワタシのセミナーを聴講され、
その後関係者を通じて
ワタシにアポイントを
求めてくださったんです。

Yさんは建設関係の
事業を営む常務さん。

社長さんは東京で
親会社の社長さんでもあり、
常務さんとは言え、
「実質的にワタシが
すべて取り仕切っている」
っておっしゃるんです。

数字は詳しく申し上げられませんが、
数億円の売り上げに
対してそれとほぼ同額の借入金。

売上の大半は行政からの
公共事業が占めていました。

東京の社長の信用力と
親会社としての威光もあり、
Yさんの会社は債務超過状態で
数期連続で赤字決算を
組んではいましたが、
銀行との関係は「粗悪ではない」との事。

銀行への印象を
汚したくないようで、
リスケ等はせず、
借りては返すを繰り返し、
毎月の元金と利息の返済は
300万円超えていました。

借りては返すを繰り返す中で、
先日も融資が実行され、
一時的に手元には
数千万円の運転資金が。

「今は資金的に問題は無いが、
今後の為に参考として意見を伺いたい。」

との事。

「これ・・・ヤバくないですか??」
ってワタシから言いました。

「Yさん、底に大きな穴が
開いたバケツに
ジャンジャン水入れている状態ですね。

今は水の量が多いから、
大丈夫って言っているけど、
底から水漏れて、
そう遠くない先に
水が無くなっちゃいますよ。

銀行が”もうムリ!”って言ったら、
水の蛇口が止まる。

底から水は洩れ続ける。
そうなった時どうするんですか?

親会社のもっと大きな水がめから
水を運ぶんですか?

親会社の水がめだって、
失礼ながらそんなに大きくないし、
底に穴が開いている。

公共事業に頼っている状況の中で、
今は仕事はあるようですが、
公共事業なんて日和見ですから、
いつまた仕事が
無くなるかもしれませんよ。

仕事があるうちに、
手を施しておいたほうが
良いと思いますけど。」

「じゃどうすればいいんですか?」とYさん。

その質問が出てきた時点で、
ワタシは・・・・

「Yさん、ワタシがセミナーで
どんな事を話したか、
全然記憶に残っていない。」
って思っちゃいました。

「バケツの底の穴をふさぐんです。

今のままではそう遠くない先で
銀行の融資は止まると思いますし、
止まらなかったとしても、
いずれ風向きは変わるでしょう。

Yさんは会社を
取り仕切っているとは言え、
子会社の常務さんだから、
その銀行の変化を
感じ取れる環境に無い。

今が大丈夫なだけで、
今後必ず融資は止まります。

借りては返すの繰り返しで、
数期連続赤字計上なんだから、
ここ数年で負債が
膨らんでいっている実感は
Yさん自身にもあるでしょう??

風向きが変わったら、
ガラリと銀行の態度は変わります。

付き合っている銀行も
現時点で実質的に
一行だけのようですし、
非常に危なっかしい状況であると思います。

融資が止まって、
資金が枯渇しかかってから、
対処法を考えるんじゃなくって、
資金があるうちから
対応策を練っておかないと
いけないんです。

現時点で毎月300万円以上の
元利返済がありますから、
この返済を停止するなどして
資金の確保に努めるべきと考えますよ。

今の売り上げが仮に
三年キープ出来たとしたら、
Yさんの会社では300万円×36か月ですから、
約1億円の資金を確保する事になります。

今、こうやって数十分話しているだけで、
ワタシはYさんの事業に対して
3年後の事業の見通しを立たせました。

Yさんは今の状況で見通し立たせていません。

”事業を再生し、再構築し、
見通しを立たせる”為の手段として
理に適っているのはどちらでしょうか?」

Yさんに話しましたが、
Yさんは途中から下を向き、
ワタシに言いました。

「今はまだ資金があるから、
そんなに追い込まれていないんです。

リスケとかして、
お茶を濁すのもありですよね。」と。

「ナシです。
リスケしたら借金終わりません。

あなたはあと10年ほどで
定年を迎え無罪放免だから良いでしょう。

あなたについてきた
従業員の職場の確保はどうするんですか?

”自分さえ良ければいい”ですか?
そんなの経営者として失格でしょう??

目をかけてくださっていた、
親会社の社長にだって
礼を失する事になるでしょう。

そんな自分本位のやり方って・・・・・
経営者に向いていない方が
する発想だと思いますけど。

あと10年ほどで隠居する
Yさんなんですから、
返済停止すれば5年。

長くても10年で
借金は終わるんですから、

ご自身の任期中に今ある負債を
一掃できますよ。我々の手法ならね。」

Yさんは喰い下がります。

「社長の許可を得ないと。」

「あなた、
”実質的に取り仕切っているのは自分だ”
っておっしゃったでしょう?

都合が悪くなると
サラリーマン根性が
出てくるんですね。

今日この場に常務のあなたが
一人来ている時点で、
ワタシはこうなるって
わかっていましたよ。

そして”まだ資金がある”って
言っている時点で、
今日はこの話は動かないって
ワタシは解っていましたよ。

そして、ワタシの話を
社長に伝達されることもない事も、
ワタシは解っています。」

失礼な話しながら、
ワタシも・・・・
「どうせ実を結ぶ話にはならない」
って思いましたので、
言いたいことだけ行って
次の場所に移動しようという
気になっていました。

今思えば少々失礼な
態度であったとは思います。

でも、ワタシは真剣に
話しているんですけど、
Yさんに真剣さや、
どうにかしようという思いが
欠落しているように
感じられたのも事実です。

・実務担当者であるYさんは薄給

・Yさんを会計面から支える奥様は薄給

・従業員さんは薄給

・東京でYさんに事業を
任せている社長も薄給

・銀行へは毎月300万円の返済と支払

これのどこが事業体なのか・・・・??

銀行の融資担当者が変わり、
支店長が変わり、
見せかけの好況が変わった時に・・・
Yさんに打つ手はあるのか??

一時的に残っている、
数千万円の運転資金が、
Yさんにとっての”麻酔”と化し、
現状の病巣や症状に気づかない状況です。

おそらくYさんは
しばらく動かないでしょう。

失礼な言い方ながら、
もう少し資金が枯渇するのを
待ちたいと思います。

今回、Yさんはワタシに
東京から現地までの交通費で
15000円と面談料の2000円を支払いました。

17000円の経費が、
ただただ無駄になってしまいました。

東京都内で、IT系の事業を営む
40代男性のSさんが
当社を訪ねてくださいました。

仲良くしている
金融コンサルのところに
資金調達の相談に行ったところ、
そのコンサルが・・・・

「たちばなはじめを紹介するから、
彼のところに行って
彼の話も聞いた方がいい。」

というアドバイスがあったそうで、
当社で定例開催している
セミナーを聴講され、
その後個別面談においでになりました。

近畿地方のとある街に住みながら、
事業体は東京、という二重生活で、
自宅と東京を行ったり来たり
している状況。

数千万円の事業規模に対して、
やはり負債も同規模。

かろうじて債務超過を免れている、
といった状況でした。

学生時代に起業されたようで、
ワタシとほぼ同世代でありながら、
創業社長として25期目を数えていました。

さすがに長きに渡って
社長業を務めているだけあって、
知識は豊富。

でも・・・・
その知識の豊富さが、
ワタシには”仇になる”と
感じさせました。

前段の静岡のYさんと同じ。

最近に銀行から融資を受けたんです。
一時的に資金が残っているんです。

いろいろと打ち合わせを重ね、
思案を重ねたんですが、
最終的には

「喫緊の問題とは思っていない。
今すぐ動くこと無ないと思う。」

というご回答。

どんな回答であっても
社長が責任を取るんだから、
ワタシはいかなる結論であっても
それを尊重しますが・・・

「じゃぁ。
なんでウチに相談に来たの?」

という疑問は残り続けました(笑)

ワタシが真剣に思うほど、
上記二件の先方は
真剣に思っていないようです。

目先の潤沢な資金に
ほだされている感じが致しました。

「資金繰り解決の最終手段!」

なんてフレコミで、
資金調達をサポートする
業者さんが多いですが、
赤字体質のまんまで、
借入起こすなんて・・・・・
これこそ道義的責任を
考えた事あるんですかね??(笑)

日銀が銀行に対してバンバン金出すから、
銀行が血眼になって
融資先を探している
今の状況は解るけど、
回収の見込みもないのに、
”金があるから”とか、
”自分の成績があがるから”なんて
背任行為まがいの融資をする銀行に
道義的責任は無いのかね??

一見、ワタシの仕事が
アウトローに見えるからといって、
こんなヤツらを許容し、
ワタシに対して浅知恵で
道義的責任なんか問えるのかね???

資金繰りって・・・・・
病気と同じなんですよ。

早く取り組めば早く楽になる。

症状が軽いうちに措置を講じれば、
処方も軽くなる。
当たり前の事なんです。

「あなたは、
ステージ1の初期のガンです。

今なら内視鏡で患部を切除すれば
再発の可能性も低いでしょう。」
ってドクターに言われたら・・・・
「すぐに処置して下さい!」
って多くの人がいうんですよ。

5年前に亡くなった親父もそうでした。

でもこれが、
資金繰りになると・・・・・
「今はまだ資金が手元にあるから・・・」
っていって処置を遅らせる。

「がん細胞がもう少し成長してから、
外科手術で一気に治療して下さい!」
っていう患者はほぼいないのにね。

赤字体質な企業に対して、
資金を融通して、
一時的に症状を麻痺させて
症状の処置を遅らせ傷口を広げる・・・・・。

そしてそれが末期症状になり
現状では死に体になるのを、
手ぐすね引いて待っている
債務整理をさせたいセンセイ達・・・・。

これにこそ
道義的責任を問いたいですよ(笑)

そうそう!
こんな事も言われたわ!

「銀行への返済を停止したら、
大変な事になりますよ!」ってね。

「ほう・・・・じゃ、
どうなるって言うんですか?」
ってワタシが訊き返すと、
まともに答えられるい人って、
まずいない。

契約上の当事者の一方(債務者)が、
契約上の義務を履行しない場合、
相手側(債権者)が
法的手続きを経ることなく、
自分の力で履行させようとする事は、
”自力救済の禁止”といって
法律で禁止されています。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/313758.html

だからさ・・・・・
たかだか借りたカネが返せないくらいの事で、
身ぐるみはがされることなんか無いの!

だからさ・・・・・
夜中や明け方に、
ドアをどんどんたたかれて、
「カネ返せ!」なんて言われないの!

時代錯誤も甚だしいよ。

センセイ方・・・・
こんなの法律の基本中の基本でしょう?

なんで教えてあげないの?

ワタシなんかが話すより、
あなた方が説明したほうが、
はるかに説得力あるんだよ。

借りたカネでまた返す・・・・・
こんなのナンセンス。

お金の使い方を間違えています。

借りたカネで、
返済を停止して、
事業を再構築。

キッチリと役員報酬を得て、
従業員に給料を支払い、
取引先に支払。

その後生まれた資金の中から、
自分のペースで返済再開。

これの方が、
はるかに生きたカネの
使い方だと考えているんです。

こういう意見を発するワタシが、
世の中ではマイノリティとされている・・・・
おかしな世の中ですよ(笑)

生きたカネの使い方をしましょう!!

自己破産しちゃいけない!!
自殺はもっとしちゃいけない!!

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ