たちばなです。

気が重くなる案件に遭遇した。
ワタシはまた。気持ちが暗くなった。

そしてワタシはまた、
法律家がキライになった。

今年45になるワタシ。

推薦入学した
地方の某三流大学を経て社会人生活は23年。

サラリーマン生活が約二年半。

その後はずっと・・・
事業主として生きて来た。

レンタルビデオ屋が大ハマリした
絶頂期の20代後半。

競合店が発生したこともあり、
燃料販売の事業の業態不況などもあり、
社長としての月給が18万円だった
地獄の30代を経て、
現在は40代として、
まぁまぁ落ち着いて暮らしていると言える。

その社会人経験の中で、
「法律家に助けられた」という感覚を
持った経験が一度もないんだ。

ワタシ。

6年前に、
前の事業がダメになりそうだった時に、
現在のワタシの知識なんか
無いもんだから、
「破産しよう」って思ったのは平成22年。

新潟市内の弁護士事務所の門を叩いた。

「破産して楽になりましょう。
事業のお葬式みたいなもんですよ。」
なんて言われて350万円の費用を提示された。

ワタシは破産が出来なかった。

その後、どーしても
破産したくなかったワタシ。

女房と子供を守りたかったワタシ。

借金に時効がある事を知り、
「それで行こう!」と思った。
女房と子供を守るために。

その後、様々な経験や知識を経て
現在のワタシ。

だからね・・・・
ワタシは法律家に
出し抜かれそうになった、
って思っている。

だからそもそも法律家がキライ。

現在の仕事をするようになって、
様々な法律家と接触するようになって、
志の高い法律家もいる事を
理解はしたけど・・・
それが法律家を好きになる事にはならない。

個々の人間性は
大好きな人がたくさんいるけど、
基本的に法律家はキライ。

そういう思考に基づいてワタシは生きている。

高校時代にアルペンスキーをしていたワタシ。

家が比較的裕福だったこともあって、
高校進学は北海道に国内留学した。
そこで三年間合宿所で生活していたんだけど、
そこで一緒に同じ釜の飯を喰った後輩の女性。

半年くらい前に、
27年ぶりに都内で再会したんだ。
Eさん。

ワタシは「Eちゃん」と呼んでいる。

それ以降、チョイチョイ食事したり
ワタシの暇つぶしに
付き合ってくれている。

モチロン女房には報告してあるよ(笑)

彼女と食事する時は、
ほとんどワタシの仕事の話なんかしない。

新米事業主のEちゃんの
考えや展望を聞きながら、
ワタシで出来るアドバイスを
少々する程度。後は与太話。

そんなEちゃんから、
三週間くらい前に電話があったんだ。

「せんぱい。ワタシが長らく
お世話になっている方で
本当にお困りの方が
いらっしゃるんです。
相談受けてあげてくれませんか?」と。

お悩みの性質上、
「某県某所」という事しかできないが、
東京から遠いところの案件だったので、
まずはEちゃんに、
「その人にワタシに電話頂くように伝えて。」と。

ご当人から電話がかかって来たのは、
二週間ほど前だっただろうか。

ワタシは新潟の自宅にいた時。

Rさん。60代男性。

Rさんはとある事業の経営者。

少し前に、
Rさんの会社の従業員が
重大な事故を発生させ、
複数の被害者が出た。

一部死者も出たようだ。

Rさんは管理上の責任を追われ、
猛烈な被害者やその遺族・親族からの
批判を浴びながらも
被害者への謝罪に奔走する毎日を送っていた。

Rさんの気持ちが
被害者や一族に一部通じ、
徐々に溜飲が下がって
いったところだった。

Rさんは、事業が継続できる、
と思っていたところだった。

被害者側の担当弁護士が、
刑事告発を視野に
動き始めて状況は大きく変動した。

Rさんは顧問弁護士を設定して、
自力での賠償を諦め、
破産の道を歩むために
その弁護士を管財人に。

その状況を知ったEちゃんが
ワタシに電話をくれて、
当事者であるRさんと話すに至った、
という事。

Rさんの口調は、
それはそれは重いものだった。

後悔の念と悔しさが
ないまぜになった感じ。
電話の声でもそれが伺えたよ。

「Rさん、本当に被害者一族に
謝罪の気持ちがあるのなら、
少しでも事業を継続して儲けを出して、
その中からいくらか賠償して
継続してこそ謝罪に
なるんじゃないですか?

電話の口調でも、

本当にRさんが遺族や被害者に
申し訳ない気持ちがあるのは
ワタシにも伝わりましたよ。

それなのに、
破産したらそれ出来ませんよね。

破産したら被害者一族は、
あなたに請求する事が
出来なくなるんですよ。

謝罪になっていないじゃないですか。

破産をするには、
手持ちの資産を全て
なげうつことをしないと
破産は出来ませんよね。

でも全ての資産をなげうつことは
破産しなくても出来る事ですよ。

事業継続に必要のない
換金性のある者は換金して、
賠償に廻す。

事業継続に必要なモノは残して
事業を継続し、
その中から賠償の資金を継続して捻出する。

この方が、
あなたの想いが尊重されるし、
被害者一族だって
その方が良いのではないですか?

刑事告発に関しては、
ワタシに出来るアドバイスはありません。

ただ、Rさんに悪意が無い事だけは
この電話で良く理解できました。

ただただ良い方向に
向かう事だけをお祈りします。

しかし、民事上の賠償行為については
ワタシは是非、
道義的見地からも破産などせず、
事業を続けていくらか賠償を
すべきと考えますよ。

弁護士さんに勧められた
破産の費用はいくらを
提示されましたか?」

Rさんは答えた。

「既に管財人になって頂いているので、
全て通帳等はお預けしているんですが、
500万円ほど、と聞いています。」

目の前が真っ暗になった。

この件に全く関係ない
ワタシの目の前が真っ暗になった。

「500万円もの資金があるなら、
それこそ賠償に廻すべきですよ!

それか事業の資金にして
出した儲けを懐に入れず、
全額賠償に廻した方が
はるかに誠実ですよ!

破産なんて馬鹿な事を
すべきでない!」

新潟の自宅で話していたワタシ。

だんだん声が大きくなったんだと思う。

隣の部屋でテレビ観ていた母親が
テレビを消した様子がうかがえた。
スマンおふくろ。

既にRさんの件は
法的な破産手続きに入っており、
これ以上ワタシが掻き回すと、
「破産法」に抵触する段階にまで来ていた。

ワタシにはもう打つ手が無かった。

「法律のカベ」にぶち当たってしまった。
自分の無力を呪う。

Rさんとは30分くらい
電話で話しただろうか・・・。

その後紹介者である、
Eちゃんに電話。

「ゴメン。
オレに出来る事はもうない。

やれば法律違反になってしまう。
少し話すタイミングが遅かった。」と。

この案件を客観的に見てみよう。

Rさん・・・・・・
破産して賠償責任を放棄。

被害者一族・・・・
Rさんに破産され今後の賠償請求できず。

管財人弁護士・・・
書類上の手続きで500万円の手数料。
その後刑事裁判の担当をし、
顧問料を得る。

結局、良い思いをするのは
この弁護士だけ。

被害者側も加害者側も、
なんにも助かっていない。

助かったのは法律家だけ。

500万円を受けた法律家だけ。
顧問料を得る法律家だけなんだよ。

そしてまた・・・・
ワタシは法律家がキライになる。

それをバネにワタシは
今日も一生懸命困窮者の悩みに耳を傾けるよ。

暗い話でごめんね。

でも書いておきたかった案件。

自分の備忘録の為にも。

————————–

たちばなです。

ここのところ、
「ほっとけ案件」を
書きすぎたのかもしれない。…

勝手に自分で
「私はほっとけ案件ですか?
そうですよね??」
っていう人が増えて来た。

「あなたはほっとけ案件じゃありません。」
って答えると
めちゃくちゃガッカリされる。

取られるものが無ければ、
「ほっとけ案件」

取られるものがあれば、
動かせるものは動かしたうえで
「ほっとけ案件」

動かせないもので
手放せないものは、
一度相手の意のままに
させた上で・・・・
その後に資金的な攻撃を仕掛ける。

これは間違いじゃないんだけどさ・・・・
「ほっとけ」にするのには
入念な準備と知識と
ロジックが必要なんです。

そこは理解しておいてね。

「あれもイヤ。これもイヤ。」はダメ。

こちらもしてあげられることが無くなっちゃう。
駄々っ子はダメなんだよ。

法的整理でも私的整理でも、
債務者はいくらかの傷は負う。

その傷は自分にとって痛い傷なのか?
その傷は自分にとって痛くない傷なのか?

傷を治癒する期間は
自分や家族にとって、
我慢できる期間なのか?

傷を治癒する期間は
自分や家族にとって、
我慢できない期間なのか?

それにまつわる
費用対効果の見地から有効なのか?

それにまつわる
費用対効果の見地から無効なのか?

家を所有する事が目的なのか?
家で生活する事が目的なのか?

その目的は家族内で
本当に統一されているものか?

その目的は家族内で
本当に話し合われたものか?
当事者の思い込みではないか?

事業を続けたいのか?
事業をやめたいのか?
事業を誰かに引き継がせたいのか?
事業を売却したいのか?

そして・・・・
自分は債権者を満足させたいのか?

そして・・・・
自分は家族や従業員を満足させたいのか?

取捨選択を一つ一つ
積み重ねていくと・・・・
おのずと答えが出てくるよ。

答えが出て来ない人は・・・・
ワタシを訪ねてきてください。

丁寧に質問を重ねて行って、
しかるべき選択肢に導くよ。

「洗脳されるかも・・・」
と心配な人は、来なきゃいいよ(笑)

あなたがワタシを信じられないと、
ワタシもあなたを信じられないから。

シンガポールに住んでいる姉貴が、
日本に里帰りした。

ワタシが資金的に困っている時、

「実家が無くなったら
姉貴が帰って来にくいかも。」
とか考えた事もあった。

姉貴に
「実家無くなるかもしれない」
って話したら、
「それでお母さんとあんたの家族が
助かるならいいじゃん。

あたしの実家が
新しくなるならむしろウレシイ。
寝床は確保しておいて。」

って言ってくれた。

救われた思いがしたよ。

姉貴が日本に帰って来たから、
オフクロもテンションが上がった。

ワタシが資金的に困っている時、

「実家が無くなったら
オフクロの心的ストレスデカいかも。」
とか考えた事もあった。

オフクロに
「会社がヤバい。家取られるかも。
ゴメン。」って話したら、
「それで借金無くなるなら
それでいいんじゃない?

お父さんも死んじゃったし、
こんなデッカイ家、
掃除大変でさ。
あんたの言う通りにするよ。」

って言ってくれた。

救われた思いがしたよ。

二人ともすべてが
本音じゃなかったはずなんだ。

ホントは実家が無くなる事には
相応のストレスはあったと思う。

ただ、それが傷の負い方として
許容できる範囲だっただろうし、
ワタシを鼓舞させるために
計らってくれたんだと思うよ。

キチンと話したからこそ、
普段は聞けない家族の本音が訊けた。

近親者ほど、
そう言う事をしていない人が多いし、
かつてのワタシもそうだった。

オフクロにも姉貴にも、
泣かれる事を覚悟していたけど、
本音はそうではなかった。

ワタシの思い込みだった、という事。
話してみなければわからないという事。

正直に言うよ。

今さ・・・・ワタシ、
資金的には実家の一部を
買い戻そうと思えば出来なくもない。

冗談とも本気ともなく、
オフクロに話した事があった。

「オフクロ、もし実家で
もう一回暮らせるとしたら・・・・どう?」

って。

「やめてよ!あんなボロ家!
おかーさんね。
このちっちゃい家好きよ。

お父さんの仏壇も設えてくれたし。
みんな一緒が好き。
ちっちゃいから掃除も楽!(笑)」

って言った。

オフクロにはそこでも救われた。
二度救われたよ。

日本人の土地への執着は強い。
それは否定しない。

ただ、その維持に見合う
収入状況であるかそうでないかは、
十分に検討を重ねなければいけない。

「先祖への申し訳が・・・・」とか、
「家族との思い出が・・・・」とか、
「こだわって建てたんです。」という人は多い。

その思いを貫く為に、
家族へもたらす資金が減るのなら、
どこかを我慢しなければいけないよ。

我慢したくないのなら、
収入や資金は確保しなければいけないよ。

先祖への申し訳を立たせるために、
自分の子孫が不憫な思いをする事は、
どちらが優先なのか?
を考えなければいけない。

こだわりで建てた家なら、
ローンなど組まず、
自己資金で建てるという事にも
こだわりを持ってほしい。

借りてる時点で
自分の家じゃないんだから。

思い出は大事だけど、
今後の思い出を
華やかなものにする為に、
本当にその家は重要?

「たちばなさん、
家は絶対残したいです。
やってくれますか??」

という問い合わせも多い。

ワタシの答えはいつもこう。

「お金があれば残せます。
お金を作りやすい環境は
作って差し上げます。

でもおカネを作るのは
あなた自身ですよ。

子どもの為に部屋を作って
いすや机を設える事は出来ても
勉強を代わってやる事は
出来ないのと同じ。

家を残せるか残せないかは
あなた次第です。

お金を作りやすい環境は作るから、
お金を作って下さい。」

って答えます。

不動産への執着・・・・・
ウチのオフクロ、
実家が亡くなってしょげてたのは・・・
数日だったな。

ホントにそんなもんだったよ。

ウソじゃない。
少なくとも息子のワタシにはそう見えた。

今、ウチは家族みんな仲良くしているよ。

妻と母も仲が良い。
妻と姉も仲良くしている。

だからワタシも安心して
各地に出かけて仕事が出来る。

上手く廻っているよ。

その為に・・・・・
一部我慢や妥協が出来る事は
受け入れる。
その度量が必要なんだ。

一度手放して、
生活や事業を収入状況を立て直して、
それでも必要だと思うなら、
後で買い戻せばいいじゃないか!
借りてもいいじゃないか!

カネがあれば何でもできるよ。

だからカネを作れよ!
そうすりゃなんでも意のままだ(笑)

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ