新潟の自宅にて

たちばなです。

二年位前に当方の事務所に来た相談者。
都内の事業主男性20代。Nさん。
所有不動産ナシ。
預貯金と生命保険あり。妻子あり。

とある事業をFCで展開した事業が
一年足らずで資金枯渇。

借金総額は1000万円程度。
政府系の無担保融資と
信用金庫のマルホ融資。

ワタシにいわせりゃ、
政府系の借金とマルホの借金・・・・
こんなモンは借金とは言わない。

公庫も保証協会も
組織が成立する為の財源が税金なのだから(笑)

従業員との
コミュニケーション上の問題もあり、
売上や収益の向上を図る
目途が立てられない状況に陥った。

大きな痛手になる前に、
早めの撤退をしたいが・・・・・
という相談だった。

完全なる「ほっとけ案件」だった。

・口座を逃がす
・生命保険の契約者変更
・預貯金の全てを銀口座管理をやめる
・期限の利益喪失前と期限の利益喪失後の
債権者対応の概略

これを教えた上で・・・・

「心配になったら2000円持って
うちの事務所においでよ。契約必要なし。
もう終わりだから帰っていいよ。」
ってアドバイス。

それから彼は折に触れ、
うちの事務所に進捗の報告に来たり、
奥さん連れてワタシのセミナー来たり・・・・
緊密ではないが、なんとなく交流がある。

ワタシを頼って近づいて来てくれれば・・・・
そりゃワタシだってカワイイよ。

ワタシは彼を「N君」と呼んでいる。

N君はワタシの仕事の内容や
ワタシの気持ちをよく理解している。

彼はワタシの気持ちをよく理解し、
自身も現役の多重債務者としての経験や情報を、
折に触れワタシに報告してくれる。

「私に続く方の参考資料や
参考情報になるのでしたら幸いです。」と。

・信用保証協会の代位弁済通知書
・民事裁判の訴状
・督促状

などなど、生々しい書類をワタシに送信しては、
「固有名詞を伏せた上で公開してください。
困っている人の為に。」って言うんだ。

そんなN君から先日、
こんなメッセージとともに、資料が届いた。

「おはようございます。
先日、執行官の方が来まして、
執行不能調書が届きました。

伏字にして調書をご共有致します。

困ってる方の何かの
参考に少しでもなれば幸いです!

先日、執行官の方がおいでになって
あっさり帰って行かれました(笑)」と。

この書類・・・【動産執行不能調書】って言う。

みんなさ・・・怖いでしょ!?
「裁判所の執行官が強制執行にやってくる。」
って聞くと。

この文言の響きやイメージに、
どれだけの人が
恐れおののくことだろうか・・・・。

でもね・・・不動産以外は
動産なんだから全部逃がすことが出来る。

その「下準備」をして、
取られるものが無い環境を作っておけば・・・・
法的に最強。

そもそも強制執行する側も、
執行不能になるのが
想定出来ているからこそ、
執行不能調書のフォーマットが
あらかじめ用意されているのではないだろうか??

もっと言えばさ・・・
仮に差し押さえられるものがあったとしたら、
それは「取られた」のではなく
「物に代えて弁済した」という事。

つまり、差し押さえられたという事は、
弁済した、という事であって、
「法律に誠実である証」と言える。

法的な差し押さえだろうが、
自主的な納付だろうが、
法的に変わりがないんだから
ワタシの言っていることは
決してトンチンカンな事では無いのだよ。

5年半くらい前だったろうか・・・・
ウチにも裁判所執行官が来たことがある。

役人だから、居丈高か??って思ったけど、
基本的に彼らはすごく腰が低い。

市役所や町役場の人間なんかより、
遥かに腰が低いんだ。

裁判所の執行官ほど、
「公僕」を意識している人間はいないと思う。

「おいそがしいところ、
スミマセンねぇ~・・・」とか言いながら
腰をかがめて来るんだ(笑)

ウチは「土地持ち」だったから、
不動産鑑定士も同行して、
不動産のチェック。

チェックなんて言っても、
あらかじめ路線価なんかも調べた上で、
不動産なんか、「ザァ~」っと見まわすだけ。
写真を数枚撮ってたかな・・・。

そして、「失礼しま~す。」とか言って
家の中に入ってきて、
佇まいを見ながら何にも言わない。

赤い札も貼らない。
テレビもタンスも持って行かない。
何にも持っていかないよ。

だって・・・・どれがワタシのモノで、
どれが妻のモノで、
どれが母のモノなのかなんて・・・
いちいち書いていないんだから(笑)

当時不動産を所有していたワタシだって、
強制執行なんてその程度だったんだから、
不動産を持っていないN君の強制執行なんて・・・
推して知るべし。

「あっさり帰って行かれました(笑)」
なんてメッセージ送ってきたくらいだから、
相当に拍子抜けしたんじゃないかな(笑)

当社にご相談においでになる方に、
「借入金の返済停止」の
アドバイスをすると、
ご相談者が一番恐れる事が・・・
強制執行なんだ。

いや、強制執行に恐れているんじゃないな。
「強制執行」という言葉の響きに
恐れているんだな。

N君は現在・・・
誰よりも感じているんじゃないか、と思う。

「取られる不動産が無いヤツは
法的に最強である」という事を。

不動産以外の動産は、
動かせるものなんだから、
徹底的に動かして逃がせばいい。

債権者の手の届かないところに置けばいい。

不動産は、まさに「不動」であり
動かせないものであるのだから、
それなりの対応をすればいい。

理想は、不動産にこだわらないことが、
借金問題解決の近道ではあるけれど。

事業主、債務者の
最高のリスクヘッジは・・・・
「取られるものが無い環境を作る事」。

この言葉を改めて、N君に贈りながら、
この投稿の読者にもお贈りする。

N君には子供がいる。

彼のSNSの投稿からも、
子供や奥さんに
深い愛情を注いでいることが伝わってくる。

借金問題なんかに頭を抱える状況になる前に、
「予防の処方箋」をワタシに求めてきた事で、
彼とワタシとの今日に至る関係性があるんだ。

近々に彼と会う機会がある。
動産執行の時の状況を詳しく訊いてみることにしよう。

ワタシなんかもまだまだ若手ではあるが、
彼はさらに若手。

若いウチにこういう経験をしておくことは、
後々の事業家人生に
大きく寄与するのではないか?と想像している。

精神的に逞しくなったであろう
N君に会うのが今から楽しみだよ。

大事なことは、先人たちが教えてくれる。

・勝てる見込みが無いと判断したら逃げることに専念せよ

・勝つ戦略ではなく、負けない戦略を考える

・成功体験ではなく「失敗」に学びを求める

・準備に時間かけ、実行は素早く

・ゴールは一つでも、ルートは無限大

・機会無き時にこそ、機会に備える

・結果の蓄積よりも経験の蓄積で人は成長する

—————————————

新潟の自宅にて。

たちばなです。

上記の投稿をした後に
当事者のN君がワタシの投稿を読んだうえで、
ワタシにメッセージをくれました。

下記は、そのやり取りの無修正の一部始終です。

上記をお読みいただいた方には、
「追加情報」として有効だと思いましたので、
下記の通り追記致します。

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6時15分:N君

「おはようございます。
FBでの執行不能調書のご共有
ありがとうございます!

執行官とのやり取りの詳細を、
今度お会いするときに・・・
と思ったのですけど、
実態を簡単に書き留めておきます。」

1)午前10:30、執行官の方が訪問。(母が対応)

2)そのとき私、娘のオムツを替えてました。

3)娘の着替えもさせていたので、執行官の方に少し待っててもらう。

4)オムツ交換と着替えが終わって玄関へ。

5)執行官の方は、敷地の外で待っていた様子。
50代くらいの男性で物腰柔らか。

6)執行官の方に、以下を確認される。
・名前と社名、代表者である事実確認。
・この家の持ち主ではないか?
・私「いえ、この家は父の名義です」
・執行官「そうですよね。
では執行不能調書を出したいので、
ご署名だけいただけますか?

社印があれば良いのですが、
なければ署名だけで結構ですので。
お時間取ってしまってすみません」

7)10:40、終了

という感じでした。

10分間のうち、
8分くらいは待っていただいた時間です。

つまり、やり取りは
2分くらいで終わっておりますm(_ _)m

執行官の方は、執行不能になると
予めわかっていたような印象でした。
ご参考になれば。

6時19分:はじめ

「ハハハ(≡^∇^≡)オレの時もそんなもんよ(笑)
ありがとー。」

6時21分:N君
「いえいえ~(^^)たちばなさんが書いたように、
「執行官」もビビる言葉ですよね。
ビビる言葉をあえて使ってるのでしょうね~。」

6時23分:はじめ
「いいねが、150超えると、
オレ的に評価高い投稿だと思ってるんだ。
読者に喜んで貰えたと思うよ。

また、後でAmebaで再投稿しとく。
キミも、キミ自身が、
いかに最強な立場かを理解出来たと思うよ(^-^)」

6時29分:N君
「取るものないところからは取れない」
って本当ですよね。

これは、体験した人でないとわからない、
言葉でわかってても
本当には信じられないことかもしれません。

たちばなさんのセミナーを聞いても、
「でも、やっぱりなんか起こるんでしょ?」
って疑ってる人はいるでしょうから。

そんな人に「本当に何も起きないですよ」って
メッセージになれば良いですね。

疑う人はどんなメッセージ送っても疑うんですけど。

執行官とのやり取りも、
なにかの機会に載せてくださいませ。」

6時31分:はじめ
「そうしようと思ってた(笑)」

6時32分:N君
「コピペしてください(笑)。
オムツ替えてて執行官を待たせるやつも珍しいはずです。」

6時32分:はじめ
「手抜き投稿じゃねーか(笑)」

6時32分:N君
「その方がラクじゃないですか~(笑)。」

6時32分:はじめ
「(笑)」

6時34分:N君
「ラクできるところはラクする、
にこしたことはありませぬ(^^)v」

6時35分:はじめ
「オレ、前にそれネタで投稿してたわ(笑)」

6時35分:N君
「では有言実行で(笑)。」

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これが世間一般で恐れられている
「強制執行」とか「ガサ入れ」の実態ですよ。

そりゃ刑事事件とかなら
もっと過激な事をやるんだろうけど・・・・
借金問題は“民事事件”ですからね。

テレビやニュースなんかで
エキセントリックに
報道されるようなことになんかなりません。

いたずらに恐れおののくことは
「妄想」だよ(笑)

そりゃ、大金持ちや資産家が、
資産を隠していたり、
それを裁判所含めた債権者に
疑いを持たれているようなら、
詰問されたりすることも
あろうかと思うんだけど・・・・。

N君は、良くも悪くも・・・・
なーんにもない。
家庭生活を営むいくらかの現金以外は。

N君は、ただただまっとうに正直に・・・・
法律に従い、債権者の権利を尊重したんだ。

つまり、明確に債務者としての義務を果たした、
という事です。

N君・・・・借金問題からは
すでに解放されているんだから、
早く新しく仕事して儲けてほしいよ。
そしたらガッツリおごってもらう(笑)

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ