新潟の自宅にて

たちばなです。
 
ワタシね・・・
ずぅ~・・・・っと
お金にならない人がいるんだ。

東北地方のとある元事業主。
70代男性のZさん。

 
3年くらい前に、
数億円の借金と
税金の滞納の対応を相談された。

「担保物件手放せば
すべての人間が無借金になれる!」
ってアドバイスしたんだ。

 
東北在住で70代・・・
想像通り保守的な方だった。

「家は、立地的に
差し押さえられても売れないだろうし、
差し押さえさせて住み続ける。

後々になって
安く買い上げた地主から
借りたり買い戻したりすればいい。」

「店舗も、だいたいおんなじ。
返済を停止して、浮いた財源で
不動産の維持の
資金に充当すればよい」という、
「極めてスタンダード」な
ワタシのアドバイスが
受け入れられずにいたのが三年前。
 

その後数年経過して、
昨年の初頭に、
またZさんから連絡があった。

「商売辞めました。
自宅は息子の名義になりました。

今後の対応に関して、
相談したいです。
上京して会って頂けますか?」と。

「交通費も大変でしょうから、
Skypeで話しましょうよ。」と。

昨年の段階ではSkype面談は
無料設定だったので無料で対応した。
 

Zさんには取られるものが無い。

・不動産は無い

・生命保険は契約者変更、若しくは掛け捨て。

・預貯金なし。あっても息子さん名義の口座へ。

・年金は給付日の朝一に
ATM行って全額引き落し。
経験上、よほど悪質でなければ
年金そのものが差押えられることは無い。

加えて、Zさんは70代の高齢者。
債権者だって、
回収には及び腰にならざるを得ない。

「Zさん、ほっといていいですよ。
回収する側も怖いんだよ。
Zさん高齢者だから
死なれても困るしね(笑)

カネが返せなくて
パクられたヤツはいません。

支払いが出来なくて
パクられた奴はいません。

Zさんは取られるものが無い。
加えて爺さんだから、
周辺からは同情されやすい(笑)」

こんなところを
アドバイスしたのが一年半くらい前。
  

これで、Zさんとのご縁は
終わるだろう・・・・
って思っていたんだが・・・・・
先日また問い合わせがあった。

「Skypeで話せませんか?」と。 

「ま、まだ話す事あるの?」
って思ったんだけど、
「10800円振り込むから
口座番号教えてくれ」って言うし、
教えたら即日に振り込まれた。
 

で、昨日話したんだ。Skypeで。

ご商売されていた
当時の買掛金の未払いが
2000万円を少し欠けるくらいあって、
「その業者が自宅にやって来た」
って言うんだ。

「おカネは無いです、
スミマセン・・・」と対応したら、
「弁護士を使って法的な手段を取る」
って言われたらしくて
ビビッてワタシに問い合わせに来たんだ。
 

「Zさん・・・あのね・・・
Zさんにお金無いのは
ウソじゃないじゃんか?
だから、ほっといていいのよ。

弁護士使って
代理人との交渉になったら、
かえって交渉やりやすいじゃんか。
弁護士との面識は無いんでしょう?

弁護士が自宅にやってきて、
“Zさんですか?”って訊かれたら
“違います”って言えばいい。
正直に名乗る必要も義務も無いもんね?

それよりも、
“だれあんた?免許証出しなさいよ。
あんたが名乗らないのに、
なんで私が名乗るの?”って言って
手を出してください。
絶対に免許証なんか出さないから(笑)
万が一出したら写真撮ってあげて。

“郵便局員が郵便物を配達するために
ウチの敷地内に入ることは
認めているけど、見知らぬ人物が
家主の許可なく敷地内に入る事と
刑法第130条との法的整合性について、
弁護士と思しきあなたは
どのようにお考えになる??”
て言ったら、
もうその弁護士は調査になど来ないでしょう。

さっさと裁判が始まって・・・
訴状が送られてきて・・・
催告状が送られてきて・・・
判決が出てZさんが負けて・・・
Zさんに支払い義務が生じて・・・
支払督促が送られてきて・・・
取られるものが無いから、
裁判の取下書が送られてきて・・・・
民事裁判は終わり。

債権者も、法的手続きをもって
回収が出来ないとなれば、
損金で計上するしかなくなる。

損金で落とされるという事は、
債権者は債権を放棄する、という事。

買掛金の未払い先は
大手に絞った方が良い。

監査法人が会計をチェックするので、
不良債権は損金計上を
関与先に促す傾向が強いから。

中小企業だと、
社長が意地になって、
ずっと繰越す事がままあって、
問題が長期化しやすいし、
社長自らが動く傾向があるから、
あきらめがつきにくい。

大企業だと社員とか、
せいぜい担当役員が対応するから、
彼らがサラリーマンであれば、
“裁判で勝ったのに回収できなかった”
と言い訳をつけて
上司に報告した上で損金計上しやすいね。

だから、買掛金の未払いの中で
優先順位をつけるとすれば、
未払い先は大手の取引先である方が、
後々対応がラクなんですよ。

そして何よりも、
大手は中小企業の一件の
未払い程度では、まずツブれない!(笑)

しかも、
Zさんは実際にその未払い先が来て、
“おカネ無いです”って
対応したでしょう?

だから、Zさんは
買掛金未払い対応問題には
適切に対応出来たんです。

裁判に向こうの費用負担で
持ち込んで貰えば、
係争中はその債権先は
Zさんを訪ねないよね?
係争と言うのはそういう事。

Zさんはこれから、
なんにもしなくていい・・・・
いやこれからは、
何にもしない事をする、
という事でいいんですよ。

Zさん、
もう70も後半ですよね?
あと、何年生きるの???
死んじゃったら終わりじゃんか(笑)」

「勝つこと」と「負けないこと」
って言うのは違うのですよ。

勝つための努力と言うのは、
相手の以上のエネルギーが
無いと勝てないのです。

負けないための努力と言うのは、
相手以下のエネルギーでも、
体を躱す(たいをかわす)事で、
ダメージを最小限に躱すことが出来るのです。

鋼(はがね)のように、
頑強に対抗するのも良いけれど・・・・

柳(やなぎ)のように、
ヒラリと身をかわして
対抗するのも戦略としては
アリなのですよ。

債権債務の問題で、
「訴えられた!」と泡喰って
電話してきたり、
泡喰って事務所を
訪ねてきたりする人は多いけれどさ・・・
訴えられることを想定して、
「身支度」をしておけば、
「あぁ来たか・・・」という状態で
次の対策を打つことが出来るんだ。
 

Zさんは、
結果的にではあるけれど・・・
既に身支度は出来ていたんだ。
ある一つを除いては。

唯一出来たいなかった身支度が、
「知識」なんだよ。

初めてワタシの存在を知ってから・・・・
Zさんは理論武装をしていなかったんだ。
 

「あんなことがあるんじゃないか?」

「こんな事されるんじゃないか?」って
勝手に気を揉んでいるんだけれど、
結果的には今まで何にも起きなかった。

でも、決定的に
知識が足りないもんだから、
「今度こそたいへんな事になる」とか
気を揉んでドギマギしていただけなんだよ。

今回、改めてSkype面談で、
「民事裁判とかどういうものなのか?」
をご指導申し上げた。

債権債務問題において、
交渉の場が法廷に持ち込まれる、
と言うのは・・・
「ゴールに近づく証」であり、
めでたいことである、と言うこと。

Zさんとの面談は約40分。
幾分表情が和らいだように思う。
  
  
なんでもそう。

あらゆるトラブルは・・・
「怒ったものが負け」であり、
「主張する側が弱い」という事。
 

「理不尽な状況下にあっても、
怒りに身を任せた方が、
やがて敗北の辛酸を舐める。」という事。

「怒ったものが負け」なのだから、
裏を返せば、
「怒らせたものが勝ち」という事。

つまり、
利害関係が相反する
関係性での交渉事のセオリーは・・・・
「いかに相手をムカつかせて
イライラさせて冷静さを失わせて、
感情的にさせるか??」
が交渉事のカギなのですよ。 
  

たぶん・・・・Zさん、
また連絡よこすな(笑)

今度も10800円振り込んで貰おう。
ほっとけしか言わないけど( ̄▽ ̄)
 

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ