東京神田小川町の事務所にて

たちばなです。

我々の基本スタンスはこう。

「借入金の返済や
利息の負担って重いよね。

だからこっちでその負担は
軽減するか無くしてあげるから、
それで事業を続けなよ。」

「我々は事業の
再生なんか出来ない。

再生しやすい環境は作るけど
再生させるのは社長、あんただよ。」

「借金返し続ければ
借金は終わらない。

借金返すのをやめれば、
やがて“時の経過”によって
借金は終わる。」

だからさ・・・そもそも
“事業上の採算が合っていない人”は
ナカナカ救済しきれないよね。

簡単に言うと、
”営業利益が捻出出来ていない人” 。

こういう人は、
人生の新しいスタートを
切りやすくする為に、
事業や仕事の転換を勧める、
という動きに代わる。

「社長、負債の処理は
こっちで破産させずにやるからさ、
次の事業展開考えようよ。
それが無いなら勤め先を
早く探そうよ。」

“廃業のススメ”
をすることだって少なくない。

かくいうワタシだって7年前まで、
ガソリンスタンドや
レンタルビデオ屋を運営する
小売業の会社の社長だった。

6億円の負債を抱え、
リスケジュールしていたとは言え、
毎月の元金返済と
利息の支払いの合計が180万円だった。

この返済を停止してもなお、
資金繰りは厳しいままだった。

返済停止して二か月半ほど
経過した時に・・・・
ワタシの親父が死んだんだ。

親父は地元の名士さんだったし、
ワタシも親父が誇らしかったから、
「親父が生きている間は
絶対に小売業を続ける!」
って思っていたし、
それは誰に否定されても揺るがなかったよ。

でもさ・・・
実際に親父が死んでみたらさ・・・
なかなか廃業には勇気が必要だったんだ。

でもね・・・
親父が死んで初七日が
終わったころに、
オフクロがワタシに言ったんだ。

「お父さんを会長のまんま
送り出してくれてありがとう。

もうこの会社の
役目は終わったよ。

あんたもよく頑張った。
もう好きな事やっていいよ。」

ってオフクロが
背中を押してくれたんだ。

で、現在の仕事を始めるに至った。

親父は実際に、
6億円の負債を遺して
死んでいったワケだけど・・・・
ワタシは親父に感謝している。

だって、
6億円の負債が残ったからこそ、
現在の仕事が出来ているのだから。

そりゃこの仕事始めた時の、
世間の風当たりたるや・・・・・
もの凄かったよ。

「借りたカネを返すのが当たり前だ!」

という社会風潮の日本で、
「借りたカネを返すのは
理想なのであって
当たり前じゃない!」って
主張するんだから(笑)

ワタシのフォルムと相まって、
ワタシは新潟と近隣県の一部で・・・・
急速に「ならず者」のレッテルを
貼られていくんだ(笑)。

まあその辺の思い出話は、
またいずれ書くこととしてね。

ワタシの経営していた
ガソリンスタンドと
レンタルビデオ屋の店舗は、
ワタシが事業を辞めた後、
両方の店舗とも、
新潟県内の大手企業によって
事業が引き継がれたんだ。

レンタルビデオ屋の店舗は3年前に、
ガソリンスタンドは1年前に、
それぞれ撤退して現在は・・・
両方とも廃墟。

夜にそれぞれの前を通ると・・・・
もはや不気味ですらある(笑)

レンタルビデオ屋の
土地と建物の所有者は、
先日お亡くなりになったようで、
また近々に売りに出されるとか。

ガソリンスタンドの
土地と建物の所有者は、
大手石油元売り。

些末なコストなど気にする必要なし。

ただ両方とも、
ナカナカ売れにくいと思うよ。

また更地にするのにも
相当のコストが発生しちゃうからね。

ワタシは、撤退して
本当に良かったと思うよ。
心からそう思う。

親父が自らの命を賭して、
ワタシにそれを教えてくれたんだ、
と現在は心から感謝してるんだ。

レンタルビデオ屋の店舗は、
自宅から500mほどで、
ガソリンスタンドは、
自宅から1キロほど。

チョイチョイこの店舗の
前を通るんだけどさ・・・・・
前を通る時にいつも思う事があるんだ。

「オレじゃなくたって、
誰がやっても結局採算なんか
合わせられねーんじゃんか。

だったらより早いタイミングで
撤退したオレの方が
ビジネス感としては
正しかったんだな。オレの勝ち。」
って(笑)

ガソリンスタンドも・・・・
全国的に、現在は随分と数が減ったね。

たまに長距離運転なんかすると、
ガソリンスタンド探しに
苦労しちゃう時だってあるもんね。

レンタルビデオ屋って・・・・
もう何年も行っていない。

音楽や映像は配信の時代になって、
店舗を訪れずネットで
購入する事が大半の世の中だもんね。

オレじゃなくたって、
誰がやっても
採算合わせるなんて難しいし、
採算合わせるだけじゃなくって
キチンと儲けられる
環境じゃなくっちゃ、
市場なんか拡大しないよね。

「事業を継続したい!」という意志が
強い事業主が多いのは理解できる。

でも、継続したいなら、
せめて事業上の採算くらいは
合わせなきゃいけないよね。

「今から仕事を変えるなんて・・・・」
という恐怖があるのは理解できる。

でも、変えないなら、
せめて事業上の採算くらいは
合わせなきゃいけないよね。

「オレ、昔から
これしかやった事無いし・・・」
という億劫さがあるのは理解できる。

でも、億劫に思ってきたからこそ、
現状の状態になったんじゃないのかい?

「変わらない努力」をしてきたから
不採算な事業形態になったのに、
引き続き変わらない努力を
続けてしまったのでは、
事業は絶対に好転しない。

ワタシは変わる努力したよ。

「小売業の社長」から、
「資金繰り支援コンサルタント」
に変わる努力した。

親父の死をキッカケに
「人生変えるぞ!」と、変わる努力をしたんだ。

人生変える為に、
何をしようかと考えたんだけど・・・
人生変える為の逆算をしてみたんだ。

・人生変える為に・・・・
付き合う人を変えよう。

・付き合う人を変える為に・・・・
仕事の拠点を変えよう。

・仕事の拠点を変える為に・・・・
東京にいこう。

幸い、この仕事始めた時に・・・・
複数の中の良かった知人たちが
ワタシから距離を置いた経緯があってね。

「近しい間柄であるほど、
この仕事は敬遠されがち」
を経験し、学んだ。

その後、ワタシは地元では
大いに怪しい人間と
思われていたようだ(笑)

当時はそれが
嫌で嫌で気になっていた。

でも現在はそれが
面白くて良い思い出になっている。

借金とおんなじなんだよね。

人間関係も、
「時と実績」が解決するものなんだ。

収益物件を抱え、
不動産投資や不動産賃貸業を
しているならいざ知らず・・・
広大な土地を所有して、
大きな建物を所有して、
わずかな利益を出し続けている
事業体が国内に
数多くあることはご存知と思う。

そういう事業体は・・・・
まだ利益が捻出出来ているうちに、
他の何かを考えておいた方が良い。

店舗での物品販売等は、
今後更に縮小して言うだろうし、
日本独自の精密な作業による生産品は、
じきに新興国にまねされ、
やがて取って代わるだろうし、
日本の人口が減少していけば
内需はそうそう増えないだろう。

返済続けて時間を稼ぎ、
自身はどんどん加齢して行き、
身体の自由が
利かなくなった時・・・・
残った負債は誰が片付ける??

人任せ???

リスケジュールして時間を稼ぎ、
自身はどんどん加齢して行き、
体の自由が利かなくなった時・・・・
残った負債は誰が片付ける??

人任せ???

【借りたカネを返すのは当たり前!】
なんじゃなかったっけ????

「今後、何が良いのか?」など
現時点でワタシには解らないが、
「次の一手」は何なのか?を
頭の中に思い留めながら
お仕事をされることを望みます。

事業上のそういった
アイデアを浮かばなく、
現在の事業が縮小・不採算の
傾向にあるならば、
早いとこ事業を畳んでしまって
勤務先を探した方が良い。

現代社会で、
事業を撤退できる人は
「勝ち組」だよ。断言できる。

お勤めに出れば、
絶対に「赤字」は無いんだからさ。

「働き口が無い」だって!?
探したのかよ!(笑)

今は、どこの企業も人手不足。
選ばなければ仕事はあるよ。
選ばなければね。

選んで好きな事をやりたいのなら、
せめて採算は合わせなきゃいけないんだって!

事業を継続する事の勇気も重要だが、
事業に見切りをつける事の勇気も
同様に重要だよ。

伝わってるかなぁ~・・・
ワタシの言いたいことが。

一所懸命キーボードを叩くんだけど、
打てば打つほど・・・・伝わらない。

みんなさ・・・・も少し、
先々を見据えて事業運営しようよ。

日常のルーティーンワークに
忙殺されていないかい?

今、あなたがやっている仕事は、
本当に
「社長であるあなたにしか出来ない仕事」
なのかい?

事業の根幹は事業には無くて、
会計にあるんだよ。

数字から目を反らしてはいけないよ。
数字を追いかけなければいけないよ。

もう一回・・・
もう一回考えようよ。

今の仕事の将来を。

今後、ワタシと
関わらないで済む人生にして頂く為に。

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ