静岡県掛川市のビジネスホテルにて

たちばなです。
 
改めて感じましたよ・・・
「加齢による思考の硬直化」を。

都内で複数の学習塾を営む
経営者70歳手前の男性Aさん。

白髪交じりの毛量は豊富で、
一見して若々しい。
 

WEBはあんまり詳しく無いようだ。

都内のブローカーに
相談に行ったところ、
ワタシを推薦されたようだ。

何の予備知識もなく、
ワタシのところに2000円持って相談に来た。
 

社長以下、総勢20名弱
生徒数は約350名。

年商は1億円に差し掛かるところ。

Aさんは奥さんとは死別し、
子供たちは全員成人。

現在は借家に独居し、実質的独身。
所有不動産は無い。

税金や社会保険料の滞納は無く、
銀行からの約2000万円ほどの
借入金残高は全て
保証協会付き融資(以下:マルホ)。

他に約250万円ほどの
政府系金融機関からの
借入金残高はあるが担保設定は無し。
 

「毎月、元金と利息の返済は
どのくらい実行されているのですか?」
と私が質問すると・・・・

「あ~・・・
どうだったかなぁ~・・・
確か60万円くらいだったと思う。
全部経理の方に任せちゃってるんで。」
と頭を掻きながら。

一方で、
先月の従業員への給料は遅配し、
先日ようやく支給をしたようで、
どうにか従業員の反乱は
招かずに済んだようだ。

 
今後の遅配防止や、
資金繰り改善についてアドバイスを
求めに来たようだが、
Aさんはほとんど会社の
資金内容については把握していない。

二言目には「経理の方に任せている」と。
 

資金繰りに実際に困窮し、
「会社の財産」である従業員に
既に迷惑をかけているのに、
その問題の把握に着手しない。

おそらく経理担当から、
「社長今月ヤバいです。」
とか何とかいわれて、
それをそのままワタシに
伝えているに過ぎない。

もはや、Aさんは
「スポークスマン」でしかない。

わずか2000円とは言え、
カネを払って外部の人間に
アドバイスを求めようとしているのに、
問題の詳細について
把握せずワタシと面談。

「センスが古いなぁ~・・・」
という感覚を私は禁じ得ない。
 

そうは言ってもワタシだって仕事。

2000円を頂いた以上は
アドバイスをさせて頂いた。

「Aさんの会社が、
銀行の借入金返済が出来なかった時に、
信用保証協会がAさんの会社に代わって
銀行に弁済する事を
前提に融資を受けたのが、
現在のマルホ融資です。

だから、その通りに
保証協会に代位弁済して頂けば
良いのではないですか?

銀行に盾突くことに
なんかならないでしょう?

保証協会って、税金を財源に
資金が廻っている組織体ですから、
その中の一部にはAさんの税金だって
投入されているのですから、
実質的にAさんには
“借金が無い”という事です。

また政府系の金融機関だって、
“政府系”って言っているんだから、
税金を財源に資金が
廻っている組織体で、
その金融機関が無担保で
融資しているんだから、
実質的にAさんには
“借金が無い”という事です。

ですから、今月から
60万円の返済を実行しなかったら、
毎月60万円が浮きますね。

今月来月に一発解決に
なるかはわかりませんが、
数か月返済を停止して、
今後も生徒数の確保に努めれば、
年内には給与遅配解消は
出来るんじゃないですかね?

銀行にリスケ要請をして、
近々に契約との事ですが、
リスケしたらいつ借金が
終わるのですか?終わらないでしょう?

返済を停止すれば、
5年ないし10年で借金は終わりますよ。

“借金問題の解決を目指す”
という前提に立てば、
ご自身の年齢を考え、
返済停止を実行して、
時効や風化させる事を前提に
取り組んだ方が解決策としては
合理的だと思います。」

目を真ん丸に見開いたまま
ワタシを見つめるAさん。

「たちばなさんって・・・
そういう仕事なの?
安易には受けがたいよ。」と。

「皆さん、事前に
WEBで予備知識を得たり、
セミナーを聴講されたりしたうえで
ご相談においでになりますから、
Aさんの様にまったくの予備知識無く、
“丸腰”でおいでになる方は
少数派ですから、
Aさんがワタシの話す内容に
“奇想天外”を感じる事は
仕方のない事だと思います。」
と返答。
 

「そう、まさに奇想天外だよ。
安易には受けがたいよ。」とAさん。

ワタシから更にアドバイスを。

「安易に受け難い様子なのは
表情やお言葉でよく理解できました。

しかし、こういう状況を
招いたのは他でもないAさん自身ですよ。

実際に従業員に対して
遅配して迷惑をかけて、
金融機関に迷惑をかけないようにする、
と言う行動経路や思考回路は
正しいとお思いですか?

また、あなたのそういった
社長としての振る舞いは、
従業員は安易に受け入れられると
お思いですか?

金融機関には潤沢な
資金がある事はご存知でしょう?

従業員には潤沢な
資金が無い事はご存知でしょう?

カネのある相手と
カネの無い人間・・・・
限られた資金をあなたが使う時に
どちらに優先順位に重きを置きますか?

子どもに勉強を教える
お立場の人間として、
どのようにお考えになりますか?

それを考えても、
ワタシのアドバイスが
受け入れられないのなら、
ワタシにやって差し上げる事など
ございません。」
 

なぜか・・・
なぜだか解らないがAさんの表情には、
やや笑みがある。

どういう意味だか私には解らない。

Aさんはしばらくして、

「たちばなさん、
あなたの言う事が“正論”なのは理解しました、
しかしそれは今日聴いて
今日実行などできません。
少し考えてから結論を出そうと思います。」

ワタシから、

「検討する事は自由ですし、
時間もかけたらよいでしょう。

しかし、この間にも
“従業員への迷惑”をかけ続ける事は、
頭に置いておいてくださいね。

ワタシには、
Aさんが力のある銀行におもねって、
力の無い従業員をないがしろに
しているように見えますよ。

弱い者いじめをしているように感じます。

ご自身の見栄や虚栄心や
社会的地位を維持したいが為に。

大変失礼ながら、
ワタシはあなたに経営者としての
センスを感じません。

再度申し上げておきます。

Aさん、あなたには
借金など無いのですよ。
払わなくて良い60万円を
金融機関ではなく、
従業員に充ててやって欲しいと
思っています。」
 

途中からAさんは
聴いていなかったように思う。

後片付けを始めたから(笑)
 

最後に、Aさんはワタシに質問した。

「一か月に何件くらい相談受けるの?

そして、この面談で
実際に行動に移す人って・・・・
どのくらいいるの?」と。

「一か月に概ね40名くらいです。
実際に契約になる方は・・・・
3割程度と思います。
月ごとにデコヒコはありますが。」
 
「えぇ~!そんなにいるの!?」と驚いた様子。

「はい、ただAさんの様に
何の予備知識も持たずにおいでになる方は、
ほとんどおいでにならないので、
この確率はAさんには
当てはまりませんね。」

ワタシはそんなつもりは
無かったのだけれど、
Aさんはワタシが皮肉を言ったと感じたようだ。

少し苦虫をかみつぶしてお帰りになった。
 

Aさんは、
おそらくこのまま返済を継続する。

そうなれば、
おのずと従業員への遅配は進む。

従業員はどのくらい
我慢してくれるだろう・・・・
どのくらい待ってくれるだろう。

一度はリスケの要請を
金融機関にしているのだから、
彼らからの新規の融資は
受けられないだろう。

銀行への借金の返済を続け、
従業員に給料を支給しなければ・・・・
Aさんの事業は継続できないだろう。

無理やり継続するために、
親戚や知人を騙して
「返すから!」などと言って、
返せなくなり、やがて・・・・。
 

Aさんにはあまりにも
戦略が無さすぎだ。

そして、そういった経営者が
国内の大半であることも確かだ。

ワタシはAさんが歯痒い。

日本の経営者が歯痒い。
 

一方で、今年の1月頃に、
個別面談をさせて頂いた
岐阜県のとある事業主からメールが来た。

「お世話になります。ご無沙汰しています。
いろいろ考えましたが、
たちばなさんのお世話になろうと思います。
どのようにお手続きすれば良いですか?」と。

後々になってワタシの
仕事の即効性や合理性に気づき、
ご依頼を下さる方もいる。

歯痒さが解消される時だ。
近々にはこの方とお目にかかる予定に。
 

一つ気がかりな事が。

この岐阜の事業主さん、
この数か月の間で・・・・
間違いなく資金状況は
悪くなっているハズ。

こういう方で、
しばらく躊躇して資金繰りが改善して、
再びお問い合わせ下さる方はまずいない。

「躊躇即ち損失」
と言う言葉が頭をよぎる。

しばらくして、
Aさんもそうならなければ
良いのだけれど・・・・・
残念ながらワタシの
予想は外れないだろう。

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ