新潟の自宅にて

たちばなです。
二年前くらいに契約した依頼人。

特に契約する必要もないと思ったけど、
ご本人が心配そうな様子だったので、
「後ろ盾」として契約する事に。

その後、
債権を持っている銀行は
保証協会にさっさと
代位弁済して貰ったし、
予定通りだったんだけど、
店舗の設備関連で契約した
リースの残債でリース会社と
少し揉めている様子があったので、
結果的に契約しておいた事で
対応策を示して・・・・・難を逃れた。

リース会社は、
「残リース料を払え」と。

当事者は、
「リース料払う価値が無いから
物品を持っていけ」と。

このやり取りを繰り返して、
リース会社が「根を上げる」のを待つ(笑)

利益が最大欲求である
株式会社たるリース会社は、
機械設備やソフトウェアに関しては、
物品を回収しても
ほとんど利益が見込めない。

だから、
「物件を回収しますよ」と脅し口調にして、
債務者側がビビッて
カネを払う事が至上命題になる。

そこで、
「物品回収していいよ。要らないから」
って・・・これ言われるのが一番困るんだよ。

この当事者はその後、
ワタシのセミナーを繰り返し聴講し、
自分でも実際に実験を重ね・・・
自分で「MEP」を実践している。

「MEP」って、
自分で多重債務者として、
あらゆる手段を実践して
債権者に抵抗する事を、
ワタシが勝手に「MEP」と呼んでいるんだ。

この当事者は、
ワタシのセミナーでの情報を
自分でも実験している、という事。

いやぁ~・・・・たくましいわ(笑)

そんな当事者から写真付きでメッセージを貰った。

当事者:「同じもの二つも送ってきて、笑えます」

ワタシ:「会社宛と個人宛ですね。
あなたが個人保証している
会社の債務だから会社宛と個人宛。

ワタシにもかつての
会社と個人宛と二通来ています。
役所の仕事ですね(笑)」

当事者:「なるほど。MEPしていきます。」

ワタシ:「紙が勿体ないから、
裏をメモ用紙にでも使って下さい(笑)」

こんなやり取り。

二年前に契約した時は・・・・
本当に躊躇していた。
ワタシの話す事に疑心暗鬼だった。

進む事に恐怖があった事は頷けるし、
かつてのワタシもそうだった。

「進む事の恐怖はあろうが、
進まない恐怖も考えてほしい」と話した。

この当事者は決心し、
現在は揚々と事業を継続している。

その後、
繰り返し我々のアドバイスを受け、
自分で実践し、
知識や対策法を積んでいき、現在に至る。

そして・・・・現在は、
こうやって債権者から
送られてくる書類で「アソべる」ほどに
強くなった。

これって・・・・
最強の「理論武装」ではなかろうか??

これって・・・・
知識とスキルとリテラシーが
備わった事ではなかろうか??

若者が「無知や不勉強」を売りにする事
女性が「か弱さ」を売りにする事
高齢者は「人生の悲哀」を売りにする事

当事者はこれを敬遠しがちだ。

でも、この三つをどれも出来ない、
男性の現役世代は・・・どうすればいい??

そして、事業における
多重債務に困窮する最も多い世代が、
現役世代の男性事業主なんだよ。

今回の当事者もそう。

「無知や不勉強」を売りにするほど若くない。

「か弱さ」を売りに出来る女性ではない。

「人生の悲哀」を売りに出来る世代まで
生きていられるかどうかは解らない。

じゃあそんな世代は何を売りにするの???
「知識とスキルとリテラシー」ですよ!

借金に困窮した当事者は、
「借金問題解決」の為の
知識やスキルやリテラシーを
学ばなければならないんだ。

今日も、にわか仕込みの孫子の教え。

「壁が高くて乗り越えるのが
困難な情勢の時は、
壁の“切れ間”を探す事に注力せよ。」

これね・・・・まさにワタシの仕事、
そのものなんですよ。

何でも正攻法じゃ、
体ももたないし、資金ももたないよ

なんでもかんでも
「額に汗する事」が良い事とは言えない。

折に触れ「ラクする為の努力」も
しなくっちゃいけないね。

ケースバイケースがあるって言う事よ。

なんでも「前向き」では、画一化してしまう。

時に後ろを振り返り、
「めっけもん」が落ちていないか
探しながら前を向く事だって、
あったっていい。

「下を見ればキリがないから上を見ろ」
とは言うけどさ、

ネガティブな環境にあるときに、
下を見れば・・・

「オレはコイツよりまだマシだ」って
思えて幾らか溜飲は
下がるんじゃないだろうか??

成功者の話を聴いて、
それを生かすのも良いだろう。

それが主流である事も認める。

でも、たまには失敗者の話も聞いて、
同じ轍を踏まない、
という教訓を生かすのもいいんじゃない??

残念ながら、現在の日本社会は、
成功者の成功話だけでは
生きて行きにくくなっている事も
認識してほしいね。

ホントなんだよ。

次の書類・・・・
新潟の督促状も、京都の通知書も・・・・
書類の形式が一緒じゃない??(笑)

つまり、
所定のフォーマットがあるって言う事。

請求も通知も督促も催告も・・・・
みんなマニュアル化しているんだよ。

これは、以前に広島でのセミナーに
おいで下さった聴講者の方で、
元銀行支店長さんのブログ。

こんな記述がある。
ワタシの言っている事の裏付けに
なるのではないだろうか??

http://ameblo.jp/teamkeieisanbou/entry-12216460206.html

ワタシはね・・・・
「銀行員」という人種は死ぬほど嫌いなんだけど、
この仕事始めて気づいたんだ。

「元銀行員」とは結構ウマが合う(笑)

ワタシの周りの魅力的な人物には、
「元銀行員」が多いんだ。

更にね・・・
この人・・・同じ元銀行員から、
結構な批判受けちゃっているのが、
また面白い(笑)

「批判にめげずに頑張って下さい」
ってメッセージ送っちゃった(笑)

「相手が大きくて勝てないと判断したら
“逃げる事”に専念せよ」

「大きい事が正しい事であるという
思い込みは捨てる」

「嘆く前に、
今ある資源で出来る工夫を考える」

「“もう一歩”踏み込んで本質を見抜く」

これ・・・ぜーんぶ孫子の教え。
モチロン、ワタシの「にわか仕込み」だよ(笑)

ワタシが繰り返し繰り返し
読んでいる書物には、
こう言う教えがたくさん書いてあるんだ。

ワタシは、これに書いてある通りに
仕事しているだけ、とも言える。

真のセオリーって、
実はマイノリティにこそ真髄があるって、
ワタシは理解したんだ。

そうしたらさ・・・なんとかかんとか、
ワタシも人生の再生は果たせたよ。

——————————-

神田小川町の事務所にて

たちばなです。

【食い物にする:
自らの利を得るために他人を利用する事】

まさに、これにピタリと当てはまる人が
ウチの事務所を訪ねておいでになった。

先週の話。

北陸のとある街から
わざわざ新幹線に乗って来たQさん。
ワタシと同い年。

「あら!ワタシと同い年じゃない??
仲良くして下さいよ。」
なんて軽口言いながら面談を始めた。

数か月前に新潟県内の若者と
救済の契約をしたんだけど、
その彼からのご紹介だった。

Qさんは独身の個人事業主。

母親名義の自宅の一部に住まいながら
小さなご商売をされていた。

Qさんには所有している不動産などは無く、
保険も掛け捨てのものばかり。

持っているクルマも年式は経過しているようだ。

数年前に、
とある事業への投資話に乗っかってしまい、
その資金の捻出のために借金。
借金の総額は約600万円。

その投資の配当が長く続かず、
借金の返済に頓挫してしまったQさん。

三年前に地元の弁護士を使って
債務整理を実行。

昨年から、毎月7,5万円を
弁護士に支払っており、
その支払い原資が捻出できずに
当方に相談に来た、という事。

はじめ・
「その7,5万円を何年間にわたって
払い続ける事になっていたの?」

Qさん・「昨年から5年間です。」

はじめ・「7,5万円を60か月に渡って
支払ったら450万円支払う事になる事に
思いは及ばなかったの?」

Qさん・「手数料も取られなかったので、
こう言うものなのかと思いました。」

はじめ・「なるほど、
でも、600万円を払えなかった人の負債が
450万円になったから
ハッピーでいられると思った?」

Qさん・「とにかく必死で・・・・」

実際に、Qさんは半年ほどで
資金の捻出に頓挫してしまったからこそ、
わざわざ新幹線に乗ってワタシを訪ねてくれた。

暗澹たる気持ちになったよ。

そりゃ確かにQさんは、脇が甘かった。
完全に脇が甘かったよ。

でもさ・・・・この人なんか、
完全に「ほっとけ案件」だよ。

なーんにもしなくて良い・・・・ってか、
何にもする事が無い。

失礼だけど、
お世辞にも身なりが良いとは言えなかった。

こういう人から
毎月7,5万円を回収する事で、
これを担当した弁護士は、
本当に「助けた」と思っているのだろうか?

「Qさん、あなたがその弁護士から
“食い物にされた”と言う感覚はある??」
と訊いてみたんだけど、

「今、たちばなさんから借金の時効の話や、
“ほっとけ”の話を聞けば、
それに近い感覚はあります。」と。

Qさんはワタシと面談していなければ、
自身が食い物にされていた事すら
気づかなかった。

新潟の紹介者に勧められなければ・・・・
ワタシの所に来ていなければ・・・・
彼は無理やりにでも7,5万円を弁済し続け、
その原資が捻出できなければ、
また他の弁護士のところに行って、
なんからの法的整理をして、
また諸費用を払って・・・・
結局借金は終わらない。

債権者が貸金業者から、
弁護士に変わるだけ。

本気でこれを人助けになると
思っている法律家を、
社会は「センセイ!」と呼び、
敬意を払う・・・・
これは完全に狂気。

日本社会は狂気だと思うよ。

「Qさん、
7,5万円を払うのをやめなさい。

銀行口座におカネを残すのをやめなさい。
その弁護士や債権者から
電話が来ても出てはいけない。

万が一電話に出てしまったら、
“おカネがありません。
出来たら払います”といって
電話を切って、その後は無視しなさい。

着信拒否をしなさい。

家や事業所に来たら、
“おカネが出来たら払います。
スミマセンが忙しいのでお帰り下さい”
と言って帰らなかったら、
不退去罪ですからお巡りさん呼んで下さい。

これを5年間続けてください。
数か月もすれば債権者は来なくなります。

7,5万円払う五年間と、
一円も払わない五年間と、
どちらがあなたにとって得かを考えましょう。

詳しい理屈はセミナーでお話しています。
知りたければセミナーへどうぞ。

公式サイトで音声だけは売っていますので、
それでも良ければ概略はつかめると思いますよ。」

これを言って、2000円払ってお帰り頂いた。

世の中の大半の人が、
弁護士さんを尊敬し、
心の拠り所にしていると思うんだよ。

ワタシがいくら丁寧に時間かけて話したって、
弁護士が数分間で反対意見を言ったら、
大半の人が弁護士さんの言う事を支持すると思うんだ。

そのくらい、
「バッジの力」というものは、
強くて大きいものなんだけどね・・・・。

ワタシには、
彼らがその絶大な力を
大切にしているとは思えない。

その絶大な力に、
あぐらをかいてしまい、
適当な小遣い稼ぎをしているようにしか
思えないんだ。

だからこそ、彼らは本気で親身になって
悩みを聞いてあげなきゃ
いけないはずなんだけど・・・

彼らは依頼人を見るより、
業界内の自分の評判を気にするんだ。

弁護士の世界には、
恐ろしいほどのヒエラルキー社会が
形成されている・・・らしい。

人と違う行動をしようとすると、
瞬く間に批判の対象になってしまう・・・
らしい。

これじゃあ彼らに
「人助けとビジネスの両立」なんて
出来ないよ。

今回の面談で、唯一の救いは・・・・
Qさんがそんなに立腹していなかったこと。

ワタシがQさんの立場だったら、
めちゃくちゃ怒っていると思ったし、
ワタシ自身も6年前に
弁護士にそれに近い目に
遭わされてしまった経緯から
現在の仕事をしているワケなんだけど・・・。

一方で、
Qさんがそんなに怒っていないのは、
まだQさんは全体像が
把握出来ていなかったのかもしれないね。

自分がどのように
食い物にされたのかが
把握出来ていなかったのかもしれない。

たかだか70分くらいの面談だったしね。

まぁとにかくQさんが、
今後一切返済対応をしなければ、
やがて借金は風化して終わる。

一円でも支払えば、
生きている限り借金は続く、
という理屈だけは丁寧に話したつもりだ。

今はただただ、
Qさんの人生の好転を祈るばかり・・・。

追伸

「ほっとけ案件」という言葉を頻繁に使う事で、
お問い合わせを頂くメールやメッセージで、
「〇〇△△××な状況です。
私はほっとけ案件ですよね?」
というニュアンスのお問い合わせを
チョイチョイ頂きます。

「ほっとけ」の状態にするには、
当事者の負債内容や周辺の状況を
ある程度理解してからでないと、
結論は下せませんし、
ましてメールや電話などで
説明できるようなものではありません。

また、「ほっとけ」の状態にするには、
それなりの下準備が肝要であり、
軽率な行動は後々に債権者に対して
大きな「スキ」を作ってしまいます。

勝手な解釈や安易な判断で
勝手に「ほっとけ」を実行し、
後に大きな損害が発生しても
当方は一切責任を追いません。

———————————————–

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ