都内で、
一人企業を営む経営者Fさんから
面談依頼を頂きました。
40代男性です。

一年ほど前に、
渋谷で開催された私のセミナーで
ご聴講頂いていた方です。

池袋のいつもの喫茶店でお目にかかりました。

Fさん、
私のセミナーを聴講された後も、
「まだどうにかなる・・・・」
って思いながら、
ずっと独りで悩んでいた模様です。

同じ一年前にFさんと
一緒に聴講されたOさんとは、
20年来の友人だとか・・・・。

資金難の相談をOさんにしたところ、
「一年前のセミナーで聴いた、
たちばなはじめに相談しろ!」
と強く勧められ、
私にお電話下さったとの事。

固い表情のまま、
私との面談は始まりました。

運転資金に関する
借入金の総額は500万円程度。
全て無担保設定。

無担保設定の借金に関しては、
我々はいつもの通り、
「500万円もの大金を
担保も取らずに貸す側が悪い」
の理屈で、押し通せます。

それほど難しい案件ではありません。
ここまでは。

「担保物件を手放す勇気があれば、
全ての方が無借金になれる!」
と、標榜している我々のロジック。

このロジックをFさんの案件に
押し通そうとすると・・・・・
Fさんの案件には一つ問題が出てきます。

Fさんは、奥さんとお子さんと
住んでいる自宅があります。

500万円の運転資金の返済に関して
我々のコンサルテーションを受ければ、
Fさんは家を一度は
処分する事を強要されます。

普通ならね。

ところが、この自宅は
Fさんの単独名義ではありませんでした。

”連帯保証をしていない”
奥様との共有名義だったんです。

詳細は申し上げられませんが、
ここら辺を突破口に
救済手段の大まかな提案を致しました。

面談当初、
固い表情だったFさんの表情が
幾分和らぎました。

この時、Fさんから発せられた言葉・・・・。

「一年前のセミナーを聴いたすぐあとに、
相談していれば・・・・・
今頃は、全然違う
生活環境だったでしょうね・・・・」

Fさんの表情には、
後悔の色がありあり。

後悔をしながらも、
Fさんは今後、
有料の本格的な
コンサルテーション提示を受け、
契約を検討されます。

ご紹介者のOさんに、
Fさんの案件について、
簡単に説明と、
ご紹介の御礼を申し上げました。

Oさん、
ワタシに相談しようかどうしようかを
迷い続けるFさんに対して、
相当強硬にワタシとの面談を
勧めてくれたらしく、
私からの面談報告に「やれやれ・・・」
と言った感じ。

20年来の付き合いで、
Fさんの生活を
心配するOさんの友情。

Fさんがうらやましく思いました。

恥ずかしながら、
私にはこういう友人はいません。

東京にはもちろん、
新潟にも。
地球上のどこにも私の事を
案じてくれる友人はいません。

ですから、私はセミナー等でも、
「いざ、という時に友達ほど
当てにならないものはいません。」
みたいなことを
言ったりすることがあります。

人によっては、
「可哀そうに・・・・」と
思われるかもしれませんね。

またその後に、
同じく都内で飲食店を営みながら、
知人の不動産会社を営む
同じく40代の男性経営者、
Yさんとお目にかかりました、
神保町学士会館前のファミレスにて。

半年くらい前に、
異業種交流会で知り合って以来、
何かにつけて大変親しく
お付き合い頂いている方、
50代男性経営者のSさんのご紹介で。

既に飲食店を
廃業する事は決まっており、
今後は知人の不動産会社に
専属で勤務する事が決まっており、
飲食店の残ったマルホ融資の
残債務の処理についてお悩み。

また一部税金の滞納もあり、
税務署との交渉も
不調に進行中との事。

飲食店関連で、別件で、
プロデュースしている報酬の
差し押さえを臭わされているとか。

Yさんの債権者たちは、
今後Yさんが不動産会社に
就職する事は知りません。

ここらへんが突破口になりそうです。

飲食店の運転資金に関する債務は、
すべてマルホであるのですから、
こちらの返済は後回しにしたって、
代位弁済で、
誰も困らない様に出来ていますので、
そちらの返済を後回しにして、
そこで出た含み益で、
ゆっくり税金を返していく・・・・。

こういうパターンの
コンサルテーションを提示しました。

「ホントにそんな事が出来るんですか?」
とYさん。

「出来る出来ないじゃなくて、
やるんです。
国内法は借りるまでは貸す側。
借りてからは
借りた側が絶対的に強いんです。

あなたは、
債務者である以上、
絶対的に強いんだから、
出来ますし、
私はやった人間です。

家族を守りたいなら、
やらなきゃダメでしょ?

家族に入れている生活費よりも、
返済額の方が多いYさんは
家族を守っていないんですよ!

気づいていますか??」
と、私は申し上げました。

Yさんも、今後有料の
詳細なコンサルテーション提示を受けて頂き、
契約のご検討を頂きます。

面談終了後、
Yさんのご紹介者のSさんに
ご紹介の御礼を申し上げました。

Sさんとは、
今後も仲良くお付き合い出来れば
うれしいと思っています。

冒頭のFさんは、
私に相談するタイミングを間違えました。

二件目のYさんは、
優先順位を間違えました。

三年前、六億円の負債を抱え
路頭に迷っていたワタシを
救済してくれたの師匠の存在を知りながら、
実際に相談するまでに二年かかりました。

ワタシはタイミングも
優先順位も間違えました。

今、このお二人に一丁前に、
講釈出来るのは、
三年前に私は師匠、
同様の指摘と叱咤を受け、
師匠の目前で、
自分の情けなさに
嗚咽した経験があるからです。

その後に、劇的に改善した
私の生活体験を彼らにも
味わってほしいのです。

タイミングと優先順位は大事です。

でも、
このFさんとYさんのお二人には、
彼らを心底心配する、
友人がいらっしゃいます。

ワタシにはいません。

ここらへんについては
彼らの指導を
受けなければいけないかも・・・・・^^;。

借金問題は病気と同じ。
早期発見早期治療!
→これはタイミング。

債権者を守る?
家族を守る?
→これは優先順位。

極めて重要です。

それを各位にご再考頂く”きっかけ”に
私はなりたいのです。

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筆者:たちばなはじめ