さて先日、
都内で仲良くしている方の紹介を得て、
とある事業主とお目にかかったんです。

40代後半の男性でSさんです。

Sさんのご親族の方で
事業に失敗され負債が出来たので、
救済してやってほしいという事で
その当事者をお連れに。

引率者というお立場で
ご来訪下さったんです。

幸い、その当事者の方は
資産をお持ちでない方でしたので、

「放っておいてください。
時間が解決しますんで。」

とアドバイス送っただけで、
15分ほど説明して終了。

お喜びになった状態で、
お話は終わったんですが、
そのご引率者のSさんが
あれやこれやと細かく質問して下さるので、
ワタシも聞かれればお答え来る方なので、
その後いろいろと
一時間くらいお話ししたんです。

同じ東京の神田地区に
事務所を構えている事もあり、
「ご近所ですね。」
なんて話しているうちに、
共通の知人などがいる事もあり、
ワタシが以前新潟で経営していた会社も
間接的に接触がありましてね。

当事者の方そっちのけで
Sさんと話し込んだんです(笑)

そんなSさんから、

「近々に再度連絡とりたいんですけど
・・・いいですか?」と。

ワタシは「喜んで!」と
快諾して一度お別れしたんです。

先日、
Sさんは当社にお越しになりました。

同じ世代の男性をお連れになって。
Kさん。

イベントの企画運営をされる
会社の事業主さんでした。

Sさんは、卓越した営業力と
イベント運営ノウハウを持つ
Kさんに惚れ込み、
親密な間柄を深めていきました。

さらなる事業拡張の欲求を持つKさんに、
資金を融資する形でSさんが協力。

Kさんはイベント運営能力や
営業力は強いものの、
財務に面には弱く、
しばらくしてSさんへの返済が
停止され数か月が経過したところでした。

順調に資金が返済されている事を
想定していたSさん。

Kさんからの返済停滞が続くことで、
今後の自らの事業の資金繰りが
危うくなるとの事で、
Sさんは考えたんです。

「Kさんの事業で嵩んだ
2億円の金融負債によって
圧迫されている資金繰りを
たちばなはじめが
改善させることによって、
当方含めた金利を取っていない
善意の協力者に対する返済を
優先させられないか?」と。

ワタシは答えました。

「優先順位を考える、
という見地から考えると、
結論から申し上げて・・・・出来ます。

銀行に2億円の支払いを遅らせる、
もしくは停止する事で
銀行は絶対につぶれませんが、
Sさん含めた民間の債権者に
数千万円返済しないと、
その方々は破たんの道を歩む事になります。

そういう見地から踏まえると、
銀行の返済を後回しにして、
善意の債権者に対して
返済を優先する事は理に適っていますね。」と。

KさんはSさんに言われるまま
連れて来られた方でしたので、
ワタシに関する事前の情報を
何も持ち合わせていません。

「たちばなさん、
銀行の借金を踏み倒すってことですか?

そんなの荒唐無稽です。
誠実じゃない!」と声を荒げます。

「踏み倒すんじゃありません。
言いなりの返済を止めて、
しばらく猶予を貰うんです。

”踏み倒す”という言葉に
嫌悪しているようですが、
Kさんが現在、Sさん含めて
善意の債権者に対して
踏み倒している状態である事には
嫌悪しないのですか?

両方を踏み倒さないようにするために、
資金的に余裕のある方に
猶予を貰って余裕のない方の
返済を優先するのは極めて合理的な発想ですよ。

Kさんがお住まいのマンションを
手放し債権者に差し押さえさせることで、
”代物弁済”になりますから、
Kさんは踏み倒したことにはなりませんし、
踏み倒していないのだから、
誠実な形であり、
国内法に準拠しています。

裏ワザでも何でもありません。

マンションが売れるまで
残ローンは支払いませんから
そこでも資金は生まれます。

もし第三者がマンションを買い取ったら、
まずは新しい地主さんに
賃借できるか交渉。

賃借料の折り合いがつけば、
そのまま居住を続ける。

もし交渉が決裂すれば、
ローン返済停止して
溜まっている資金を使って、
同等かそれ以上の
グレードのマンションに住めばいい。

マンションを保有して
住宅ローンを支払う事と、
マンションを賃借して
賃借料を支払う事は、
勘定科目が変わるだけ。

同じ事ではありませんか?

銀行からの融資は
保証協会付き融資ですから、
銀行は80%~100%の
範囲内で弁済されます。

銀行に楯突くことにはならないし、
住まいも差し押さえて代物弁済。

現状の月額元利返済の250万円は
来月から支払わないようにしますから、
毎月250万円、
年間で3000万円の収支改善。

その中から我々の手数料や
善意の債権者に対して返済を実行。

その返済が完了したり、
ある程度の目途が立ったら、
銀行に出向いて
返済再開の報告すれば位良い。

まぁその時には、
債権が保証協会に移っているはずなので、
保証協会との交渉になります。

保証協会の人間なんて、
会ったこと無いでしょう?

あった事の無い人間に
返済する優先順位が
どの程度の順位なのか
決めるのはKさん自身ですが、
ワタシからすれば、
そんな会った事も無い人間に
支払う事なんか、
ズー・・・っとあとの話だと
思いますけど。

そんなのより、
従業員の雇用を確保し、
仕入先への支払いを優先し、
顧客にサービスを提供し、
そこで得た収入を
家族にもたらす事の方が
はるかに人間として誠実であるでしょう?」

Kさんは、なおも喰い下がります。

「破産した、という客観的事実が
すべての債権者に対して
誠実な対応である、という風に考えますが。」

ワタシは抗弁します。

「2億円もの負債を処理する為に
破産をするのにも・・・・
数百万円の資金が必要になります。

その原資を保有していますか?

もしそんなお金を
保有しているのでしたら、
それこそ弁済に使用するべきでしょう?

Kさんは破産すれば
スッキリするでしょうが、
債権者はスッキリすると思いますか?

Kさんが破産した後、
債権者が請求行為をすれば
請求をした側に
法的な過失が問われるんですよ。

それのどこが誠実なんですか?

それこそ破産なんて
言葉は立派ですが、
これこそ踏み倒し以外の
何物でもないでしょう?

これのどこが誠実なんですか?

善意の債権者であるSさん、
あなたはKさんが破産したら
スッキリしますか??」

「・・・・・」
Sさんは、黙ったまま首を横に振ります。

「スッキリするのは
債務者であるKさんのみで
他にあなたに関わった多くの方々は
全然スッキリしません。

破産して事業を止めるんだから、
銀行含めた債権者には迷惑かける

破産して事業を止めるんだから、
顧客に迷惑かける

破産して事業を止めるんだから、
仕入先や取引先に迷惑かける

破産して事業を止めるんだから、
従業員に迷惑かける

破産して事業を止めるんだから、
家族に迷惑かける

あなた以外の全員が
スッキリしないんです。

お子様もまだ小さいと伺っています。

破産する事の無意味さが
わかって頂けませんか??

ついでに申し上げますが、
破産含めた法的な整理は、
喰えない法律家を
食わせるための手段に過ぎない、
とワタシはセミナーでも言っています。

統計上の観点からも、
債務整理という言葉が
TVCMで用いられるようになってから
10数年経過していますが、
それによって国内の自殺者が減少した、
という統計値は出ていません。

一方で昨年の自殺者数である
約27000人の内、
約4割ほどがお金絡みの自殺なんです。

債務整理と呼ばれるものが、
死にたいほどに困っている人たちの
役に立っていない、
貢献していないのは統計上明らかなんです。

今日はセミナーの場ではないので、
詳しくは申し上げませんが、
よろしかったらセミナーに
お出かけ頂ければ詳しくお話しますよ。

失礼ながら現状のKさんは、
あまりにも知識量が足りていません。

Kさんの事業に関わる多くの方に
誠実に対応しようと思って
いらっしゃるのであれば、
絶対に破産なんかはしてはいけません。

どうしても破産したい!
っていうなら、せめて
・・・せめて、
知識をシッカリ得てからにしてください。

そして、
今の体たらくになってもなお、
あなたを救済しようとしている
Sさんの同意を得てください。

それこそあなたが誠実であるために。」

「なるほど・・・・
少したちばなさんのお話しする
意味が理解できました。

少し考える猶予を下さい。

新しい情報が多すぎて
精査する時間が必要です。」とKさん。

ワタシは言いました。

「誤解しないで下さい。

ワタシは善意で申し上げているのですから。

Kさんが我々の救済を受けるのか否かは
我々が決める事ではありません。

Sさんが困っている状況の中で、
そのSさんを救済するための
手段の一つとしてKさんの救済がある、
という事です。

我々は急ぎませんし、
急がなくても困りません。

いたずらに時間をかけ、
その間も赤字を垂れ流し続ける事で
困るのは絶対的にKさんです。

我々は急ぐことをお勧めしますよ。
ましてや・・・・・

誠実でありたいKさんが、
時間をかける事で
Sさんの復活は遅れます。

誠実でありたいKさんが、
時間をかける事で
善意の債権者の回収は遅れます。

誠実でありたいKさんが、
時間をかける事で
家族の収入はいつまでも増えません。

真の誠実のカタチがどこにあるのか?

これをよーく考えて、
今後の対応策を考えてください。」

SさんとKさんは
120分ほどの面談を終えました。

別れ際に、
Sさんに言いました。

「Sさん、Kさんの
救済実行の可否に関わらず、
一度Sさんの事業について
一度当方に相談されませんか?

来月一緒にお酒を頂く
お約束をさせて頂いていますが、
どうせ一緒にお酒を頂くのなら、
せめてスッキリさせてからの方が
良いでしょう?

ワタシも、
忌憚なくお話させて頂きますし、
その方が良いお付き合いが
出来る気がします。」

Sさんは、

「そうですね。
それも含めてまた後日ご連絡致します。」と。

その間、Kさんは

「たちばなさん、勉強になりました。
ありがとうございました。」

という言葉を下さいましたが、
表情は厳しいままであるように
見受けられました。

Sさんの結論が
今後どのようになるのか・・・・
経過観察となります。

この仕事を始めて、今まで1400件ほどの
ご相談に乗りましたが、

「破産する事が誠実の証である。」
と考える人には初めて出会いました。

”全ての債権者に平等に踏み倒す”
という事に、
ワタシは100%同意できません!

よく「数字はウソをつかない。」
って言う言葉を耳にしますが、
ワタシはそうは思いません。

「時として、数字はウソをつく。」
って思っています。

だって・・・・・数字には。
絶対評価と相対評価があるのですから。

・100万円という金額は、
総額200万円を保有している人にとっては
100万円は非常に重要な100万円。

・100万円という金額は、
総額1億円を保有している人にとっては
100万円はそれほど重要でない100万円。

・金利を取る前提で人から借りた100万円

・金利を取らず善意の人から借りた100万円

・軽自動車から始まり
後に乗れるようになったクラウン

・ベンツを乗り続けた後に
乗る事になったクラウン

人によって・・・・・
また人の経済状態によって、
お金の価値も増減するのです。

自己破産しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃいけない!!

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ありますのでご容赦下さい。

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ