本日は、二つのご相談案件について
書こうと思います。

一つ目

千葉県内で、
とある食品販売事業と
自然開発事業を営む60代男性社長、
Rさん。

一年ほど前に都内で
ワタシのセミナーを聴いたとかで、
当方にメールで
お問い合わせ下さったんです。

健康食品としてそれを生産し
販売していたんですが、
とあるマスコミ報道により
売り上げが劇的に減少。

自然開発事業で
食品事業の穴を埋めるに至らず、
ここ数年は慢性的に赤字状態。

貯えを食いつぶしながら、
ゴマカシゴマカシの
経営を続けて来た模様。

今年に入り、
とうとう銀行にソッポを向かれ、
資金が底をつきつつあると。

「一年前にセミナーを
お聴きになった時に、なぜご相談に
おいでにならなかったんですか?」

と訊くと、

「セミナーを聴いて元気になった。

だからこそどうにかなる、
と思っていた。」とRさん。

銀行の借入総額は1,7億円。

銀行への返済は、
リスケはしているものの、延滞は無し。

数年前に自宅を売却し、
返済原資に充てたとかで、
現時点での保有資産は
奥様が受取人になっている生命保険のみ。

取引先数社への未払いが
1500万円ほどありました。

「なんとか銀行の返済だけは、
と思いながら事業を続けて来た。」との事。

二つ目

長野県内で、
建築資材販売会社を営む
50代男性のKさん。

資材販売先の一社が破たん。
それによって連鎖して
未回収が増え資金不足に。

銀行に応援を依頼したが、
リスケ対応のみ。

経営改善の原資を捻出出来ずに、
利息払いだけは毎月実行。

取引先数社にも
850万円ほどの未払いが生じ、
二か月後の資金繰りのめどが
立たないとの事。

借入総額1,1億円。

自宅を保有しているが、
父親との共有名義。

父親は借入金の保証人では
ありませんでした。

その他の保有資産は、
妻が受取人になっている生命保険のみ。

このお二人にほぼ同じ事を言いました。

「生命保険は、
奥様に契約者変更して下さい。

それであなた方の資産じゃ
なくなりますから差し押さえになりません。

詐害行為でもなんでもありません。

被保険者がご本人で
契約者と受取人が奥様である事は、
法的に何の問題にもなりませんから。

その上で・・・・・

あなたが、”弱い者いじめ”を
している事に気づいていますか?

非常にズルく、
悪意のある経営を
していらっしゃるんですよ。」

お二人とも、
ワタシの言う事に「キョトン?」と
していました。

無論、
「そんな自覚はありません。」
とお答えになりました。

「事業はお客様からお金を貰って、
そのお金を貰う為に、
取引先からモノを仕入れる等の
取引を行って、
更にお客様とのパイプを強くする。

お客様とのパイプを更に強くする為に、
取引先とのパイプをさらに強くする・・・・・
事業はこのサイクルを繰り返していくんです。

貴社の現状、
そのサイクルの中のどこに・・・・
銀行が絡んでいるんですか?
絡んでいないでしょう?

貸金業者は、
カネを貸してこそ
取引先であるわけだから、
その貸金業者が”カネを貸さない”って
言っているんだから、
貴社にとっては必要のない
取引先ではありませんか?

・お客様がいないと商売できない

・取引先が無いと商売できない

・銀行なくても商売できる

貴社が切るべきところはどこか?
って言う話です。

ところが、あなたは商売に必要な
取引先の支払いを遅らせ、
商売に必要なくなった
貸金業者に支払いを実行。

銀行は巨大で力があり
そうだから支払い、
取引先は小さくて力が無さそうだから
支払いを遅らせる。

これって、
いじめっ子に媚を売って、
そのいじめっ子と一緒に
弱いものをいじめている事と
発想は同じ。

あなたは弱いものいじめを
しているんですよ。

非常に狡猾でズルい経営者なんですよ。
あなたは。

銀行に1億円の
支払いや返済が遅れても、
銀行は絶対にツブれません。

銀行員の仕事も無くなりません。

でも、取引先に
100万円の支払いが遅れたら、
その取引先が不渡りを
起こすかもしれない。

そうなればそこに勤務している人達や
その家族は路頭に迷うかもしれない。

どちらの発生確率が高いか?
という事です。

ですから、失礼ながら、
あなたの事業運営のスタンスは
弱い者いじめの発想と
同じスタンスなんです。

いたずらに強者に盾突く事が良い、
と言っているワケじゃないんです。

正々堂々と”交渉”をして、
対等な立場で
堂々と折衝していいんですよ。

法的にはあなたの立場は
ガッチリ守られている事は
セミナーで既にお話ししました。

”そんなことをしたら、
どんな目に遭うか・・・”

と心配されている事と思います。

そりゃそうでしょう。
彼らだってビジネスですから。
いろんな策を講じます。

でも我々は彼らが債権者として
どんな動きをするかの
大半を把握しています。

動きを把握しているんですから、
それの対応策も把握しています。

皆さんが不安に思う理由の全てが
”無知”による事ですから、
その無知が無知でなくなれば、
漠然とした不安感や恐怖が
払しょくされるんです。

ワタシは

”弱気を助け、強気と対峙する”

経営者を応援する
コンサルタントです。

あなたがしてきた、
”弱い者いじめ”に
気づいて頂けましたか?」

この二人の経営者の救済は
先日から動き始めました。

よほど不安なんでしょう。
一日に数回電話がかかって来ます。

そのたび言います。

我々が言う事はいつも一緒。

「大丈夫大丈夫。
全然大丈夫ですから。

二か月ほど放置しておきましょう。

彼らが動き出してからでいいんです。

現時点でこちらから動くべきことは
ありません。

来たるべきタイミングに向けて
指示した準備をしておけば大丈夫ですよ。」

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発行者:株式会社MEPたちばな総研
筆者:たちばなはじめ