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さて先日、
近隣県のとある男性から
メールにてお問い合わせ頂きました。

下記に列記しますが、
匿名性確保の為、
一部文章を加工致します。

また長文に亘っていたため、
文章を簡略化し、
全体の主旨が変わらないように配慮しました。

———————————————————
初めまして。
いつもメルマガを拝見して勇気を頂いております。

たちばなさんって2008年度の
青年会議所の新潟ブロック副会長だった
〇〇(ワタシの本名)さんですよね?

ワタシ、当時お隣県の▲▲ブロックに
出向していたWと申します。

多分たちばなさんは私の事は、
憶えておられないと思います(笑)。

Facebookでタグ付けされていた、
たちばなさんの写真を拝見し、

”これって・・・
新潟の〇〇さんじゃない?”
って思って懐かしくなり、
イロイロとたちばなはじめさんの
情報を集め、
現在は資金繰り改善の
コンサルをされている事を知りました。

めちゃくちゃメルマガも読ませて頂きましたよ。

かなりのご苦労をされながら
副会長をお務めになったんですね。
頭が下がる思いです。

副会長当時から、
なみなみならぬパワーを感じていましたし、
”この人になら・・・”と思って、
ご相談のメールをしようと思いました。

実は、ワタシは
産業廃棄物を取り扱う会社の
世襲経営者です。

現在の役職は専務です。
41歳。
妻と二人の子供がいます。

父と母と同居しています。

父親が70代後半になり、
来年春に社長を引き継ぐ予定です。

取引銀行に報告も兼ねて、
父と出かけたところ、
「保証人の追加」を要請されました。

年商は直近で約2億7千万円。
借入金は約2億円です。
リスケ等はしておりません。

ただ売り上げが減少傾向にあり、
資金繰りがキツクなり、
父とリスケ要請を検討していたところでした。

因みに父は現在、
無給状態が4か月目に入ったところです。

毎月の元利返済は200万円を超えます。

ワタシの給料も同じタイミングで
30%ほど減額しました。
社員給料はまだ現状維持しています。

銀行と信用金庫と取引があります。

8割ほどが保証協会。
2割ほどがプロパー融資で、
自宅が担保に入っています。

住宅ローンは残っていません。
築40年以上経過しています。

保証人になるのは
本意ではないのですが、

”会社の跡継ぎだし、
銀行には逆らえない”

と思い、
社長就任のタイミングに合わせて、
銀行からの保証人依頼を
受けようと思っていました。

そんな時に、たちばなさん
(いや、私にとっては〇〇副会長ですが)
の存在を知り、
是非とも相談をさせて頂きたく思い
メールした次第です。

父親の話しを
聞いているだけですが、

”メイン銀行には融資を断られた。
一応交渉してみるが、
信金の答えも同様だろう。”

との事。

父親の事を思えば、
当然社長を引き継ぐのは当然であり、
仕方ないなと思っていましたが、
たちばなさんのメルマガを読んで
考えが変わりました。

”銀行や信金の
言いなりになってはいけない!”

という思いを、
たちばなさんに教えられました。

たちばなさん、
いや、〇〇副会長なら、
いかがお考えですか?

是非ともお知恵を拝借したいです。
宜しくお願い致します。
————————————————————–

早速Wさんとお目にかかりました。

面談料と交通費として
1万円を頂戴しました。

「お久しぶりです!」と
ご挨拶頂きました。

ワタシも、ウッスラと
Wさんのお顔を記憶していました。

お目にかかって、
30分くらいは青年会議所時代の
思い出話だったと思います(笑)。

在籍経験のある人は
お分かりになると思うんですけど、
青年会議所って不思議なところ。

当時、殆どWさんとは
話していないはずなんですけど、
青年会議所に在籍していた、
っていうだけですっかりと
同志になるんです。

親しくお互いの事を話しました。

そして本題に・・・・。

頂いたメールに追加して、
Wさんの事業所の事情や、
お父様から聞き及んでいる
銀行や信金との取引内容、
交渉の経緯、
担当者の変更のタイミングなど、
詳細に更に40分ほど話しを伺いました。

銀行には
新規融資を断られていますし、
リスケは容認のスタンスとの事。

Wさんが保証人になれば
融資を検討するとの事。

信金にはまだ提案はしていないとの事。

ワタシから、言いました。

「結論から申し上げますと、
保証人は受けるべきではありません。

メリットが無いから。

保証人を追加すれば融資を検討する、
と言うのは口八丁と
考えるのが妥当です。

後になって
”リスケは融資と同じ”
とかなんとか言って
融資を断るのは目に見えています。

保証人になってはいけません。

保証人になる事と、
事業を継続するのは次元が違う話。

保証人をやったから
事業を続けられるもんではないでしょう?

銀行と良好な関係を築く為に
会社を運営するのではありません。

事業を続け、
儲けを出すために会社を運営するんです。

銀行や信金が、
会社を運営する為の
”足かせ”になっているんだから、
今以上取引をする必要ありません。

銀行からの保証人の追加依頼に悩む、
後任経営者のご相談は、
ワタシも複数頂いています。

一番効率的な”断り文句”ありますよ。
教えてあげます。

【”追加の保証人にワタシがなれ”と?
いいですよ。なりましょう。

でもね、銀行さんはワタシに
2億円の弁済能力がある、と思うから、
ワタシに保証人になれと
おっしゃっているんですよね?

だったら保証人になりますから、
ワタシに2億円を追加で融資して下さい。

それやってくれたら
追加で保証人になりますよ。

当社の口座に二億円の融資入金を
確認したら即座に保証人になります。

ダメですよウソついちゃ!

あなた私に2億円の弁済能力が
あると思ってるんだから!

吐いたツバ飲んじゃいけませんよ!!】

こんなことを、
多少大きめの声で主張されてください。

どうせ付き合わない銀行なんだから、
良い印象持たれる必要ないでしょ?

ついでに言いますが、
ワタシリスケもすべきでないと思います。

リスケは問題の先送りでしかなく、
根本解決ではありません。

まして、
今後付き合わないスタンスの銀行なんだから、
利息払うのも勿体ない。

お父さんは無給。
あなたは安月給。

お子さんがいるのに、
銀行に利息払って自分は痩せ続ける・・・・
って普通の発想じゃありません。

ちなみに、そういう事があった事を
銀行は外部に流布できません。

守秘義務に反するからです。

情報漏えいのリスクは
銀行はどこよりも良く知っています。

ですからあんまり気にしなくていい。

ですから、
銀行への返済は元金も利息も止めるべきです。

保証協会についての
融資については・・・・・・・・
ですから、
こういう仕組みになっている事を踏まえ、
事業継続を模索すればいいですよね。

それは今考える事ではないです。

返済を止めて、
資金繰りが安定してきてから
考えても十分間に合います。

中期・長期的展望に立てないから、
Wさんはワタシに電話してきたんでしょ?

だから、
まだそんな先の事考えなくていいです。

(・・・・・・・点線の部分は、
”保証協会の仕組みと制度のゆがみ”
として後日記載します)

とは言っても、
お父様が70代後半。

現在の社長はお父様ですから、
正直言って70代以上の社長に
我々の考えをご理解頂くのは
大変に困難かと思います。

あくまでも経験上の話ですが。

ですから、今、
ワタシに仕事を依頼するのではなく、
Wさんが社長になってから
当方に依頼されてはいかがですか?

それか、お父上とワタシと
再度面談をされるなり、
セミナーにお越し頂くかすれば話は別ですが。

Wさんは、思案顔。

「早急に父親と協議してみます。

息子として見ても年齢の割には
柔軟な発想の出来る親父と思いますので、
たちばな情報を話してみる価値は
あると思います。」と。

Wさんとお別れしました。
後日お電話下さるとの事。

お父様のリアクション次第で
どうするか決めると。

お父さんが難色を示しても、
自分が社長になったら、
当方に仕事を依頼すると。

こういう言葉を残してお話しは終わりました。

面談時間は二時間十五分。

青年会議所時代の思い出話をしなければ、
もう30分ほど
短縮できたのではないかと(笑)

高度経済成長期に
雨後の筍の如く出来た無数の中小企業。

現在も約400万社ほどあるとされています。

現在その中で
生き残った企業の中での世襲企業は、
世代交代が二代目三代目と連なっており、
経営の素地が出来上がった状態のまま、
現場や帳面を知らずに
社長になっている方が、
数多くいらっしゃいます。

かつてのワタシもそうでしたが、
知らない事は仕方ないとしても、
学ぼうとしない事はタイヘンな罪です。

独身で一人企業であればまだしも、
家族がいて、従業員がいれば、
その無知がもたらす被害は甚大になります。

Wさんに、
「気づいて頂けた」事は、
ワタシにとってもWさんにとっても
大きな収穫であったと思います。

追伸・

文中のWさんには、
「この案件、匿名でメルマガに書いても?」

と伺い、

「ワタシも他の方の情報で、
たちばなさんに
お問い合わせする勇気を得ました。

ワタシの情報が
他の読者の為になるなら!

でも匿名性確保はお願いします^^;。」

と、快諾を頂いた上で記載しています。

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ