当方のホームページに
下記の様な
お問い合わせを頂きました。

新潟県内の方。
20代の女性です。

固有名詞の表記が無く、
匿名性に問題が無いので、
無修正で原文のままです。

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はじめまして。

父が経営する小さな工務店の手伝い
(主に事務)を一年前からはじめました。

父は若い時に
自己破産の経験(大工)があります。

11年前にまわりの反対も聞かず、
今の工務店を立ち上げました。

家(母や叔父)からの
借り入れもあるのは知っていたのですが、
会社の経理のことも
父がすべてやっていましたし、
内情を家族に話すこともなかったので
家族の誰もが会社の事情は
わからない状態でした。

私が事務の仕事をすると決めて、
引き継いでみると、
莫大な借金がでてきました。

銀行、金融公庫、カードローン、
リース・保険料の未払、
社会保険・税金の未納。
買掛金の遅れ。

父の給料はでておらず、
従業員の給料の遅れから、
やめていく職人さんもでてきました。

発覚してから一年が経ちますが、
なにをどうしていいか
わからない状態なので
ご相談させていただきたく
連絡しました。

父は会社をやめるわけには
いかないと言っています。

わたしもできるなら、
会社をたてなおしていきたいです。

以前理士さんに相談してら、
父が変わらない限り破産しかありません。

こちらもビジネスなので
お金がもらえないと困るし、
ほかの方を探してください。
と言われました。

ほんとうにそうするしか道はないのでしょうか。
——————————————-

こんなお問い合わせを頂き、
ワタシの地元のファミレスで
お目にかかりました。

Nさん親子。

父親をNさん、
娘さんをN子さんと表記する事にします。

Nさんは60代男性。
30年ほど前に一度破産を経験されています。

「Nさんは、借金に時効があるのを。
税金に時効があるのをご存知でしたか?

もしくはその破産当時に弁護士の先生から、
その情報をお聞きでしたか?」

とのワタシの問いに・・・
「いいえ。」と。

Nさんは、
その後ご自身で11年前に起業され、
ここ数年で息子さんや
娘のN子さんを雇い入れて、
組織固めを図っていました。

信用組合で約1000万円の借入残。
会社の土地や建物が担保設定されています。

また政府系金融機関で
1800万円の借入残。

更に個人でノンバンクで300万円。
更に親族名義で約100万円

「純粋な借金」としては、
上記の通り。

リスケはしておらず、
メイン行には延滞も無し。

「仁義だ」との事。

でも、資材の購入など、
いわゆる買掛金の未払いが10社ほどあり、
現時点で合計1000万円。

月をまたげば3000万円ほどに
膨れ上がる予定。

「仁義を切る」順番を間違っている、
と思いました。

ワタシから申し上げました。

少し長文ですが我慢して読んでください。
これでも要約しました^^;。

「仕事を続けたいのですか?
会社を続けたいのですか?

仕事を続けたいなら、
債務超過で営業利益段階で赤字状態ですから、
やっている意味はありませんので、
どこかの建築会社に勤めて
お給料をもらった方が
家族の経済的にはかなり貢献度合いが高いです。

会社を続けたいなら、
第二会社方式と言うやり方があります。

でもこれは事業として
営業利益で黒字が出ている段階でないと、
そもそも意味がありません。

金融機関からの新規の融資交渉は
不調に終わった、との事ですが、
今後貸してくれない事が決まった所に、
返済額の圧縮交渉もしないで、
返済し続ける優先順位と、
今後も資材を納めて貰わないと
事業の継続が困難な事業形態で、
仕入れ先にカネを支払わない優先順位と、
どちらがNさんは高いと思いますか?

ワタシは、どのように考えても、
仕入れ先に支払う優先順位の方が
高いと思いますけど。

繰り返しますが、
もう金融機関はあなたに
お金を貸さないんですよ?

だったら返すのを止めるか、
一時的に停止して、
仕入れ先に払った方が良いでしょう?

督促の電話を受けるのは、
事務担当のN子さんであるから、
矢面に立たされるのは娘さんですよ。

Nさん自身が
採算の合わないご商売を続け、
優先順位を間違えてるばかりに
娘さんが不憫な思いをしているのです。

そりゃ、金融機関に対して、
返済圧縮を迫ったり
一時返済停止を迫ったりすることに
恐怖心がある事は理解できます。

ワタシだって経験者として怖かったです。

でも、やってみたら・・・・
国内法によって、
債務者がしっかり守られている事が解りました。

心配していた事の
ほとんどが発生しない事が解りました。

国内法で債務者側が守られているからです。

会社の土地と建物を手放して、
借金に関して無罪放免になる事は
会計法で明らかですから、
その後借金がゼロになって、
一から借地で事業を建てなおした方が、
はるかにNさんの為であり、
N子さん含めた家族や
従業員さんの為になるではないですか?」

Nさんの表情は変わりませんでした。

「そりゃわかる。わかるけど・・・・・」
とNさん。

ワタシから

「金融機関に対して、
そういう行動をとるのが怖いって
おっしゃりたいんじゃないですか?

なーんにも怖くないですよ・・・・・
いや、言い方間違えました。

なーんにも怖くなかったですよ。

そして今現在も何も起きません。
たまに忘れた頃に、
督促状みたいなのが来る程度。

最初は数か月に一度。
その後半年に一度。
今では年に一度。そんな程度です。

なんで督促状が来るか?
督促状を送るしか手段が無いからです。

債権者がそれ以外の回収行為をする事は、
国内法で厳しく規制されています。

Nさんが心配している事の
ほとんどは発生しません・・・・
いや、経験者として
発生しませんでした、というべきですね。」

Nさんから更に・・・

「そんなことをやったら、
近所の評判が・・・・」と。

ワタシから

「金融機関には守秘義務があります。

Nさんと金融機関の
取引条件のあらゆる内容に関して、
金融機関が第三者に債務者の許可なく
流布する事は守秘義務違反です。

Nさん自らが流布しない限り、
金融機関から情報が漏れる事はありません。

万が一、
その情報が金融機関から
Nさんの周辺に漏れたとしたら・・・・
それは金融機関の”守秘義務違反”です。

法律違反です。
裁判沙汰になる様なヤバイことを
金融機関がするはずはありません。」

Nさん、「イヤイヤ、そんなはずは・・・」

ワタシ、

「イヤイヤじゃなくて、
国内法で決まっているんですよ。

仮に・・・・万万万が一、
金融機関が情報を流布したとしましょうか?

絶対にないけど。

仮にあったとして、
どっちみちその金融機関は
あなたにカネを貸さないと
宣言しているのですから、
そもそもその金融機関と付き合う必要がない。

それよりも、
仕入れ先の守秘義務の心配をされる方が
優先順位が高いと思いますよ。

それこそ横横で
”Nの会社は支払いが悪い”なんて
レッテルを貼られる方が、
Nさんに対してデメリットが多いはずです。

仕入れ先の支払い遅れは怖くなくて、
金融機関への返済や支払はコワイから、
こっちを優先する、
では仕入れ先が可愛そうではありませんか?

そもそも、
その仕入れ先はNさんが
支払の50万円を遅らせたばかりに、
破綻の道を歩む可能性はありますが、
金融機関に3000万円程度の
支払いをしなくたって、
金融機関は絶対に潰れません!

そこでも優先順位を
考える必要はあろうかと思います。」

娘のN子さんの目がキラキラしています。

「助かるかもしれない」
という希望にすがるキラキラにも見えますし、
思考回路を変えない父親に対する
不安のキラキラにも見えますし、
これまでの自分の苦労に対しての
キラキラにも見えます。

どのキラキラなのか、
私には判りませんでした。

約90分話しました。

Nさんの表情は変わりません。

ワタシに対しての
疑心暗鬼の表情は変わりませんでした。

N子さんは、
父親の顔色を見ながらの発言でしたが、
我々の指導を受けたそうな雰囲気に見えました。

ワタシの”ひいき目”かもしれませんが。

Nさんから

「たちばなさん、
家族で打ち合わせして
結論を出したいと思います。
少し時間下さい。」と。

ワタシから答えました。

「ワタシは全然急ぎません。
急ぐべきはNさんです。

どんな結論であれ、
ワタシはその結論を尊重します。

一方で、ワタシから
”その後どうですか?”
なんて電話したくありませんから、
決断の期限を決めさせてください。

水曜日いっぱいまで待ちます。

それまでに電話がワタシに来なかったら、
ワタシと手は組まない、
という意思表示とさせて頂きます。

もし、手を組むなら、
水曜日までに電話下さい。

N子さんがお電話下さい。
電話番号を交換しましたから。」

娘のN子さんは、コックリと頷きました。

ワタシの主観ですが、
N子さんは我々の
コンサルテーションを受けたがっているように思います。

でも当事者は父親のNさん。

当事者がやると言わない限り、
我々は動く事は出来ません。

契約ビジネスですから当たり前の事。

そもそも、
N子さんは前述した借金に対して、
そもそも連帯保証人でないのですから、
Nさんがいかなる道を歩もうとも、
N子さんはその借金に対して責任を負いません。

ですから、なおさらN子さんは、
心配して父親のNさんに
翻意を期待しているのではないか?
と思えてなりません。

ここまでお読み頂き、
改めてN子さんが下さった
お問い合わせ文の文末をお読みください。

娘が父親に「変わってもらいたい!」と思う、
強い気持ちが伝わりませんか??

本日は火曜日ですから、
明日の夜まで・・・・・・
N子さんからの電話を待つことにします。

経験上、
首都圏地域と地方地域での
お問い合わせに対する成約率は格段に違います。

首都遠地域の方が遥かに高いです。

個別面談後の
首都圏地域での成約率は約6割。

地方地域は成約率は3割程度。

「認知度の問題??
県民性???
ワタシのフォルム???」

原因は解りません。

おそらく、
地方での成約率を上げるためには、
首都圏でもっともっと実績を
積まないとダメなんでしょう。

それを自己結論にして、
今後も東京を主な舞台として頑張ります。

自己破産しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃいけない!!

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※全件たちばなはじめが読みますが、
内容によっては返信をしないことも
ありますのでご容赦下さい。

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ