福岡市内で、
美容関連事業を営む社長、
Nさんです。50代男性です。

ワタシの既存の
クライアントの知人の・・・更に友人。

非常に細い縁を辿って
当方にお電話を下さったのです。

お電話の向こうから博多弁で、
「相談したいんです!」と。

ワタシは答えました。

「ご相談は数千円です。
東京までお越し頂けますか?」と。

するとNさんは答えました。

「福岡までおいでくださませんか?」と。

そんなやり取りを経て、
福岡に向かった次第です。

場所は福岡。
交通費は依頼人のご負担。

また日帰りも困難である事から
ホテル代もご負担いただきました。

一般的に航空機で現地に向かうと、
往復で10万円近くかかりますので・・・
新幹線で新横浜から
5時間かけて博多に入りました。

それでも往復で6万円程度のお支払。

心苦しくも、ワタシもここは負担できない。

「せっかくお越し下さったので、
食事でもしながら・・・」
というお誘いを頂き、
Nさんとワタシともう一人との三人での面談。

Nさんにご予約をお願いしていた
ホテルまで車で
お迎えに来てくださいました。

真新しい新車のハイブリッド車。

車に乗せて頂き、
車内でご挨拶。

「良い車ですね」と話すと・・・・
Nさんは言いました。

「ポルシェもフェラーリもベンツも・・・・
みーんな手放してしまいました。」と。

福岡では
比較的先駆者とされていた分野での
事業で躍進を続け、
良い暮らしをしていた頃もあったそうです。

ところが、
従業員トラブルと
顧客契約のトラブルが重なり、
急速に経営が悪化。

負債総額は1億5千万円。

既に弁護士に破産を勧められており
費用の提示は400万円。

費用の捻出が出来ず、
一部従業員への
未払いも発生し始めている中、
我慢して給料の支払いを
待ってくれている、との事。

Nさんは、
この関連企業グループ全体の会長。

そしてNさんの傍らにいる
女性が社長を務めておられ、
この女性も含め、
三人で面談していたんです。

この女性は・・・・・
Nさんの離婚した元妻。

30代女性。
大変お美しい方でした。

夫婦関係を解消し、
Nさんはすでに
新しい家庭を持ってはいますが、
ビジネスパートナーとしての関係は解消せず、
上司と部下として
引き続き協調関係にある、との事。

大変にこやかに話す様子は、
離婚したとは思えない程。

「こういう人間関係もあるんだなぁ・・・・」
と思いました。

N子さんは、
福島県にもお店を持っており、
福岡と福島を行ったり来たりの生活。

福島のお店の事業は順調との事。

それだけに今回の「破産騒動」は
Nさんにとってはモチロン、
N子さんにも相当のショックであったとの事。

ワタシは言いました。

「一度は破産しようと
覚悟を決めたんだったら、
なおさら破産する必要はありませんよ。

あらゆる資産を
投げ出す覚悟をしているんでしょ?

取られるものが無いんだから
破産なんかする必要はありません。

破産すれば会社も
続けられなくなりますが、
破産しなければ部門的に
採算の合う部分だけをピックアップして、
事業を続けられます。

美味しいところだけをつまんで
事業を継続すれば資金繰りも改善します。

金融機関への返済を後回しにして、
支払の必要性の高い順番に、
支払っていけばよいのです。

第一優先は従業員さんの
給料だとおもいますよ。

その為に金融機関に
多少恨まれたっていいじゃないですか!

また、一部の保有資産を
手放すんだから、
立派に弁済をしているんです。

恨まれる理由なんか
そもそもないんですよ。

マルホの融資だって、
国が弁済してくれるんですからね。

そういう意味で、
優先順位を考えて頂きながら
会社を続けて頂きます。

我々は、事業再生を念頭に
コンサルテーションできます。」と。

Nさんは、大変な喜びようで、
ワタシに焼酎を勧めて下さり、
和気あいあいとお話しさせて頂きましたが、
傍らのN子さんは・・・・・
表情を崩さず、冷静に
ワタシの話しを分析するように
聞き続けておられました。

質問も、
これまでの経営の趨勢なども、
N子さんは冷静に私に話し続け・・・・・・

「この会社のキーパーソンはN子さんだ!」
って思いました。

話を進めるうちに、
N子さんはこれまで複数の人間に騙され
金銭を失った記憶があり、
そういう経験を持つ方が、
ワタシの話しを素直に
受け入れられないのは
至極真っ当な事と言うのは
ワタシにも理解出来ます。

その後も、約3時間。
ワタシの知識や経験。
これまでの講演の実績や
この仕事を始める事になった経緯など・・・・・
お酒の力も借りて
説明し続けました。

しかし、N子さんは冷静な様子を
崩しませんでした。

我々の話しに
飛びつかんばかりの勢いだったNさんも、
元妻の冷静な対応に気づき、
態度を変えました。

「たちばなさん、
今日頂いた話しを踏まえ、
一度家族会議に諮りたいと思います。
数日時間を下さい。」と。

ワタシは・・・・

「ワタシは急ぎませんから、
良く打ち合わせをされて、
統一した後からご連絡下さい。

ただ、ワタシはお二人には
あまり多くの時間は
残されていないと思います。」

と申し上げ、面談を終えました。

400万円の費用が捻出できない
NさんとN子さんは
三年前のワタシと同じ。

我々が提示した費用は、
年間分割のコンサルフィーとして数十万円。

しかも破産はさせない。

いつもの様に、
彼らが抱える一番大きなリスクは・・・・・
我々を信じる、という事。

これから数日、
Nさん「元ご夫婦」の結論のお電話を
待つことにします。

食事を伴った面談を終え、
店を出た後、ワタシはホテルに。

Nさんは方向が反対のご自宅へ。

N子さんは、
ワタシの宿泊先と同じ方向との事。

土地勘が無いので近くまで
ご案内下さるとの事。少し歩きました。

N子さんは言いました。

「別に、たちばなさんの事を
疑っているワケじゃないんです。

元夫が仲良くして頂いている
○○さんの紹介ですし。

これまで何人かに騙されて来ているので、
何事も慎重になる事に
癖がついているんです。

月曜日に改めて会議に諮って
結論出しますが、ワタシは今、
お世話になろうと思っています。」

と言って下さいました。

信じて下さっていた事は
大変うれしかったですが、
ワタシから・・・・

「数日間思慮を重ねて、
冷静にご判断下さい。

その結論が如何なるものであれ、
ワタシはそれを尊重します。

ではご連絡お待ちしています。」

と申しあげ、お別れしました。

福岡の女性全てではないでしょうが、
N子さんはお酒が大好きとの事。

結構なピッチで
飲んでいらっしゃいましたが、
表情を変える事はなく、
酩酊した様子もほぼなし。

ワタシは前日に痛飲してしまっており、
殆どお酒を頂きませんでしたので、
お酒では完敗してしまいました。

Nさんも大変に楽しいお酒。

お悩み相談で福岡に来たのに、
楽しい時間をこちらが
過ごさせて頂いた様です^^;。

こんなお二人に、
楽しい福岡の時間の恩返しをしたい、
と思いました。

今、ワタシが出来る恩返しは・・・・・
お二人とお二人の会社を
救済する事ですけどね。

お二人の会社は、
十分に再生が可能です。

その為に、今、
お二人に一番必要な事・・・・・
それは、「決断」です!

しばらく連絡を待ち、続報を書ければ、
また書きます。

自己破産しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃいけない!!

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ