さて・・・先日、
こんなお悩みをメールで頂戴しました。

札幌市でとあるFC事業を営む
女性経営者です。A子さん。
40代女性です。

匿名性を確保する為、
文章の主旨が変わらないように、
配慮しながら文章を加工し、
本人に確認と承諾を頂いた上で、
皆さんにお読み頂きます。

「FC事業で採算が合わず、
FC本部が指定した
取引先以外の業者と付き合ったところ、
FC本部が”契約違反”を主張し、
事業が継続できなくなりそう。

現在FC本部と
取引条件の変更を交渉中だが、
長期化の様相。

交渉が難航すれば
契約解除や違約金の請求も。

どうすればいい??」

という主旨。

ワタシメールで、
簡単なアドバイスをしました。

「初めまして。
たちばなはじめでございます。

現時点で採算が合わないご商売。
今後取引先の変更によって
採算が合うのでしょうか?

合うのであれば、
いずれその原資が出てくるでしょうから、
そのFC本部との契約を止めて、
新規取引先と
お付き合いすれば良いでしょう。

違約金?そんなものの支払いは、
こちらが資金が出来たら
初めて検討すれば良い事です。

そもそも採算の合わない
商売をやらせておきながら、
”カネだけはよこせ”なんて、
そんなものは、
フランチャイジーの風上にも置けません。

メールではなかなか
細かくお話し出来ませんが、
一言で申し上げると・・・・
契約と約束はイコールではない、
という事です。

全ては”カネを支払う側が強いんです。」

と、アドバイス

しばらくして、
A子さんから電話がかかって来ました。

「”契約と約束はイコールではない。”
が気になって電話しました。
どういう事ですか?」と。

少し長電話をしました。
アドバイスの主旨はこうです。

契約行為は、
二者間の合意に基づいて履行される。

一般に、片方が商品やノウハウを提供し、
片方がその対価を支払う。

どちらか一方が
その義務を果たさない事で、
反対側が裁判などで
強制的に履行させたり、
賠償を求めたり、
契約解除したり、
いろんな強制力を行使する。

これが契約。

・片方がカネを払わない場合
・片方が契約解除の権利を行使した場合
・双方の合意による場合
・契約上、無効が認められる場合

この4点に於いて、
契約を取り消す事が出来る訳ですが、

反対に申し上げますと・・・・・
これ以外で、
契約が解除出来ないのですから、
A子さんがFC本部の意向に
沿わない経営をしたことによって、
FC本部が法的手段を経ずに、
勝手にA子さんのお店に行って
商品を回収する事は
「自力救済の禁止」で法律違反になる。

訴える側だって、
勝手な事は出来ない。

だから、そもそも
採算が合わないFCビジネスを
やっている意味はない。

A子さんが契約上の約束を果たさない事で、
本部が契約解除の権利を主張すれば、
キチンと法的手順を踏まなければならず、
それは一方的な主張として
違約金なんか払わなくて良い。

本部が商品を引きあがてくれれば、
それはAさんにとって好都合。

請求を受けたってお金はない。

A子さんは資産を保有していないのですから、
法的に最強の立場。

裁判に負けて
違約金の支払いをしなくたって出来ないし、
そもそも取られるものが無い。

新規取引先と新たに
ご商売を始めるときは
新しい会社でご商売を始めて頂く。

少しだけ合法的に手を加えて。

契約上の義務を履行しない事は民事です。

道義的責任はありますが、
逮捕されるわけではありません。

資産を持っていない、
A子さんに対して訴えたって、
FC本部はコストがかかるばかり。

実際には訴えてこないかもしれない。

電話でこんな主旨を
アドバイスとして40分ほどしました。

実際にA子さんの脳に
どのくらいの情報が伝わったかはわかりません。

電話なんですから・・・。

ワタシにも
夢を追いかけていた時期がありました。

その為に高校時代の3年間を
北海道で過ごしました。

初めて親元を離れ、
北海道に行ったのですから、
北海道は”第二のふるさと”と
思っています。

結婚して新婚旅行も妻の意向を無視して、
「北海道で思い出の旅をする!」
と主張して、強引に付き合わせました。

そんなところに住むA子さんですから、
何とか救済をしたいのですが、
ワタシの話す事が
どのくらいご理解頂けたか・・・。

なんせ電話なんで、
伝わらないんですよね^^;。

たとえ話として・・・

タクシーに乗って移動して、
移動した先でお金を払わないと、
これは「無賃乗車」で
警察のお世話になります。

でも、タクシー乗車後に
「請求書を会社に送って下さい」と依頼し、
それを運転手が了解し、
後日請求書を送付。

これを支払わない事で、
警察のお世話になる事はありません。

無論、道義的責任はありますが。

同じ、
「タクシー代金を支払わない」
という行為なのに、
逮捕される場合と逮捕されない場合がある、
という事です。

ここに、
「刑事と民事の境界線」がある、
という事です。

繰り返しますが、
道義的責任はあるんですけどね。

納得しない契約上の約束を
履行しない事で、
道義的責任はあるのですが、
これで逮捕される事はないのですから、
ご自身の優先順位を考えて、
事業を遂行すれば良いのではないでしょうか?

契約が絶対!と思うのは間違いです。
契約とはそういうものなんです。

納得がいかないモノや
ノウハウの支払いはしなくても逮捕されない。

ですから、納得いかせるように、
FC本部が頑張れば良い、という事ですよね。

だから、融資を受ける事も契約。

納得いかなければ・・・・・
借りた側に選択肢がある、という事です。

真の意味で、
「弱者救済」をしようとすると、
強者にある程度泣いて頂かなければなりません。

そういう意味でも
我々の仕事が存在する事を解って頂きたい。

自己破産しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃいけない!!

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筆者:たちばなはじめ