都内でリフォーム業を営む、
60代男性のKさんの
面談依頼を受けました。

先日開催された、
神保町でのセミナー聴講者でした。

神保町で開催されたセミナーは、
国内に40万社の企業リストを持つ
事業者のMさんとTさんの協力を頂き、
私のセミナー情報を
拡散して下さる業者さんの主催によるもの。

第二回目の開催でした。

ワタシのセミナー開催に、
「集客」と言う観点から
ご協力を下さる方々を
私は「プロモーターさん」と
お呼びしていますが、
このお二人は3人目のプロモーターさん。

第一回目の開催は
6名のご聴講でしたが、
今回は15名のご聴講を頂きました。

面談依頼下さった冒頭のKさんは、
その聴講者のお一人でした。

セミナー後、
聴講者の有志の方々数名と、
懇親会で近くの中華料理屋さんへ。

そこで、Kさんは
セミナーのご感想を
お話し下さったのですが・・・・・
手前味噌ながら、
私のセミナーを大絶賛下さいました。

自分で書くのは恥ずかしいので、
ここでは割愛します。

お酒を頂いたので、
「詳細の打ち合わせは
後日致しましょう。」と話し、
翌日・・・・
改めてKさんからお電話。

「是非とも、
そして可及的速やかにご相談したい。」
と。

横浜駅西口駅前のホテルラウンジで
改めてご相談にのりました。

事業を始めて十余年。
大儲けはしないながらも、
どうにかこうにか
融資を受けながら
ノラリクラリと、会社を経営。

ところが、ここ三カ月程度の
売り上げが急速に減少。

半減どころではない減少ぶり。

資金繰りが苦しくなり、
手持ちの個人の資金を
会社に継ぎこみ、時間稼ぎ。

その後も低迷し続け、
銀行にリスケを申請し、受理。

来月以降の返済が
三分の一になるところまで
漕ぎつけたが、
今後の事業の趨勢は不透明。

二つの金融機関から合計で
約3000万円の借入残。

両方ともマルホ。
代表者保証のみ。

リスケによって、
40数万円の返済だったのが、
来月から15万円程度になるものの、
やはり資金繰りはキツイ。

90歳になるお母様と
奥様と三番目のお子さんと
四人で住んでいる自宅に
担保設定がされていなかったので、
これを担保に入れて資金調達を・・・
と考えていたそうです。

「case107穴の開いたバケツ」
を思い出していました。

売上が三分の一になったところに、
年老いた母親はじめ、
家族が住む自宅を担保に入れても・・・・・
時間稼ぎにしかならない。

いや、時間稼ぎにもならない。

そもそも、
自宅を担保に入れても、
リスケしている企業に、
銀行が運転資金をスムーズに
融資するだろうか・・・・。

Kさんは65歳。
息子さんはいらっしゃいますが、
後を継ぐ意思はない模様。

ワタシは、
「自宅を担保に入れてはいけません。
だれも得をしません。
穴の開いたバケツに水を入れてはいけません。

水を入れるなとは言いませんが、
まず、穴をふさぎましょう。

水を入れるのはそれからです。
お母さん、奥さん、お子さんの為に。」
と申し上げました。

我々は、穴をふさぎます。
徹底的にね。

従業員含めた経費の
徹底的な削減は勿論行って頂きます。

これは社長の決心次第。

我々は、返済元金と支払利息の
「超圧縮」を実行します。

リスケをしても
資金繰りが追い付かないんだから、
やるしかありません。

Kさんが、
「債権者よりも、家族を守る!」
とおっしゃるんだから、
その欲求を実践するのみです。

国内法は、それが
許容されているように出来ているんだから、
やるんです。

後に、Kさんから
後払いでお金を頂くんですから、
クライアントの為に
仕事をするのは我々の必然です!

徹底的な経費削減

徹底的な元金・利息の削減
(リスケからスーパーリスケへ)

徹底的な売り上げ増加の方策

これらの取り組みを
しばらくの間実践し、
事業の趨勢を見ながら・・・・・・
その後の会社継続をするのか、
廃業を選択するのかは、
Kさん自身がお決めになる、
という方針を設定しました。

そろそろ、
年金が貰えそうな世代のKさん。

跡継ぎもいらっしゃらない様子ですから、
その選択を迫られる時も、
比較的冷静に判断出来るのではないか、
と思います。

契約を終え、お別れした後、
その日の夜に改めてKさんからお電話。

「たちばなさん、
あんたスゴイよ。立派だよ。
自分の6億の負債とか
世の中にさらしてさ・・・・
自分の失敗さらしてさ・・・・
それをアンタは
”嗤ってくれ”
って言っている。

あんたはホントに立派だよ。
もっともっとさぁ、
あんたの仕事の内容が
世の中に広がらなきゃ
いけないんじゃないかって思うよ!

もっと広げなきゃダメだよ!
廃業しようかどうしようかって時に、
こんな前向きな気持ちに
なれると思わなかったよ。」と。

「だからぁ・・・・
ワタシもワタシなりに、
その拡散に取り組んでるから、
Kさんとのご縁が
出来たんじゃないですかぁ!?
拡散に強力して下さいよぉ!^^;。

でも、そんな事より、
事業改善、頑張りましょうね!」

と答えました。

清々しい笑いを交えた
10分少々の電話での会話でした。

その日の夜、
横浜市内で再びセミナー。

横浜のとあるIT企業の主催。

この企業は、
当社のホームページの
運営サポートをして下さっています。

社長のMさんが、
横浜の青年会議所で
昨年副理事長を務められ、
私もかつて新潟で
青年会議所に所属していた、
と言うご縁によって、
私が首都圏で仕事をし始めた
初期の頃からずっと
私のサポートをして下さっている、
いわば恩人。

その方の経営する会社の
主催セミナーだったんです。

聴講者は10名。

その中には、弁護士のO先生や、
もと銀行員の経営コンサルのIさんも
いらっしゃいました。

O先生とは、
とある異業種交流会で顔見知り。

O先生は、国内で唯一、
ご自分のクライアントさんで、
破産しかない、
と思っていたクライアントを私に引き渡し、
救済を依頼して下さった人物。

自分の法律家のプライドよりも、
クライアントの心情を察し、
私に救済を依頼してきた人物。

本当に頭が下がる立派な先生です。

改めて、
私の仕事に関する情報を精査しようと、
セミナーを聴講に来て下さったんです。

セミナー前に、

「O先生!お久しぶりです!
ヨロシクお願いします!」

と握手をしてから始めました。

その後も楽しく懇親させて頂き、
「もっともっと、
こういう志の高い先生に
お目にかかりたい。」
と思いました。

知らない事を「知らない」と
キチンと言う事は、
我々が思う以上に、
先生方には難しい事。

だからこそ、O先生の志の高さを感じます。

それともうお一方。
大阪で経営コンサル業を営む、Iさん。

徳島県出身で、
四国内の銀行で融資を経験された方。

facebookで友達申請を頂いた方。
友達申請に添えられたメッセージには
この様に記載されていました。

全文そのまま記載します。

————————————————————————————
いつもアメブロを拝見し共感しております。

私は元銀行員で厳しい取立や
強制的な連帯保証人の追加など
今では恥ずかしい仕事をしてきました。

今は事業再生を主に
お客様とお付き合いしています。

反破産派です。
いろいろとご指導下さいませ。
————————————————————————————

Iさんとは、その後チョイチョイと
SNSでのやりとりはありましたが、
この度東京に出張があり、
わざわざ横浜まで足を延ばし、
私のセミナーを聴講にお出かけになった、
との事。

セミナー会場で・・・・・

「Iさん!
やっとお目にかかれましたね!
たちばなはじめです!
今日は宜しくおねがいします!!」

初めて会うのに、
長年の友人と再会したような感情。

SNSならではの出来事。
web戦略の賜物です。

ワザワザ足を運んで下さった、
O先生とIさんに
必ず喜んで頂こうと、
いつにも増して、
アツく語らせて頂きました。

お二人含めて、
皆さんに喜んで頂き、
その後横浜市内で、
聴講者の有志と痛飲致しました。

歩いて帰れる距離に
ホテルを取っていたので、
終電を気にせず痛飲。

Iさんもご自身の
銀行員時代の反省を踏まえ、
今はそれを逆手に取り、
現在はワタシと同じような
仕事をされているとの事。

翌日には帰阪されたとの事でしたが、
必ず再会したいと思いました。

多重債務者救済の為に。

人口減少社会のニッポン。

かつての成長期の様の状況には
程遠いニッポン。

私見ではありますが、
現在の社会状況下では、
やはり中小企業の数は多すぎます。

淘汰されるべき企業も多いです。

だから、都内には
「M&Aエージェント」などと名乗って
仕事をしている方が、
本当に多くなりました。

でも、経営不振によって
負った負債の責任を、
その全ての責任を、
中小企業経営者だけが
負わなければいけないのはおかしい。

法律上は、死ななくても
良い様に出来ているのに、
それを教えない法律家がほとんど。

だから、同じ廃業するにも、
せめて前向きな気持ちで廃業してほしい。

残った負債で路頭に迷うなんて、
現状の国内法からすれば、
どう考えてもおかしいんです。

冒頭のKさんにも言われましたが、
もっともっとワタシの仕事に関する理解を
深めていきたい。

ワタシはセミナーで、
「ワタシはしゃべる
人命救助をしています」
って言っています。

一度足をお運びください。

自己破産しちゃいけない!!
自殺はもっとしちゃいけない!!

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筆者:たちばなはじめ