本日はアカデミックに
メルマガをスタートします(笑)

「保証」(goo辞書より)

・間違いが無い、
大丈夫であると認め責任を持つ事

・債務者が債務を履行しない場合に、
代わって債権者に
債務を負う義務を履行する事。

昨日福岡に行って参りました。

長崎県のご夫婦で営む
企業の窮状を知って。

一週間ほど前に
当社HPにお問い合わせ頂いたんです。
50代前半のMご夫妻。

旦那様が社長。
奥様が会計を預かり、
文字通り夫唱婦随の企業。

お子さんはすでに独立され起業。
別の業種の事業を営んでいます。

奥様は、
ワタシのメルマガの熱心な読者。

ご本人曰く、
「case1から全て読破した。」との事。

M夫妻の業種は
これから7月頃まで閑散期。
毎年この時期に資金繰りが
キツくなるのが定例との事。

この現状を打破すべく、
「たちばなはじめに問い合わせよう!」
と奥様が旦那様を説得され、
この度の面会になりました。

最初は、
「夫婦揃って、
上京してご相談に乗って頂きたい。」
とメールでは頂きましたが、
夫婦二人で長崎から上京されれば、
交通費だけで約10万円。

ワタシが新潟から福岡に出向けば、
5万円でお釣りがくる。

ワタシから、

「交通費はそちらに
ご負担いただきますから、
ワタシがそちらに行きます。

福岡空港までお越しください。

そうすれば
交通費が半分になります。」
と申し上げ、

新潟→福岡の日帰り出張が決まり、
昨日実行したんです。

福岡空港に11:30に到着。

ターミナルの中の喫茶店で
M夫妻とお目にかかりました。

負債総額は約2000万円。
毎月元利返済は約30万円。
担保の設定はなく
マルホで代表者保証のみ。

金融機関に新規融資の
依頼をしたところ不調。

リスケ要請しようか検討中との事。

旦那様名義で自宅を保有され、
あと二年少々で
住宅ローンは完済間近。

会社の事務所と
土地は自社物件。

実質的な担保状態になっています。

自宅の確保と
会社の事務所土地の扱いについては、
ワタシから
リースバック方式を踏まえて、
手法を適宜話しましたが
ここでは書けません。

その他では、
新規融資を依頼して
不調だったという事は、
もうそこの銀行は
M夫妻とまともに付き合う意思がない、
という事。

新規融資が受けて
貰えないんだったら、
リスケは受けて貰えるかも、
と考えるのは早計。

中小企業金融円滑化法が終了し、
ワタシの所に
「今後のリスケが受けて貰えない。」
と相談においでになる件数が
増えている事。

また、そもそもリスケは
問題の先送りでしかなく、
根本的な問題解決になっていない事。

リスケするくらいなら、
保証協会に代位弁済してもらって、
保証協会に返済した方が、
元金が減るので結果的に得をする事。

などなどを踏まえ、
150分の面談になりました。

M夫妻、夫婦で良く検討して
コンサルテーションを受けるか
決めたいとの事。

返事を留保されたので、
次の連絡を待ちます。

面談の終わりに、
旦那様にある質問をしました。

「Mさん、保証協会って・・・
誰を保証してくれるところだと
考えていますか?」と。

Mさんは、

「我々中小企業だと思います。」

と答えました。

「そうですね。
そう考えるのが一般的ですけど、
ワタシはぜーんぜん違うと思います。

中小企業が債務返済を
履行出来ない場合、
保証協会が代位弁済して
支払ってくれる。

ここまではいいんです。
でも保証協会はその後、
直ちに中小企業に対して
返済を要求しますよね?

これって保証って言うんでしょうか?

ワタシはこれは
”一時立て替え払い”
って言うと思います。

資金繰りが厳しくって
銀行に返済できないのに、
保証協会にだったら
返済出来るって・・・・
そんな理屈はあり得ないでしょう?

保証協会に移行したって
払えないモノは払えないでしょ?

そこで銀行に

”保証協会に移行したら、
タイヘンな事になる”

なんて脅かされて、
個人の蓄財まで拠出して
何とか支払おうとする。

これを保証協会は満足げに受け取る。

こんなものはフツーに考えて
保証なんて言わないでしょう?

完全に保証されているのは
中小企業でなくて、銀行なんですよ。

しかも、
Mさんは信用保証料を支払っている。

銀行の債権を充足させるために
中小企業が信用保証料を支払っている、
という事。

まったくナンセンスな
商業取引形態になっている事に
気が付いて頂きたい。

中小企業が自らの意思で
銀行に”マルホで融資して下さい”と
お願いするケースは稀です。

プロパーで融資するか、
マルホで融資するのかを決めるのは
中小企業ではありません。
銀行が勝手に決めるんです。

そして、
銀行と保証協会が審査を行い、
融資を決定する。

ここに中小企業の意向は
一切反映されませんね?
全部二者が決めているんです。

その融資決済の回収が
出来なくなった二者の見込み違いを、
二者が一切負わず、
中小企業が一手に
その責任を問われる・・・・・
こんなイビツな融資形態は
世界の先進国の中でも日本だけ。

世界的にはナンセンスなんです。

貸金業者である
銀行の債権を充足させるために、
中小企業がその費用を捻出する。

無論金利は別途に支払った上で。
こんなものはナンセンスなんですよ。

だから、払えなくなったら
リスケなんかして先送りせず、
堂々と返済を
止めたらいいんですよ!
国内法はそれが出来るようになっています。

”受益者負担”が
当たり前の資本主義経済社会で、
この融資形態はまさに”与益者負担”。

ワタシはね・・・・
保証協会って言う名前を
変えた方が良いと思うんです。

「銀行債権保証協会」とか
「中小企業債務”
一時立て替え払い”協会」
とかね(笑)。

本来の「保証」という言葉の意味とは
逸脱した融資行為が公然と行われている。

こんな歪んだ商業実態も
ワタシはガマンができません!

今はまだ、
ワタシの申し上げている事は、
社会的にはマイノリティと
されている事は良く承知しています。

でも、この意見が
ずっとマイノリティであるうちは、
日本の中小企業は
良くならない!って思います。

今回の福岡出張・・・・・

11:30 福岡空港到着。
12:00 M夫妻との面談開始
14:45 M夫妻との面談終了
15:00 その場でそのままデスクワーク
15:45 義父と妻に頼まれた土産を購入
16:00 お問い合わせメール対応
16:30 新潟行飛行機の搭乗手続き
19:00 飛行機新潟着

福岡滞在時間は約6時間。
空港から一歩も出ずに
出張が終了しました^^;。

自己破産しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃいけない!!

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ

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