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先日、浜松町で
「国内最強の銀行交渉請負人」と
一献致しました。

Sさんです。

「別に実名でもいいよ。」と
言ってくれそうな気さくな方ですが、
一応・・・・
イニシャルでね^^;。

私と違って、
あまりお酒が得意ではない方なんですが、
三時間に亘ってお付き合いを下さいました。

チョイスされたお店も個室だったので、
キワドい話なんかも結構出来たんです。

・資金調達の極意
・大手コンサル会社としての人間模様
・会社の資産管理のあるべき形
・自分の追い求める今後の会社経営形態
・銀行勤務時代の裏情報

などなど・・・・
いろいろ教えて下さいました。

私もセミナーでは話せない事例などを
挙げ意見交換しましたが・・・

完全にSさんと私は統一した見解があります。

「帳面の読めないまま社長業を行う事は”罪”である。」

という事。

私もかつては、新潟の世襲経営者。

良くも悪くも、
全てが用意されていた環境の中で仕事をし、
後を継ぎました。

恥ずかしながら私も平成15年に
「帳面の読み方」がわからないまま
社長になってしまっていました。

ところが、やがて経営不振になり
財務・会計の番頭にも退職され、
引き継ぐ人間がおらず、
仕方なく自分で振替伝票を
おこす作業から始めた事が、
後の自分の経営者としての
一番大きな糧になった、
という事は間違いありません。

また、OAの発達により、
中小企業の会計管理が
PCソフトウェアで管理されて
便利になりすぎた事も、
社長の財務会計知識の習得を遅らせる
原因の一つとなったのではないか、
とSさんと話しました。

高度経済成長期に「雨後の筍」の如く、
設立された中小企業。

それによって日本の発展が
下支えされた事は間違いありませんが、
現在、その中で生き残った会社の何割かが、
世襲経営者によって引き継がれ、
更にその何割かの社長さんが、
財務会計知識が希薄なまま、
社長業を実行されている、という事です。

無論、知識レベルには、
それぞれのクオリティがある事を付け加えます。

更には、私の場合、
知識の習得に関して
一定のレベルになったという
自負がありましたが、
かつて経営していた会社を
ダメにしてしまっている、
という事実もありますがね・・・・^^;。

別に
「貸借対照表をみたら、
一発で会社内容がわかるようになれ!」
と申しているのではありません。

会社の規模にもよりますが、
10人以下の企業の社長さんでしたら・・・・・

「現金出納帳を自分でつけてみる。」
作業からやってみると良いですよ。

現金出納帳は、
足し算と引き算だけ。

掛け算と割り算は要りません。

現金入金と、経費の支払いの金額を
それぞれ借方と貸方の欄に記入。

事前にある現金有り高から
電卓で足したり引いたりして、
新たな現金有り高を記入。

これだけです。

これだけで、零細企業でしたら
自分の会社の趨勢が理解できるはずです。

掛け算割り算も要りませんし、
電卓だけで出来ます。

PCも要りません。

いや、PCは使わない方が
良いと思います。

鉛筆をお勧めします^^。

私は現在、
平日の大半を都内で過ごし、
週末と月曜日は基本的に
新潟に帰っています。

いわば毎週「東京出張」しているんです。

新潟に帰ったら、
出張によって溜まった
領収証を机に広げ、
出納帳をつけて、
領収証をファイルに綴じ、
旅費経費精算をして、
現金有り高を合わせ・・・・
その日の現金有り高と、
その日から一か月前の現金有り高の
増減を確認する作業を続けています。

現金有り高が増えていれば、
実質の黒字。

減っていれば赤字。

上記作業だけで所要時間は10分少々です。
足し算と引き算しかしていません。

無論、ほかの細かい経費などもあるので、
完全に正確ではないですが、
事業主として、会社の趨勢をつかむ
一つの指標にはなります。

「こういう事をやってるんですよぉ~・・・・」
ってお酒を呑みながらSさんに話すと、
Sさんは・・・・

「それ、松下幸之助さんが、
実践していたやり方だね。
そういうのって大事だよね。」

と教えてくれました。
私知らなかった・・・・^^;。

私ごときが、おススメしても
なかなか実行に移される社長さんは
少ないかもしれませんが、
松下幸之助が実践していたやり方、
と考えれば・・・・・

「よし、簡単な作業みたいだし、
とりあえず一か月だけやってみるか!」

と思う社長さんも
もしかしたら・・・・
いらっしゃる事をお望みしています。

経営不振で、
私にご相談にお越し下さる社長さんの中に、
番頭社員さんと一緒に
ご相談においでになる方もいらっしゃいます。

会社の経営について、
大変な状況なんだけど、
何がどう大変なのかが把握できておらず、
番頭さんから私に説明させる社長さんは
一人や二人ではありません。

会社存亡の危機なのに、
その原因を把握する術を
持たない社長さんは・・・・
罪だと思います。

まずは、現金出納帳を
つけてみる作業から
始めてみる事をオススメします。

私のオススメ、としてではなく、
松下幸之助さんのオススメとして・・・・(笑)。

自己破産しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃいけない!!

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ