たちばなです。

一昨日から新しい事務所で
仕事を始めました。

何かねぇ~・・・心がワクワク!

こどもみたいに部屋でハシャぎ、
気もそぞろです(笑)

早速3名の方と面談したんですが、
そのウチ2件が同じような案件でした。

20代の女性のA子さんと、
同じく20代の男性のBさん。

A子さんは約一年ぶりの再会で、
今回二度目の個別面談だったんです。

不動産投資に失敗し、
ローンの返済額が
マンションの賃貸収入を大きく上回り、
慢性的な赤字出血状態に。

固定資産税や、
今後発生するであろう
修繕費などの費用も
捻出が見込めず、
本人も仕事が不安定な中で
更なる資金の捻出は困難。

また都内在住ながら、
物件は福岡市内だったりと、
どこかチグハグなビジネスを展開。

「今後の対策をどのようにしたら
いいでしょうか??」

というご相談を受けたのが
一年前だったんです。

A子さんはこのマンション以外に
不動産の資産を保有していません。

自宅も賃借のアパートに住んでいて、
抱えた負債の約2000万円の連帯保証人は無し。

続いてBさん。

Bさんも不動産投資家を
兼務するフリーター。
今回でワタシとの面談は三回目。

ワタシはあんまり記憶に
残っていないんだけど、
本人が「三回目だと思います。」って言うから
きっとそうなんだろう(笑)

負債の額は違えど、
環境としてはほぼA子さんと同じ。

「今後の対策をどのようにしたら
いいでしょうか??」

というご相談を受けたのが・・・
たぶんA子さんと同じ時期くらい
だったんだと思う。

女性は結構憶えてるんだけど、
男性は結構忘れちゃうんだよね(笑)

Bさんもこのマンション以外に
不動産の資産を保有していません。

自宅も賃借アパートに住んでいて、
抱えた負債の約1000万円の連帯保証人は無し。

同じ指導を当時
初回の個別面談ではしていたんだ。

当たり前だよね。
同じような環境だったんだからさ。

こんな感じで指導したんだ。

「返済止めて放っておいたらいいよ。

その間に銀行口座を変えて、
収入環境も債権者に報告の義務ないし、
仕事もマンションの融資受けた時と
今の職場違うから報告しなきゃいいよ。

後は、ただただ放置。

自分で売り先探すのも大変だろうし、
そんな不採算な不動産なんか
買いたたかれて終わり。

銀行に返済停止して
期限の利益を喪失したら、
彼らが彼らの手間と経費で
売ってくれる段取りするんだから
その方がいいじゃん。

家賃収入は無くなるけど、
返済もしないんだから、
差し引きでプラスになるよ。

それで仕事に集中すればいいし、
債務整理なんかもしなくて良いよね。

法的整理なんかして
ヘンな履歴がついちゃったら、
その後の人生にマイナスになるよ。

結婚願望が無いわけじゃないだろう??

じゃそんな履歴つけちゃだめだよ。

とにかくほっといたらいいよ。
全ては時が解決するんだから。」

って感じ。

前回の面談でこんな指導をして、
二人は晴れやかな表情でニコニコ帰ったし、
ワタシも「良かった良かった・・・」って
思ったはずだったんだけど、
そうはならなかったから、
この二人は再度の面談を要請してきた、
という事。

「たちばなはじめ・・・
コンサルテーションのミスか!?」

いやいや(笑)
そうじゃありませんでしたよ。

ワタシは「放っておけ」って言ったんだから、
その言葉に偽りはありません(*^▽^*)

A子さんもBさんも、
前回の面会の終了時とは打って変わって、
またまた暗い表情で
当方をお訪ねになりました。

「あらら!どうしちゃったの!!
そんな暗い顔して!
幸せが逃げちゃうよ!」

ってジョークを飛ばして・・・
笑っていたのは
ワタシだけでしたけどね(笑)

ここから先は、
A子さんもBさんも同じ悩みなので、
共通した文章でお送りします。

「実は、少し困った事になりまして・・・
債権者から訴えられたんですよ。
こんなものが送られてきました。」

とワタシに提出したのが・・・・

「第一回口頭弁論期日呼出状及び
答弁書催告状」ってヤツ。

A子さんは東京地裁から。

Bさんは東京簡易裁判所から。

これの対応についての
アドバイスを求めて来たんです。

つまり簡単に言うと・・・・

「たちばなさん、
あんたの言う通りに放っておいたら、
こんな文面送りつけられちゃったじゃんか!
どうすりゃいいんだよ!」

という趣旨の面談要請でした。

二人の表情は不安そのもの。

ワタシは、全然不安じゃない。
知っている人間と知らない人間の違い。

一応は提出された文書を読みましたよ。

読んだフリと言っても良いかな。

読んであげないとA子さんもBさんも
可哀想だからね。

ワタシから言いましたよ。

「それってさ・・・・
コレじゃない!?」ってワタシが
4年前から何枚も受け取った
催告状の一部を見せた。

A子さんとBさんが受け取った文面と
同じものをワタシも持っているから。

そりゃそうだよ!

ワタシだって・・・・多重債務者だもん。
現役だもん!(笑)

A子さんもBさんも言ったよ。

「あ・・・おんなじだ」って(笑)

「ワタシさ、前回あなたに会った時に
“放っておけ”って言ったんだよ。

だから変わらず放っておいて。

ワタシが四年前に受け取ってから、
ずっと放っておいてる。

4年間なんにも起きない。

よってこれからも何も起きない。

忘れたころにこんな
仰々しい紙は送られてくるよ。
でも紙が送られてくるだけ。

裁判なんて言ったって、民事裁判。

身柄が拘束されるわけでもない。
債権者と裁判所の間で勝手に進めてくれるよ。

裁判所に言ったら、
裁判に勝てると思っているなら
行けばいいけど、
カネを借りたという事実は
間違いないし、
カネが無いからこうなった事も
事実でしょう?

だから裁判に出向いても負けるよ。
出向かなくても負けるよ。

どうせ負けるんなら
行かなきゃいいじゃん。

負けるなんて言ったって
民事裁判でしょう?

“〇〇円支払え!”
っていう判決が出るだけ。

裁判所は法的に
決まりを付ける所なんであって、
その債権を取り立てたりする機関ではない。

差し押さえ命令とか
強制執行とか判決文には
書いてあるだろうけど、
A子さんにもBさんにも
差し押さえられたり
強制執行されるものが無いんだから、
されようがない。

だから、ワタシは“放っておけ!”
って言っているんだよ。
だからこれからも放っておいてね(笑)」

A子さんが言ったよ。

「でも裁判に行かなくても
いいんですか?
行ったほうが良いんじゃないですか?」って。

ワタシはこう返した。

「民事裁判に行かない事の罰則規定が無い。

“出頭命令”なら行かなきゃマズいよ。
でも“呼び出し”や“要請”は
“命令”じゃないね。

言葉尻をよく確認するのがカギだね。

あと、裁判に行った方が
いいか悪いかだけど・・・
だれの立場で行っているの?

債権者側の立場に立ったら
行ったほうが良いよ。
でもあんたは債務者なんだろ?

あんたの立場に立って
アドバイスをしているんだから、
罰則規定が無い以上
行かなくて良い、って
オレは言っているんだよ。

行きたきゃ行けばいいよ。

オレは困らない。
困るのはA子さん、あんただよ。

冷たく感じるかも知らんが、
適切なアドバイスとしては成立しているよ。

それが嫌なら死ぬ思いして
返済を続けるしかないね。

道義的責任を果たしたいなら、
債務整理もしちゃいかんだろう??

そのくらい、
カネを借りたり貸したりするって言う事は
罪深い事なんだ。
そこに気づかなければならない。」

よほど心配だったんだろ・・・・・
二人とも、
またニコニコして帰っていったよ。

面談料として、
二人から2000円ずつ貰った。

Bさんは「領収証要りません」って言うから、
ランチで1100円の
「ぶりかまの照り焼き定食」を喰った(笑)

でもさぁ~・・・・・
あの二人、きっとまた来るよ。

「今度はこんなのが送られてきました!
たちばなさん、どうすればいいですか!?」って。

またワタシ言うんだよ。
きっと。

「ほっとけ!」って言って、
また2000円だな。

Bさん、また「領収証要りません」って言って、
ワタシはまたブリカマ定食(笑)

それならさぁ~・・・・
契約してくれよ!(笑)

でも、契約を強制できない、
コンサルタントの立場の弱さよ!( ̄▽ ̄:)

—————————————–

たちばなです。

都内のとある不動産投資家から、
メッセージ受けて、
ご本人にお目にかかったんです。

千葉県在住のC夫妻。

旦那さんは54歳。
奥様は・・・年齢聞けないよね(笑)

マンション2室持っているんだけど、
オーバーローン状態で
にっちもさっちも行かない
慢性的な赤字状態。

旦那さんは大手一流企業の
サラリーマンさんで
中東のとある国に海外赴任中。

奥様は娘さん二人で
千葉県内の自宅で留守を
預かっているところ。

旦那さんの属性はピカイチ。

技術者で海外赴任しているんだから、
収入もナカナカのもの、
とは容易に想像できる。

旦那さんの日本一時帰国に合わせて、
ご夫婦でワタシの都事に
ご相談くださったんだ。

奥さんは紹介者から
ワタシの情報を聞いて
WEBでいろいろ調べていたらしくて、
ワタシとの面会にはあまり抵抗が無かったみたい。

でもさ・・・
ウチの事務所でお出迎えした時の
旦那さんの表情・・・・
厳しかったなぁ~・・・(笑)

すんごいおっかない顔してた。

「なんだこのチンピラ風の男は!

なんでオレがこんなヤツに
会いに来なきゃいけないんだ。
それどころじゃないのに!」

って言う感じが表情に出ている。

ワタシもさ・・・

「うわぁ~・・・
オレ良い印象持たれていない。
どうやって説明しようかな??」

って考えながらお出迎えしたよ。

千葉の自宅にこだわりは無し。

夫の収入はナカナカのもんだけど、
マンションの赤字分の補てんで
生活は楽じゃない。

投資マンションの負債についての
処理の仕方についてのアドバイス。

「今のまんまで、返済停止すると、
旦那さんの給料が
差し押さえになっちゃう。

収入がかなりあるのなら、
雇用が維持されている間は
返済したほうが良い。

中東の子会社にまで
給与の差し押さえが行くかどうかは
わからないけど、
親会社の日本の企業の情報は
融資受ける時に記載されているのなら、
差し押さえはされるもの、
と考えなければいけない。

債権者側も、
旦那さんの属性を見ているだろうし、
60になれば退職金が
ガッポリ入ってくることを見込んで
融資をしているのだろうから。

今、会社を辞める気があるのなら、
今のウチに会社やめて
満額退職金貰ってしまって、
返済を停止すれば、
自宅を差し押さえてもらって
売却したら代物弁済だから
踏み倒しじゃないね。

でも、定年まで
キッチリ勤め上げたいなら、
60までは負債の返済は
実行しなければいけない。

属性がしっかりしている、
って言う事だけど、
シッカリしているのは60まで、
と決まっているんだから、
60まで返済をして、
定年退職したら返済停止すればいいよね。

その方がいいんじゃないですか?

別に今だって、
払えていないわけじゃないんだから。

今のまんまじゃゴールが見えないから、
心配になってウチに来たんでしょう?

とりあえず、あと6年後、
というゴールが見えただけでも
今日はよかった、
とは考えられませんか?」

旦那さんは会社を変わる気はないみたい。

収入面から考えても、
そう考えるのは合理的だろうな。

今だって返済できないわけじゃないんだから。

返済停止実行は、6年後、という事で決まり。

「その時に、
またお邪魔してもいいですか?」
とは奥様。

「モチロン、
来てくださっても結構ですが、
そんな先の事を決めるのは
まだ早いですよ。

法律が変わって、
ワタシの存在意義が
なくなっているかもしれない。

肥満なワタシが
生きているかどうかもわからない。

殺されているかもしれない。

ワタシが神田小川町に
いるかどうかもわからない。

とりあえず、
今日の情報をご夫婦が把握して、
出口戦略が見つかった、
というところで
満足されたのでしょうから、
それで揚々とお帰り下さいませ。

ご相談は2000円で
何時来てくださっても良いですから。」

珍しい案件でした。

たちばなはじめが、
「返済を続けたほうが良い!」と
アドバイスした案件なんですから(笑)

ワタシだって、
やみくもに返済止めろ!
って言っているワケじゃない。

返済出来る人は返済すべきだし、
ハナから返済の意思がないのに、
カネを引っ張り出したら
詐欺にだってなりかねない。

そんなヤバいことは我々はやらないよ。

今の旦那さんは収入的に返済できる。

でもそれは今の旦那さんだからなんであって、
60で定年になってからは
恐らくそうではなくなる。

それはその時に考えればいいよね。
急ぐ必要はないんだよ。

「計画には時間をかけるべきだ!」って?

「下手の考え休むに似たり」だよ。

知識と経験が無ければ、
あまり考える意味はないよ。

知識だけがあるヤツほどたちが悪い。
いざという時は役に立たないんだ。

ただ一方で、時間はある。
慌てる必要はない。

債務者には時間がるから。
債権者には時間が無いけどね。

もう一回言っていくわ。

債務者には時間がある。
急ぐ必要なし。

債権者には時間が無い。
急ぐ必要あり。

借金問題は、
時間の経過とともに風化する。

風化して得するのは債務者。
風化して損するのは債権者だからだよ。

いたずらに時間が経過するのはダメだけど、
決して慌てる必要はないんだよ。
全ての手綱は債務者が握っているからね。

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ