とある東北地方の経営者から、
数か月前にお問い合わせ頂いた
案件のお話をします。

30代男性の「V」さんです。

数か月前に、
当方にご相談のお問い合わせメールを下さり、
ワタシから返信。

「ワタシに会いに来て下されば、
面談は2,000円です。
ワタシが東北の現地に出向いた場合は、
そこまでの交通費と宿泊が必要な場合は
宿泊費も合わせてご負担いただきます。」と。

それ以降、音信が途絶えていました。

毎度毎度の事ながら、
交通費もバカになりませんからね。

そして、時を経て先週、
再度お問い合わせがあり、
「都内で開催予定のセミナーを聴講したい。」
とのお問い合わせを受け、
ご自身の仕事の出張と併せて上京。

都内のセミナー会場で名刺交換。
約60分のワタシのセミナーを聴講頂きました。

セミナー後の懇親会の際に、
Vさんより個別面談の依頼を受け、
池袋駅前のいつもの喫茶店で
個別面談したんです。

土曜日の夕方でしたので、
喫茶店も結構混んでいて、
ザワついていました。

Vさんは、おもむろに
ご自身のスマホの画面を
ワタシに見せました。

初期画面に、
ワタシのブログへダイレクトに入れる、
アイコンを貼りつけて下さっていました。

「単純に”読み物”として面白い。
多い時は、一日に4、5回ほど
読み返すんだ。」とか・・・・・。

かなりのご評価を頂き、
今更ながら、
ブログの継続は力になるのだなぁ・・・
とひとりごちていました。

本題に入り・・・・・

Vさんは、
建築リフォーム関連のお仕事。

直近の年商は約7000万円。
借入金の総額は約8000万円。

8000万円の借り入れの内、
5000万円がマルホ。

500万円がファンド担保。

残りは・・・担保設定なしの代表者保証のみ。

Vさんは、創業社長。

世襲社長ならともかく、
何の地盤も無いところから
8000万円ほどの融資を
「実質無担保状態」で引っ張り出せた手腕は
相当なもの。

ただ、一方で、
言い方は悪いですが、
逆な言い方をすれば、
40歳前の若年経営者に
年商を上回る融資をする銀行の「不見識」は、
大いに問題視すべきであって、
我々から言わせると、
これは暴挙であると言えます。

つまり、
「貸し手側にだって大いに問題あり!」
という事です。

因みに、
「貸し手側にも、責任がある!」
という考えは、
すでに欧米先進国では
浸透している考え方であり、
その証拠として、
連帯保証人制度が存続しているのは、
G8(先進8か国)の中で日本だけです。

ワタシの主張している理屈は、
日本国内では「マイノリティ」ですが、
欧米では「マジョリティ」であるという事。

言い換えれば、
「日本国内で”当たり前”と
されている事が、
世界的には”ナンセンス”」
とされている事です。

ですから、
「資金繰り改善の第一歩は”知る”事から!」
なのです。

以前も書きましたが、
もし、この金額を銀行が
完全に無担保で融資していたとしたら・・・・・

「回収の見込みも無いのに、
十分な審査もせず融資を実行し、
銀行に損を負わせた。」
として背任行為になるのではないか?
と・・・・・。

それが、マルホで融資すれば・・・・
銀行は回収が滞っても、
融資先にリスケをすれば、
元金は減らず、
ずぅ・・・・・と利息は回収。

そして、いずれその利息も
回収できなくなれば、
保証協会が100%代位弁済。

加えて、融資を実行した担当者は、
自分の「行内(社内)評価」が
あがり出世の近道。

”一粒で、二度ならず、
三度オイシイ融資制度”

それがマルホ融資です。

この魔力に、
中小企業は踊らされ続け、
破綻の道を歩むのです。

「利息がプロパーより安い!」
とおっしゃる方、
年に一度の「信用保証料」の引き落としを
忘れてはいけません。

Vさんは、ご両親と同居。

奥様とお子様がいらっしゃる大家族。
ご自宅はご両親のご名義。

Vさんは、創業社長なのですから、
ご両親はVさんの会社の
借入金の連帯保証をしていません。

Vさん名義の資産には
目立ったものがありません。

他に目立った資産がないのですから・・・・・。

保険などは、
被保険者はそのままに、
契約者変更を実行すれば、
差し押さえられません。

「Vさんは、
きちんと優先順位を考えて・・・・・・
債権者よりも家族を優先にして、
無理なく返済する選択肢がある。」

という事。

「取り上げられるものが無いのだから、
家族を泣かせたり、
痩せさせたりするほど、
借入金の返済を優先しなくても良い!」

という事。

更に言えば・・・・・

「担保も十分に取らずに、
8000万円ものお金を貸す側が悪い。」

という事なんです。

Vさんは現在、
元金と利息合わせて、
毎月100万円程度の
返済・支払をしています。

7000万円の売り上げですと、
月間で約600万円。

600万円の売り上げで
返済・支払原資を作ろうとすると、
利益率が40%ほど無いと、
資金がショートしてしまう計算になります。

こんな返済はナンセンス!

債権者よりも、
家族を優先した返済にするのですから、
銀行には泣いて頂きます。

法律上、債務者側は絶対的に強いのですから。

銀行には、
一時涙を呑んでもらって、
返済や利息の支払いを
延ばして減額してもらい、
仕事やご家族の収支がしっかり安定してから、
返済を再開すればよい、という事です。

それを銀行側が、
納得行こうが納得出来なかろうが、
法的には債務者側が強いのですから、
本来、銀行は
「貸し手側の責任」として
拒否なんか出来ないのです。

それはVさんに
差し押さえられるものが無いからです。

銀行口座を差し押さえようとしたって、
その銀行口座に
お金が残っていなければ
差し押さえられませんし、
売掛金なども
差し押さえられる懸念があれば、
事前にその準備をしておけばよい、
という事。

手段として、
万人受けするものではありませんが、
資金繰りに追われている経営者が、
「家族の為に・・・」と思えば、
全然難しい作業ではありませんし、
ワタシはやりました。

その結果、現在は
6億円の借金があるにも関わらず、
債務整理していませんし、
クレジットカードも使っています。

わずらわしい取り立てにもあいませんし、
口座も差し押さえられていません。

毎日、精力的に仕事に精進しています。

個別面談の最後に、

「Vさんも数か月後には、
ワタシの様に本業に
集中できる様になりますよ^^。」

と申し上げ面談を終えました。

元気に握手してお別れしました。
今後、Vさんは
我々のコンサルテーションを受ける事になりそうです。

Vさんも、わざわざ東北地方から
おでまし下さったかいが
あったのではないでしょうか?

Vさん曰く、
「周辺には、資金的に困っている
同業者がワンサカいる。」との事。

その方々、をお集め頂き、
「セミナーやらせて下さい。」って
ワタシからお願いしておきました^^;。

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筆者:たちばなはじめ