case223「重なった二つの勘違い」の件

本日は、
神奈川県内で負債に苦しむ
ご相談者について書きます。

70代女性のY子さんです。

横浜駅西口向かいの
ホテルラウンジでお目にかかりました。

「70代女性」と聞いてイメージするような、
おばあちゃんと言うイメージではなく、
大変若々しい印象を受ける方でした。

ただ、表情を含めて
「かなり人生に疲れた」ご様子。

数か月前に横浜市内で
ワタシのセミナーを聴講された方のお母様でした。

亡くなった旦那様が遺した
負債の弁済をしていた、との事。

旦那様が亡くなった時点で、
2300万円の負債。

子供が独立し夫婦二人で住んでいた自宅を
900万円で売り払い弁済。

残った1400万円の負債の処理については、
毎月約10万円ほど支払い続ける事で合意。

4年6か月もの間返済を続けていたとの事。

お勤めとパートタイムを掛け持ち、
月収は約25万円。

ところがここ今年に入って
体調を崩し仕事が出来なくなり収入が半減。

最低限の生活費で切りつめても、
返済原資をねん出するに至らず、
返済の滞納が続いてきたところで、
債権者側がY子さんの銀行口座を凍結。

約40万円を差しさえたんだとか。

Y子さん曰く、
「押さえられた40万円は、
間もなく結婚を予定していた
息子の為に準備していたもの。

隠していたという認識ではない。
でも自分の脇が
甘かったんですね・・・。」との事。

ただ、今後の生活について
どのように動けば良いか解らず、
息子さんの勧めを受けて
ご相談においで下さいました。

ワタシはこのように言いました。

「Y子さん、
あなたは二つの勘違いをしています。

1つは、亡くなった旦那さんの
遺した負債に関して弁済義務が無い事。

もう1つは、
銀行口座の差押えの定義についてです。

どんなに近親者であっても、
保証人欄にY子さんが
押印していなければ、
Y子さんに弁済義務はありません。

ただ、銀行の弁済依頼について、
あなたが応じてしまったから、
銀行は”善意”としてY子さんの
弁済を受け取っている、という事です。

大変勿体ない勘違いです。

それともう一つの勘違い。

銀行口座差し押さえについてですが、
口座差し押さえの事実は
”通達文”によって
お知りになったと思いますが、
その通達文は同様にY子さんが
口座を保有されている
銀行に対しても送付されています。

差し押さえ通達文は
配達証明郵便で送付されるので、
送着時刻が特定できます。

その送着時刻が仮に
10:00ちょうどであったと仮定すると、
その10:00時点で
口座に残っているお金が
差し押さえになるのであって、
10:01以降に入金になったお金は
差し押さえになりません。

差し押さえ通達文が
Y子さんのお手元に届いてから、
あなたは諦めてしまい
その銀行にお出かけに
なっていないようですが、
是非出かけて下さい。

その時期から偶数月の一日は
二度到来しています。

年金二回分のお金は口座から
引き出せるはずです。

是非行ってみて下さい。
主張してみて下さい。

ATMで普通に引き出せるはずですよ。

年金の振込口座を負債の残っている銀行から
今まで取引をした事のない銀行に
変更しておくこともお忘れずに。」

Y子さんは、
ワタシとの面談が終わり、
急いでその銀行へ。

その日の夜に、再び私に電話。

「たちばなさん!
無事引き出せました!感激です!」と。

口座に残っていた
17万円が引き出せたと。

旦那さんが遺した負債については・・・・
ワタシからこのようにアドバイスしました。

「負債が残っている銀行口座に
残高を残す行為を止めて下さい。

お仕事の給料の
振込口座変更をして下さい。

無論借金が残っていない銀行にです。

債務整理などをする必要はありません。

そもそもこの負債は、
亡くなった旦那様のものであって、
Y子さんのモノでないのですから、
債務整理する必要はないんです。

そのまま放置。

銀行からの請求行為については無視。

あなたの借金じゃないから。
これでいいです。

無理に我々と
契約する必要はありませんが、
もし”心細い”とおっしゃるなら、
契約して”後ろ盾”にはなります。

お金はいくらか頂きますけど、
高いと思えば自助努力。

安いと思えば契約。
これを決めるのはY子さん自身です。」

Y子さんは、
我々との持続的な契約を選択しました。

費用対効果に見合うと判断したようです。

Y子さんは、
二つの勘違いで大きな損失を負っていました。

旦那さんの借金で
自分に弁済義務があると思っていた勘違い。

差し押さえ通達文が
送り届けられた時点で
永久に口座が
差し押さえられると思っていた勘違い。

「なんでこんな事をしらなかったんだ!」

と思う読者もいらっしゃる事でしょう。
でも、これが現実です。

こういう人が世の中にゴマンといる、
と考えると・・・・・・・

一見、大損を負ってしまった、
「可哀そうなY子さん」は、
もしかしたらラッキーだったのではないか?
という事。

それはたまたま
息子さんの勧めがあって、
勇気をだしてワタシに
悩みを打ち明けたのですから。

ラッキーと言えばラッキー。

結婚して母親の元を離れる予定の息子さん。
Y子さんは横浜市内で独居になります。

ワタシはチョイチョイ
横浜に行きますので、
私がしばらくの間は
「ついでの用事」がある時に
Y子さんの所に
顔を出す事になりそうです(笑)

まぁアクセスが良いところなんで、
手間でもないんですけどね^^;。

現在、一度会っただけのワタシに
全幅の信頼を置いて接して下さるY子さん。

これはこれで嬉しいのですが・・・・・。

反対に言えば、
だれでもすぐに信用してしまう
Y子さんである、とも言えます。

つまらぬ詐欺に引っかからぬように、
目を光らせようと思います。

お年寄りほど、
「コンサルタント」などという人間には
警戒心が強くなければいけない、
とは思いますが、
お年寄りほど、
正しい情報を得る環境が欠落しており、
強いジレンマを感じています。

自己破産しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃけない!!

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ