実は10日ほど前に、
福岡のとある女性から
メールでお問い合わせ頂いていました。

「たちばなさんの
博多でのセミナーを聴いた友人から
勧められてメールしました。
是非相談に乗って欲しい」との事。

「福岡ですと、おいでになるのも、
ワタシは現地に向かう
交通費も大変でしょう。
よかったらお電話下さい。」

と返信すると、
5分後に電話がかかって来ました。

声の具合からすると・・・・
ワタシとほぼ同世代かなぁ~、って感じ。

R子さんです。

R子さんは、
重度の婦人病を患い現在は自宅療養中。

71歳のお母さんに
面倒をみてもらいながら、
一緒に暮らしています。

現在の二人の「食い扶ち」は、
そのお母さんの年金に頼り切っています。

お母さんの旦那さん、
つまりR子さんのお父さんは、
6年前に亡くなっていますが、
生前飲食店を営んでおり、
小さくない負債を
抱えたまま亡くなりました。

約2500万円。

お父さんが保証人になっており、
そのお店が担保に入っていました。

お父さんの死後にお店を手放し、
債権者側がそれを売却。

その後「まだ負債が残る」と主張し、
その残債をお母さんに請求。

「如何なる近親者であっても、
保証人でない人間に
債権者が肩代わり請求する事は、
第三者請求である法律違反。」

という事実を声高に叫んでいる
ワタシではありますが、
そんな事を知る由もないお母さんは、
債権者側の言われるがままに
お父さんの死後、一度も遅滞なく弁済を継続。

お母さんは、
隔月で振り込まれる年金収入の
約30万円弱の中から、
13万円(約半分)を銀行に返済。

一度、
債務整理相談に出かけたそうですが、
「40万円の費用がかかる」との事で断念。

因みに、そのセンセイは、
第三者請求に関してのアドバイスは無かったとの事。

しばらくして、
娘のR子さんが病に陥り、
更に家計が困窮。

二か月間返済不能状態であったところに、
ワタシのHPを知り
「相談しようと思った。」との事。

ワタシから、電話でアドバイスを。

「妻であろうとなんであろうと、
どんな近親者であっても保証人でなければ、
負債の責任は負いません。

そのアドバイスを受けなかった事に
オドロキですが、
うがった見方をすれば、
別の意味でアドバイスしなかった可能性も
否定できません。

法律上、そもそもお母さんには
返済の義務は無かったんです。

今まで取られてしまった部分を
取り返す事は、
我々には出来ませんが、
今後支給される年金については、
年金の振込口座を変更する事で、
債権を持つ側は、
口座引き落としが出来なくなりますから、
今後支給される年金の満額を
生活費に充てる事が出来ますね。

口座を変更する事くらいは、
わざわざワタシが福岡まで
行かなくたって出来るでしょう?

ワタシが福岡まで
出向く費用が勿体ないから、
ご自身でおやりになってみては?」

とこんなやりとり。
電話で約70分お話ししました。

そして昨晩、
そのR子さんから改めてお電話。

「昨日の年金支給日には
間に合いませんでしたが、
6月からの支給までには、
口座変更してくれるそうです。
たちばなさんありがとうございました。」と。

R子さん、

「たちばなさん、
アドバイスの費用の
お支払をしたいのですが・・・」

との事。

「”年金振込の銀行口座変更
したらいいですよ”
って言っただけで、
お金なんか取れるわけありません。

だいたい、電話でしか話していない、
顔も合わせた事も無い人から
そんなお金貰ったって、
ワタシだって気味悪いです。

そんな費用はワタシから
”踏み倒して”下さい。」

と申し上げました。

生真面目なR子さんの
人柄が伺えました。

ただ、今回の問題は
生真面目さゆえに起こった問題です。

債権者の一方的且つ
違法な主張に対して、
生真面目さゆえに
弁済を継続してしまった、という事。

「取れそうなところからは、
どこまでも取る。」という
銀行のスタンスが見え見えなcaseでした。

これが、R子さんや
お母さんが違う人格で、
少しでも返済先の銀行に対して
いくらか抗弁していたら
どうだったでしょう・・・・・

おそらく、今回の状況には
ならなかったのではないでしょうか??

ウラを返せば、

「金融問題においても、
交渉行為は重要であると言える。」

という事。

もっと言うと、
「正直者がバカを見る。」
という事。

誠に残念な事ではありますが。

大手企業が経営不振になり、
経営再建チームなどを作れば・・・・・
あっという間に債権放棄。

あっという間に金利減免。

中小企業に、
そんな施しがされたなんて
聞いた事ありません。

まして、個人の
70過ぎのおばあちゃんに
そんな事がされるはずがありません。

第三者請求に限らず、
正確な知識を持つ環境が無い事は
まことに遺憾、という事。

知らない事によって発生する不遇は、
日常的にはびこっている、という事です。

その電話の後、
愛知県から当社HPにお問い合わせ。

その後の電話で、
50代の男性学習塾経営者。

合計で1000万円ほどの
マルホ融資の負債の模様。

担保設定も無く、
本人にも資産が無い模様。

採算が合わないとの事で、
事業を清算すべく、
清算の手続きと負債の処理に
相談に行ったところ、

「急いで処理して
急いで債務整理しましょう。
時間がありません。」

と言われたとか。

そんな折、
奥様がネットサーフィンで、
ワタシのHPを見つけ、
ご連絡下さったとの事。

なんで「時間がない」と言われたのか、
意味が解りませんが金曜日に、
二度目のアドバイスを
受けに行くとの事。

「翌日の土曜日に、
東京にお越しください。

債務整理のアドバイスと、
翌日にワタシがするアドバイスと、
どちらが良いか、
ご自身でお決めになって下さい。」

と申し上げ、
電話を切りました。

この件は、また後日
ご本人の了解が頂ければ
進行状況を書こうと思います。

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ありますのでご容赦下さい。

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筆者:たちばなはじめ