たちばなです。
シリーズ・「信用保証協会の歪みと闇」

その3
「リスケジュールをしてはいけない2つの理由」

その1、その2と続きまして、
いつも長文を記載してすみません。

あれでもなるべく簡単明瞭を
心がけて書いているつもりなんです(;´Д`)

お読みくださる方には、
いつも「すまないなぁ~」って
思いながら書いているんです。

でも、誤解があっちゃいけない、とか、
曲解されてはいけない、とか
考えながら文章をしたためますと、
どうしても長くなっちゃうんだよね。

少しだけ・・・ほんの少しだけ、
あなたに辛抱して読んで頂きたい。

事業主なら。
金融関係のお仕事なら。
士業なら。

ほんの少しだけ辛抱して。

ワタシも頑張って書いているから、
少しだけ付き合ってよ。

さて・・・本日は題記した通り、
なぜリスケジュール(以下:リスケ)を
してはいけないのか??について書きます。

理由は大きく分けて2つ。

国語的見地からの理由が一つと、
数学的(算数的)見地からの理由が一つです。

まずは簡単明瞭な国語的見地から説明します。

事業主の借金問題に関する、
【事業主の考える目的と、
その為の手段の違い】に関わります。

事業主は、基本的に
借金を早く片付けようとします。

住宅ローンなんかでも、
家主の収入が増えたりなんかすると、
繰り上げて残高を早く減らして
ローンを終わらせようとするように、
事業上の借入金なんかも、
早く終わらせようと日夜業務にいそしむわけです。

ワタシの亡父も生前言っていました。

「早く耳揃えて
銀行にたたき返してぇなぁ~・・・」って。

ところが、通常の約定通りの
返済が出来なくなると、
事業主はリスケを要請に
銀行に出かけるのです。

ここで、

「事業主の考える目的と、
その為の手段の違い」

が発生するのです。

「借金を早く終わらせたい・・・」

という目的と、

「リスケしよう・・・」

という手段が相反しているからです。

借金を早く
終わらせようと考えているのに、
リスケジュールをしたら
借金が終らないのは明白です。

リスケをして、
一定期間を経て通常弁済に戻して
事業を存続できるケースが
ほとんどない、という事は
【その2】ですでに記述しています。

借金早く終わらせたいけど、
リスケしたら借金終わらない。

でも社長の命はいずれ終わる。

人間は自ら命を絶たない限り、
自分の死ぬタイミングは選べません。

社長が自宅を含めた
不動産なんかを保有したまま、
借金も一緒に残して死んでしまうと、
その家族に大きな選択を強いてしまいます。

死んだ事業主の遺した、
「資産と負債の損得勘定」です。

ワタシは結果的に
親父が借金を残してくれたので、
たまたまこういう仕事をするに
至った経緯もあり、
今では借金を残してくれたことに
大変感謝していますが、
私以外の99%の人は
そうは思わないでしょう。

「借金なんか残してくれちゃって・・・
家だの不動産だのを処理したら
ほとんど残らないよ。」とか、

「資産より負債の方が大きいから・・・
相続放棄をしなけりゃいかんな。」
とかなるワケです。

社長は自分が死んじゃったら
関係ないんでしょうか?

どうせ死ぬんだから家族らに
感謝されながら死にたいんじゃないかと。

少なくともワタシはそうです。

だから、ワタシは6億円の借金を
家族に残しません。絶対に。

そしてそのための手段を取りました。
ワタシには資産がありません。

家もありますし、車もありますし、
生命保険もありますが、
ワタシ名義のものは何一つありません。

つまり差し押さえられるものが無い、
という事です。

この状況でワタシが死んでも、
妻は相続するものがありませんから、
ワタシの負債である6億円も相続しません。

国語的見地とは簡単な理屈です。

【借金を返すと借金は終わらない。
リスケをすると借金は終わらない。

借金の返済を停止すると
借金は5年ないし10年で終わる。
借金に時効があるから。】

これが結論です。

借金は払い続けると終わらない。

払うのをやめると5年ないし10年で終わる、
という事です。法律によって。

次に数学的(算数的)見地です。

一つの計算式を例に致しましょう。

例えば・・・
1000万円の融資を受けた。

金利は5%のマルホ融資。

年間で発生する利息は
50万円となりますよね。

融資を受けてすぐに
リスケをしたと仮定しましょう。

年間50万円の利息を・・・・
例えば100年間払い続けると、
100年後に事業主側は
5000万円を支払っても、
残金は1000万円残ってしまいます。

簡単な数式ですよね。

じゃ、同じ理屈で
1000万円の融資を受け、金利は5%。

少し極端な例ですが、
融資を受けた後、
リスケをせずに期限の利益を喪失し、
債権が保証協会に
移行してしまいますと・・・
金利は遅延損害金となり
14%ついてしまいます。

年間140万円の利息が
ついてしまう計算です。

この環境で、リスケ実行時の例と
同じように50万円を支払っていった、
と仮定するとどうなるでしょうか?

大半の方は、

「元金が減らないばかりか、
利息も膨らみ続ける」

と想像されるのではないでしょうか?

・・・・・でもね、
これは完全に間違いです。

保証協会へ返済を実行すると、
元金に充当されます。

【元金優先充当】なんです。

1000万円の元金で
14%の金利は確かにつきますが、
50万円は元金に充当されますので、
20年後には元金が消えます。

そしてこの20年間に、
50万円ずつ元金が減っていく過程で
年利の14%をかけ続けると・・・
20年後の元金が消えるころには、
約1500万円ほどの
利息(遅延損害金)がつきます。

元金が20年目で消えてしまった以上、
金利に金利はかかりませんので、
21年目以降も変わらず
50万円を支払っていきますと・・・・
30年ほどで利息の支払いも終わります。

銀行に返済すると、
100年経って5000万円払っても、
元金は1000万円残る。

保証協会に返済すると、
20年で元金が消え、
30年で利息が消え、
50年で払えば元金と利息が消える。

この理屈・・・・
わかりやすいでしょ??

銀行の所轄官庁は金融庁、
利息優先充当です。

保証協会の所轄官庁は中小企業庁、
元金優先充当です。簡単な理屈です。

一般的に資金力が
乏しいとされている中小企業にとって、
「元金優先充当」のキャッシュインパクトは
途方もなく大きな実利となって
企業の資金繰りに反映される、という事です。

尤も、ワタシの意見は、

「こんな、
しちめんどくさい事しなくたって、
返済を停止すれば5年ないし
10年で借金は終わる。
借金に時効があるから。」

というものですけどね。

「どーーーーーしても、
返済をしたい!」

っていう人がいらっしゃるのなら、
銀行に返さずに
保証協会に返したら良いんですよ。

銀行に返しちゃうと、
利息優先充当だから、
これは「返済」とは言わないね。

「支払」っていう
カテゴリーになっちゃうね。

「借りたカネは絶対に返すべき!」とか、
もっともらしい講釈を放つ人の中に、
リスケして利息だけ払っている人、
結構いると思うよ。

そういう人は、
返せていませんからね!
支払っているんですからね!(笑)

でね、ワタシが
頭に来ているのはね・・・・
この事実を知らない銀行員はいない、
という事ですよ。

入行2,3年目の若僧なら
知らないのもいるでしょうが、
少なくとも支店長代理や
課長クラス以上なら
この事実を知らない銀行員はいませんよ。

でも、これを融資先に
教える銀行員はいませんよ。

それでいて、
「地域と共に、皆様と共に」などと、
体裁よいご託を並べ、
一方では中小企業から
甘い汁を吸う事ばかり考えている、
「カネ貸し」どもの意地悪根性に対して
頭に来ている、という事ですよ。

こんなヤツらが、
「顧客第一優先主義」をのうのうとぬかす。
笑わせるんじゃないよ!

一度ね、長野県の
とある信用金庫の支店長と
話した事がありましてね、
同様の質問をしてみたんですよ。

そしたら、
しどろもどろになっちゃってね。
面白かったよ(笑)

彼らは、
スーツを羽織り、ネクタイを締め、
さわやかなスマイルで近づいてきます。

ワタシの幼少期、亡父の会社が
高度経済成長期の波に乗り、
バンバンと儲けていた頃。

メイン銀行との蜜月関係は、
当時野球少年だったワタシにも
微笑ましく映ったものでしたよ。

親父が亡くなる最後の5年間、
ワタシが社長を務めていましたが、
風前の灯火だった
ワタシたち親子に対し、
その銀行は煩わしくあしらうばかりでした。

会社が傾きかけた時に
手を差し伸べるのが貸金業者の本文である、
とワタシは考えていました。

現在もそうあってほしいと思っています。

しかし、現状はどうでしょうか?

「空が晴れたら傘を貸し。
雨が降ったら傘を回収し。」
でしょ!?

これに異を唱える人って、
いるんですか?

しかも・・・・
自分たちの融資(投資)の失敗を、
保証協会が全額
補い続けていた・・・・という事実に、
なぜ皆さんが怒り心頭に発しないのか!?

ワタシは毎回毎回セミナーを続けながら、
毎日怒っています。

「なんでお前たちの
投資の失敗の尻拭いを
我々の税金で補わなければならないんだ!」
とね。

少しアツくなってしまいました(笑)

まだまだこのシリーズは終わりませんよ。
もう少し書きますね。また次回(*^▽^*)

追伸・

先日ね、
とある事業主の相談に乗るために、
ワタシの自宅から
車を約1時間は走らせて、
新潟県新潟市に行ったんだよ。

海沿いの街だし、
モチロン魚介類も旨い。

某食堂で、
「イクラ丼」を頂いたんだ。

いや・・・旨いんだけどさ。
なんか有難味を感じない。

家から近すぎるんだね、きっと。

おんなじモンを
北海道の小樽や函館とかで喰ったら、
きっともっと旨いんだと思うんだよ。

人間の味覚なんアテにならないね。

これだもん、
飲食店は軒並み苦しい思いをするはずだよ。

「旨いモン作ってりゃ、
客は黙っていてもついてくる」
っていう時代じゃないもんね(-_-;)

————————————–

たちばなです。

シリーズ「信用保証協会の歪みと闇」その4

「公的機関である保証協会の“公的使命”とは!?」

今回のシリーズをしたためておりまして、
多くの方がシェアなどで
情報を拡散くださいまして、
ワタシの発信する情報で
多くのご賛同を頂き大変嬉しく思っています。

今しばらく、本シリーズの連載を
続けますのでよろしくお付き合い下さいませ。

今日は題記、
「保証協会の公的使命」について
書いてまいります。

なんか・・・今日も
長文になりそうな感じです(笑)
よろしくお付き合い下さいね。

さて、

信用保証協会が公的な機関であり、
税金を財源に組織が
運営されている事は
広く知られたことでしょうし、
それはこれまでにも
このシリーズでは記載して参りました。

ここに、保証協会が
代位弁済を実行した先に送られた
催告書があります。

この催告書の三行目に

「当協会は信用保証協会法に基づいて
設立された認可法人で、
その公的使命からも貴方様の債務を
このまま放置しておく事は出来ません。」

といういささか
おどろおどろしい文章で
債権者として請求を立てているワケです。

シリーズの【その1】でも記載したように、
まず、「催告書」などと
請求をしている時点で、
保証協会が全く【保証をしていない組織】であり、
まさに【一時立替払い協会】である事を
露呈しているワケです。

まずこの段階で保証協会は
看板に偽りがありますので、
公的使命は果たせていません。

その上で・・・
この催告書の日付は、
昨年の9月に債権先に送付されたものです。

代位弁済された日は平成19年。
代位弁済額は1200万円余り。

そして、昨年9月時点で
残っている弁済額は
1200万円余りで同額・・・・ん!?。

8年経過してますね。
時効じゃないですかね!?(笑)

借金の時効は5年と
民法で定められているのですから、
相手先に「時効を援用します。」
で終わりなんじゃないですか???

実際に赤字で隠している対象者には
それ以降催告書は届いていません。

当たり前ですよ!

保証協会の公的使命なんかより
国家で決められた法律の方が
優先に決まっているのですから。

催告書には、
「このまま放置しておく事は出来ません。」
なんてカッコいい事書いていても、
1200万円もの税金を財源にした、
公的機関の債権を8年間放置しておく
「公的機関の公的使命」って
いったい何なんですかね???(笑)

公的使命が聞いて呆れる。
ヘソが茶を沸かしますよ(笑)

とある法律家の先生のHPに
保証協会付きの融資についての
見識が記載されていました。

要約はこうです。

「保証協会は公的機関で
税金を財源にして組織が動いているから、
絶対に元金は負けません。
利息については交渉の余地がある。」

というご本人の見識を記載していますが、
法律はそうはなっていません。

5年間、元金も利息も含めて
1円も弁済できなかったら時効です。

裁判で保証協会が訴えれば
10年にはなりますが、
この件についてはその裁判すら
起こさなかった、という事です。

つまり、
この法律家の先生の見識は間違っている、
という事です。

まずそもそも
保証協会を謳いながら
保証はしていない。

「債権を放置出来ない」と言いながら
8年間も債権を放置している。

時効を完成させないために
裁判を起こす時間は
十分にあったはずなのに、
裁判を起こさず時効を完成させてしまう。

彼らの【公的使命】って
いったい何なんでしょうね(笑)。

この方々の給料は・・・
我々の税金によって賄われています。

もう一つは、2012年の読売新聞の記事。

この、馬鹿げた公的使命の積み上げが・・・
いや、怠慢の積み上げが、
2008年以降で4兆円の債権の
焦げ付きを生んでいる、という事です。

2008年~2012年までで
4兆円焦げ付いているのですから、
現在は2017年ですから・・・・
倍くらいにはなっているんじゃないかと
想像しています。もっとかも。

もう一度言いますが・・・・
彼らの公的使命って
いったい何なんでしょうね??(笑)

これ・・・ぜーんぶ税金。

シリーズ「その1」でワタシは書きました。

「マルホ融資なんて、非常に幼稚で、
非常に恥ずかしい制度だ!」って。
意味が解って頂けましたか?

我々の税金が注がれているんですよ。
もっと怒って良いんじゃないんですかね!?

日本のどこに、
4兆円焦げ付かせて組織の屋台骨が
揺らがない組織がありますか?

日本が世界に誇る
自動車メーカーさんだって、
4兆円が焦げ付いたら・・・
泰然自若とは
いかないんじゃないでしょうかね?

繰り返し申し上げますが、
全ての財源は税金ですよ。

信用保証協会法に基づいた
信用保証協会の公的使命
会社法に基づいた中小企業の公的使命

おんなじじゃん!

中小企業だって税金納めているんだから、
ちゃんと公的使命はあるんですよ!

それを、さも自分たちだけが
公的使命を持っているかの様な体を取り、
実際にその公的使命など
何一つ果たしていない。

しかも・・・・・
一部の不良債権は、
保証協会債権回収という
保証協会付きのサービサーに
債権が回されるんですが、
この保証協会債権回収っていう組織は・・・・
株式会社です。民間組織です(笑)

そりゃ、法律家の先生は、
「保証協会は公的機関だから
元金は負けない」って言うよ!

債権回収しきれずに、
諦めるのは保証協会債権回収株式会社って言う
民間の会社なんだから。

確かに保証協会は諦めた事には
なっていないもんね(笑)

こうやって、社会を欺いて、
税金の無駄遣いをして、怠慢な職務を行い、
気の良い真面目な弱者には
強硬に回収しながら、
「見せかけの公的使命」の
体裁を繕っているのです。

以前ね・・・ご相談者の中に、
「保証協会債権回収から電話が来て困る。」
っていう人がいましたよ。

ワタシにアドバイスを求めて来たんだ。
こう言いましたよ。

「私は、信用保証協会という
公的機関とは契約しましたが、
保証協会債権回収株式会社などという
民間会社とは一切契約していない。

そんな契約していない所に
カネを支払うなんて、
そんな契約違反は私には出来ない!
って言ったらいいんじゃないですかね?」

って。

そのアドバイスをしてから
半年以上経過しましたが、
そのご相談者からワタシに対して
再度のお問い合わせは来ていません。

上手くいったんじゃないのかね??(笑)

交渉の基本です。

「大きな問題を
発生させない為の手段として、
小さな問題を発生させて
大きな問題が発生しにくい環境を作る」

という事の肝要さ。

シリーズの連載は次回も続きます。
言いたいことはまだ尽きませんから(笑)

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ