神戸市三宮の飲食店にて。

たちばなです。
「金融の闇」と「ヤミ金融」は違う。

そんな議論を交わす、
元・広島の銀行の支店長と、
現役の6億円の多重債務者。

ちゃんと話せばちゃんと伝わる。

世間一般社会よ・・・・
ワタシを腐すのは簡単だ。

ただ、これ以上の方策があるのか!?
オレ以上の、人助けがあるのか!?

話そうよ。議論しようよ。
オレを論破してくれよ。

キチンと話は聴くから。
神戸の最後の夜は更けていく。

明日は夕方に、
女房が新潟空港に迎えに来るらしい。

11日ぶりに女房と会うけれど、
きっと抱擁は無いだろう(笑)

———————————–

新潟の自宅にて。

たちばなです。

昨晩、11日ぶりに新潟の自宅に戻りました・・・
がしかし平日。

三姉妹はそれぞれ学校やら幼稚園やら。

妻は美容院に出勤。
ワタシの髪を切ることも出来ないくせに(笑)

母は趣味のウォーキング。

自宅で独りなので、心静かに、
これまでの11日間を反芻しながら投稿致します。

明日から朝一の新幹線に乗りまして、
また八泊九日の出張旅行に取り掛かります。

今週も東京で三泊した後に、
大阪、名古屋、もう一回大阪に戻った後に
博多に出かけます。

なかなか新潟に戻る事が出来なくて、
新潟近隣県の方々との面談が出来ておらず、
年末に面談が押せ押せになってしまいました。

そんな中・・・・
東北地方のとある建築系の事業主の方。

Zさん40代男性。既婚で子ども3人。
「すぐにお話出来ませんか?」
との依頼を受けたので、
10800円を振り込んで頂いて、
三宮のホテルで「フリーWi-Fi」を使って
Skype面談を実行しました。

両親の実家に会社を登記。

Zさん自身は自宅を所有し、
とある信用金庫でローン残高は2000万円超。

毎月10数万円を返済・支払している状態。

本社である実家の所有者は父親。
しかし、父親はZさんの借入との
保証関係は無い。

Zさんの事業上の借入は
4000万円を超えていて、
月額の元利返済は60数万円。

借入先は、地元の銀行と政府系金融。
保証協会付き融資の他は無担保融資。

これから冬に入り、
春先までまともな仕事は望めない、
との事で銀行に繋ぎの資金を
依頼したところ断られたと。

今後の資金繰りに関して相談を受けたんです。

「Zさん、あなた借金無いじゃない?
信用保証協会って、
税金を財源に組織が回っている。
つまり巡り巡ってあなたのおカネ。

政府系金融機関って、
税金を財源に組織が回っている。
つまり巡り巡ってあなたのおカネ。

あなた借金無いじゃない?
あなたの負債は実質的にゼロ円じゃない??

あなたが銀行に
返済できなくなった時に保証協会が、
あなたに代わって銀行に
弁済する事を前提におカネ借りたんでしょう?

じゃあ“契約通り”に返済を停止すれば、
保証協会から銀行に
不足分が弁済されるんでしょう?

その通りになれば、
銀行へ楯突く事になんかならないじゃない?

保証協会?

リスケして銀行に払えば、
利息に充当される。

同じ金額を保証協会に支払えば、
元金に充当される。どっちがお得か考えてね。

でもさ・・・どっちにも支払わなければ、
5年か10年で時効が完成する。

その為に、保証協会に
“信用保証料”支払っているんでしょう?

なんで、無理して支払うのか、
ワタシには全然意味が理解できないよ。

妻や子どもや従業員や
顧客取引先守ろうと思ったら、
保証協会への支払いなんか、
ずっとずっと後回しだよね。

優先順位を考えてね。

それから、このケースで
銀行に借りたカネを返さないことは、
“契約通り”の行為である事を認識してね。

住宅?

住宅は信用金庫で、
事業上の借入は無いんだから、
ローンが残っている限り
銀行や保証協会が
差し押さえる事なんか出来ないよね。

だから、
住宅ローンは支払っていれば住んでいられるよね。

ローンが無くなれば、
債権者が差し押さえにかかるんだから、
借金問題が解決するまで
自宅のローンが残っていれば
自宅は差し押さえられないでしょう?

だから、ローンを残しておけばいいじゃん。
住宅ローンだけリスケすれば?

そうすれば、月額の負担は減るし、
借金は残るから自宅を維持できる。

子どもがいい加減大きくなって、
自宅が要らなくなったら、
一切の返済を停止すれば、
信用金庫が差し押さえる。

“無担保状態になった
不良債権は期中で損金計上”は
金融機関の常識。

ご両親は、
そもそも連帯保証人でも
保証人でもないんだから、
弁済の義務なし。

ご実家もそのまんま。なんの影響もない。

Zさん、ワタシが言う
“借金が無い”という事が理解できますか??」

こんなアドバイスをして、
一度は喜んで貰ったんだけど、
Zさんは再び暗い顔に戻った。

「実はもう一つ問題がありまして・・・。」と。

現在、Zさんが受け持っている
建築の仕事が数件あるんだけど、
その途中段階で支払うべき
関係業者への支払い資金の捻出が
近々に困難になるとの事。

Zさんは、こちらに頭を悩ませている。

長い付き合いの取引先や
大手の取引先など様々で15件ほど。

総額は700万円を超え、
Zさんにとってはかなりの大金になる。

強硬的な態度を示され、
「裁判沙汰にでもなったらどうしよう・・・」
とZさんは考えている。

「月末まで待てないので、
おカネを払ってでも
たちばなさんに相談したいです。」
とワタシにメールしてきた意味が理解できた。

「Zさん、まずはすぐに
借金の返済を止めましょう。

これで毎月60万円の
資金は確保できるね?

その上で、取引先の15社の中でも、
“ランク付け”をしましょう。

取引額・取引年数・取引先の
これまでの貢献度について
ランク付けをするんです。

Zさんにも、
“ここにだけは支払いたい”とか、
“ここはあんまり・・・”とか
あるはずなんです。

それを明確に区分けして下さい。

その上で・・・1社ずつ丁寧に、
現在の苦境を丁寧に話してください。

毎月60万円の財源から
分納していく旨を説明して下さい。

春先になり、
仕事がしやすい環境になったら、
分納額を増額する提示もして下さい。

まずは頭を下げてください。

その上で・・・・それでも、
怒り心頭に発す業者も出てくるでしょう。

怒ってくるだけなら、
ただただスミマセンと頭を下げ、
今後の支払い計画を押し通してください。

もし、相手先が裁判などの
強硬手段に出るようなことを言って来たら・・・・

“係争事にするならワタシは絶対に払わない。
係争事にしないならワタシは
分納してでもいずれ必ず支払う。
係争になったらワタシは絶対に払いません”

と、相手先が係争を
ためらうように持ち込みましょう。

言葉はもっと丁寧に。

それでも相手が強硬手段に出て
裁判で提訴して勝ったとしても、
あなたには取られるものが無い。

裁判費用も原告側が負担せざるを得ない。

損得勘定の出来る業者なら、
強硬手段の方が損をする事に
思慮が回ると思います。

大手ほど、強硬手段に出やすいです。

大手がもしそれをやってくれば、
取引額も大きいのですから、
実質的な“弁済すべき金額”を減額できます。

中小取引先に支払いが優先的に廻せます。

そこで中小の取引先との関係が改善されたら、
大手の取引先で入れていた
資材の分を中小に廻せば良い。

それが出来ないなら、
支払額を減額して、
キャッシュで資材を入れるしかない。

その為の資金の確保を
返済停止した分で実行する事は、
経済的合理性を果たしていますね。

このシナリオ通りに事が
進むかどうかは解りません。

しかし、全てのシナリオの
スタートラインに立つ為には、
“契約通りの返済停止”は
実行しなければいけませんね。

現在のZさんの置かれている状況下で、
あらゆる今後の動きを想定して、
返済停止を実行せずに
会社を立て直す方策は、
ワタシには見つけられません。

これに乗れないのでしたら、
Zさんと我々のご縁は無いと考えます。」

民事である以上、
暴力などの行為でない限り、
日本の法律は
「怒りに身を任せたものが負ける」体制を
取っています。

怒りを以て裁判に訴えたって、
先方にカネが無い限り
絶対的に回収する方法はありません。

資産の差押えを実行したって、
差し押さえるものが無ければ
回収できないのですから。

支払督促なんて法的文書を送付したって、
それに法的拘束力などありません。

債権者が本当に請求先から
債権を回収しようと思うなら、
そのまま良好な関係を維持し、
詳しく状況を訊きながら
“妥協案”を提示し
友好的に進めなければ、
回収出来るものも
出来なくなってしまうものです。

債権を持つこと・・・・
というのは取引先に対し、
ある意味“投資している”という事が
言えるのでないかと。

債権先が破たんしてしまえば、
“支払えない事”を
取り締まる法律は無いのですから。

融資もおんなじだね。

“借りたカネが返せない事”を
取り締まる法律が無いんだから。

古い物語・・・・「北風と太陽。」

北風と太陽が、
「そちらが男の上着を脱がす事が出来るか?」
を話し合う。

北風は、強い風を吹かせ
男の上着を脱がせにかかる。

男は上着をシッカリと抱え込み
脱げないように措置を取る。

太陽は、燦燦と光を照らし、
男が暑がって自ら上着を
脱がせる環境を作る。

やがて男は上着を脱ぐ。

債権者の債務者対策は、
基本的に“太陽政策”でなければいけない。

相手が貧困であったり、
相手の事業規模が小さければ小さいほど、
太陽政策でなければいけない。

「ケンカの相手先によって、
ケンカの手法を変えなければいけない。
時にはケンカの土俵に立たない」

という選択肢を経営者は持つべきだと
ワタシは思うんだ。

なんでもかんでも裁判裁判・・・
とか言っているヤツは
“〇〇の一つ覚え”って言う事だよ(笑)

債務者側の債権者対策と
債権者側の債務者対策は、
方策が真反対である、という事。

「理不尽な状況下でも、
怒りに身を任せた方が、
やがて敗北の辛酸をなめる」という事。

「勝つ戦略」と「負けない戦略」を、
状況下に応じて使い分けるんだ。大事だよ。

「たちばなさんは、
なんでもケンカ腰なんですね。
ワタシは賛同できません。」
という匿名のメールを頂いた。

「そうですね・・・
ワタシもそう思いますよ。

でもこれで助かる人がいる以上
ワタシは仕事を続けます。
ごめんなさいね」って返信しておいた。

ワタシはケンカしないよ。

どんな批判があっても、ケンカはしない。
議論はするけどね(笑)

オレ・・・「議論」は強いよ~(^_^)v

ずっと、酒の席が続き、暴飲暴食。

今日は朝食と昼食は、
グラノーラで過ごし、夜は酒を抜く。

明日からまた酒を飲む事にはなるけれど(笑)

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※全件たちばなはじめが読みますが、
内容によっては返信をしないことも
ありますのでご容赦下さい。

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ